「いつか平穏な日々が戻って来ると信じて…」感染列島 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
いつか平穏な日々が戻って来ると信じて…
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Amazonプライム・ビデオで2回目の鑑賞。
冒頭から中盤に掛けての描写にとてつもない恐怖を覚えました。初めて観たときは、ブレイムが感染拡大していく様をエンタメとして捉えられていました。しかし、新型コロナウイルス流行という現実に直面している今観ると、本作の描写がとてつもなくリアルであったことに戦慄しました…。
医療関係者の葛藤やウイルスとの果てしない戦いなど、現実にも繰り広げられているであろうドラマが展開されていて、危険を省みず、奮闘して下さっている方々に深く感謝すると共に、“誰か”では無く、我々一丸となって、この危機に立ち向かっていかなければならないなと感じました。小林栄子の呼び掛けに賛同し、手を挙げた医師や看護師たちのように…。
劇中では、パンデミック開始から約半年でワクチンが開発され、流行は終息へと向かっていました。現実でも、早く元通りの日常が戻って来ることを祈るばかりですが、東京での感染者数が緊急事態宣言発令前の数字を越えるなど、第二波の兆しが見え始めています…。仁志博士の言葉のように、ウイルスと共に生きていくにしても、やはり対抗手段が無いと厳しい…。1日でも早く、ワクチンが開発されることを願います。
いつか平穏な日々が戻って来ることを信じて…。
【余談】
市立病院の一医師が、ブレイムの始まりの地である国まで赴くなんて、リアリティーに掛けるなぁ、と思いました。空港での防疫体制どうなってんねん? ―とか、そもそも渡航禁止になってないんかい!? ―とか、ツッコミが絶えませんでした(笑) 街中歩くときもマスクしてなかったし…。
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