ラスト・ブラッドのレビュー・感想・評価
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何とも惜しい
仄暗い背景で、雨の中の戦いは最高に格好良い。この通りアクションについての描き方に関しては問題が無いのだが、問題はその内容にある。日本が原作の物語だが、香港とフランス合作という事で、その利点と汚点が綺麗なまでに露骨に現れているのである。両国ではドッカンドッカンウケるのかも知れないが、我々日本人には受け入れられる様な物が無いだろう。かろうじて日本人キャストで小雪が出ている事が唯一の話題であり、日本でも報道された位である。
91分という短い本編だが、アクションに下手に力を入れ過ぎたせいなのか、ストーリー展開が異様に退屈である。ある程度の筋道は立ててくれるが、結局はアクションシーンの「つなぎ」程度の物でしかない。原作を見ていればある程度の情報があると思うが、全くの無知で鑑賞すると中々ストーリーが入ってこず、置いてけぼりになる。ただでさえ取っ付きにくいジャンルなのにそんなストーリーではより観る気が滅入ってしまうではないか。また、本作のもう1つの致命的な欠点は、想像以上のB級という事だ。人が化け物に変身するシーンは思わず失笑してしまった。何故なら日本の戦隊ヒーローの変身シーンに毛が生えた程度のものだったからだ。派手なCGを利用しない戦闘シーンの完成度が高いだけに、その滑稽ともとれる完成度にはガッカリだった。ユーロスタイルとアジアアクションを組み合わせるとこんな突然変異が起きてしまうのか。非常に勿体ない。
もぉなんも考えずに
鬼じゃなくてゾンビだし。
ナンセンスだらけでツッコミどころ満載、全てのシチュエーションが破壊的。
まぁ、あんまり深く考えずに、気を楽にして観るアクション。
リアリズムを全く期待しないで観ましょうってゆー、振り切った作品です。
なんだかんだ、面白い。
ベタなセーラー服
『香港・フランス共同制作映画として製作され、日本では『ラスト・ブラッド』の題名で2009年5月29日に公開された。』
(ウィキペディアより)
元ネタは日本のアニメ製作会社がつくったアニメ。出てくるのは(日本人設定の)韓国人のヒロイン。舞台はアメリカ(と日本)。香港・フランスの共同製作。
監督はJet Liの代表作のひとつキス・オブ・ザ・ドラゴン(2001)のChris Nahon。日本からは小雪と倉田保昭が出向している。
主役はチョンジヒョンだが、韓国が関わっていないので、日本の描写に偏向がない。ただし小夜(チョンジヒョン)のセーラー服には、ドンキホーテで買ったコスチュームのようなベタ感があった。
序盤は楽しいが、全体としては中華剣劇のような大味感。でも、キャスティングはいい。あえてチョンジヒョンが出ているということは、この企画じたいが、チョンジヒョンから始まったのではなかろうか。
じっさいのところは知らないが、日本のアニメ製作会社がつくった日本が舞台となる話で、韓国人のヒロインを設えたことに対して、チョンジヒョンはばっちり応えていた。この役に日本人を充てるとしたら清野菜名あたりかな?あんがい難しい。と思う。
小夜と行動を共にするアリス役Allison MillerはこれとDevil's Due(2014)というPOVホラーで見た。(テレビに比重していて、映画では)わりとレアな人ではなかろうか。因みにDevil's Dueは「デビルズ・バースデイ」でメディア化されている。鈍重なPOVだが、いきなりスーパーの生肉を喰うシーンは怖かった。
小雪は悪役で、倉田保昭は小夜の師匠役。この映画で記憶しているのは小雪が般若に似ていたこと。般若とは能面の般若。ガンバレルーヤよしこよりも般若に似ていると思う。
ウィキペディアに、
『1960年代の日本のシーンでは、撮影当時に営団地下鉄(現:東京メトロ)で走っていた営団500形電車が売却先のアルゼンチンのブエノスアイレスの地下鉄で走っていたため、ロケが行われている。』
とあったが、正直なところ時代設定はよく解らない。
エンドゲームで、(妻子を失い)悲しみに打ちひしがれたホークアイが各地で悪いやつを討伐している──という設定において、日本で、われらが真田広之と戦っている。
その背景の「日本」が、ギンギラのネオン街なわけだが、おそらく外国人は、歌舞伎町あたりの情景に、ものすさまじい衝撃を受けるのだと思う。
この映画でも「日本」があんな感じのネオン街として描かれていた。
外国映画のなかでは、今も昔も、ネオンと赤提灯が「日本」をあらわしてしまう──ような気がしている。
設定甘すぎ
オニと人間のハーフのサヤがオニを倒す話
まず舞台が日本には見えない
サヤも一言も日本語を話さない
町にもあれだけたくさんのオニがいるのに、わざわざ米軍基地に潜伏して学校に通う必要があったのか?
町で大暴れしてる時に人間が1人も出てこないが人は住んでいないのか?
そして小雪演じるオニのボスの名はオニゲン…
名前にセンスがなさすぎる
期待を裏切らずオニゲンが母親
父親は鬼と闘う家系のようだが、なぜオニゲンとの間に子供が出来たのか?しかもオニゲンに殺されたらしい
サヤが昔恋人を殺してしまったのも謎
オニの本能に負けたのか?しかしオニの本能に翻弄される様子もなく、自分でコントロールできる様子
疑問しか浮かばない映画
もう少ししっかり設定を作ってほしい
原作もこんな感じなのか?
著名なジャパニメーションの名作を‥
‥を‥
香港&フランスが映画化。
‥ノーカントリー&ボーダレスな感じには仕上がってる‥。
(‥若干‥
キルビルにも似てる‥が‥。)
ワイヤーアクションは‥
◆グリーンデスティニーと‥
◆マトリックスで‥
ハリウッド市民権を得た‥。
逆に言えば‥
本作実写化に新しさは一切無い/て事~ヽ('ー`)ノ~
セーラー服が日本刀を‥/て設定にだけ‥
意義】が有ったんだろうが‥
この映画が伝えたい事はそもそも一体何だろうか?
生まれや血筋よりも‥
育ちや勇気が大事だ‥と言いたいのかな?
☆評は‥
無料VonD水準にて‥(^-^)
DVD買う度⇒①★
モ、1回見たい度⇒②☆☆
オススメ度⇒②♪♪
デートで見る度⇒①◎(R15す)
観る相方o(^o^)o】ヲタ男子の一人見が正しいか?
観た後の飲み物】トマトジュース
09年の作品‥
せめて10年前なら‥もっと染み込んだかなぁ〜?
何が言いたいのかさっぱりわからない
「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョンがなかなかよかったので、それ以来注目しています。
映画の内容は、うーん、何が言いたいのかさっぱりわからない。たぶん、これといったメッセージがあるわけではなく世界観を楽しむ映画なんだと思いますが、その世界観もあまり深く描かれている感じはしませんでした。
私にとっては、チョン・ジヒョンが出ていることが救い、という感じ。
期待していただけにガッカリ・・。ジヒョンなんでこんな映画に(悲)
私はチョン・ジヒョンの大大ファンであり彼女の映画ならなんでも観る、死んでも観る位のファンなのですが映画作品としてはB級~C級の作品です。アニメの独特の世界観とマッチしていないし、ワイヤーアクションもしょぼい。CGもいまいち。別に彼女でなくても良かったんでは・・・。救いは小雪さんの演技ですね。でも決闘シーンで圧倒的な強さを感じない(線の細い美人過ぎるから)ジヒョンよなぜこの映画に出演した・・・。4人の食卓、星から来た男、ラストブラッド・・・彼女の魅力はやっぱり30秒のCMの中でしか輝かないのか。次回作も期待もてなさそうだしなぁ・・・。残念。
チョン・ジヒョンは確かに頑張っているが
押井守原案の「BLOOD THE LAST VAMPIRE」を実写映画化した作品だが、“数百年に渡って行き伸びてきた人間とオニのハーフが、人間社会に巣食うオニ殲滅のために戦う”という、その設定がそもそも荒唐無稽なだけに、決して実写向きの作品ではなかったように思う。
なお、チョン・ジヒョンは確かに頑張っているのだが、肝心のアクションシーンを早回しやストップモーションでアクションを見せているので非常にもったいないし、やはり物足りなさも残る。これはジヒョン演じるサヤの育ての親役であるカトー(倉田保昭)のアクションシーンと比べると一目瞭然なので、そこが残念。ストーリーの展開や演出、CGの粗さにも苦笑せざるを得ないシーンが多く、B級作品という印象は拭いようがない。
I am xxx
押井守さんのファンで原作も大好きなので観た。
さらにGLAYファンなので主題歌「I am xxx」も聴きに。
どんな作品においても映画と原作は別モノだと思っているので、原作と比べてどうとかは言うつもりはない。しかし、この作品を実写化するメリットがあまり見れない映画だった。
B級…いやC級ゾンビアクションムービーに成り下がっている気がしなくもない。
セーラー服+日本刀という設定もアニメだからこそ活きたが、実際に着てみてもなんだか…。
肝心の戦闘シーンは、スローモーションを多用し、静と動のメリハリが効いていてテンポ感は良かったのだが、どうにも不自然な動きが多く、勿体ない。
そしてラスボスが小雪さんなのだが、あっけなく倒されてしまうのにはビックリ。もっと激しく戦ってもよかったのでは?
小雪さん自体は非常に自然にこの映画にとけ込んでいて素晴らしい演技だった。
原作の終り方も釈然としないエンディングだったが、それにも増して釈然としないエンディングだった。なぜ実写化してまでこの映画をやりたかったのか謎。
GLAYの「I am xxx」の「私は私受け入れたいのだ」というフレーズがあるのだが、そういうことだったのか?と解釈した。主題歌は良かった(笑)。
世界が求めるジャパニメーションの印象
2000年当時に公開された原作アニメは
斬新なテイストで一目でファンになりました。
世界観の説明不足、ツッコミ所の多い今作ですが、
もともとのアニメも48分のパイロット版的な
作品だったので、あまり主人公サヤの生い立ちや
経緯の説明はありません。
ザックリと、人間とオニのハーフの不老不死の女子が
人間の心を持ってして鬼退治する話です。
(実写版では、オープニング幕開けの電車のシーン、
セーラー服を来て米軍基地内のハイスクールに転入、
空港滑走路でのオニ退治のシーンが再現されてます)
アニメも内容というよりはデジタルの映像美と
アニメーションで魅せるアクションが見所。
実写版も何を求めるかで楽しめると思います。
(血しぶきスプラッター度は増してます)
主人公の“チョン・ジヒョン”は、見てくれも
芯のある可愛さでアクションもそこそこ、
下手な日本人がやるよりは全然いいです。
期待を裏切らないイメージでした。
日本代表“小雪”さんは……、雪女か九尾の狐
のような白い着物姿で美しかったです、以上!
あと、ちょっとうれしい倉田保昭の健在ぶり♪
監督は「キス・オブ・ザ・ドラゴン」の
“クリス・ナオン”。
プロデューサーは「グリーン・デスティニー」の
“ビル・コン”。
どちらも好きな作品なので、ひいき目に評価しちゃ
いましたが、オニのCGだけは頂けなかった。
今回、日・韓・仏合作はいいとして、せめて
オニのCGくらいはせめて米に頼んで欲しかった。
アニメに比べてかなり格好悪いのが残念。
ジヒョンの、ジヒョンによる、ジヒョンのための映画 プラス 小雪
チョン・ジヒョンの大の付くファンなので、
それだけで大満足の作品でした。
物語はジヒョン演じるサヤが父の仇である人間界に巣付く
オニのボス、オニゲンを倒すまでの91分の物語です。
終わったとき、時間が凄く短く感じられたのは、
実際に時間が短かったこともあるようでした。
オニゲンに扮するはジャパンビューティの小雪です。
最初っからサヤの日本刀が冴えます、踊ります。
時は1960年代の日本。
戦国時代に生まれたサヤはゆうに300歳を越える女性
なのですが、永遠の命を手にした女性です。
彼女はオニゲンに近づく為に、アメリカンスクールに
潜入します。(アメリカンスクールだから私服でよい
はずなのですが、日本人女性であるという事を強調する
為なのか、それともファンサービスなのか、)
実のところ、原作に沿ってのことのようですが
セーラー服を着用します、まるでコスプレです、
日本のファンを虜にしようとしています。
でもアクションシーンでの、スカートの下から
見え隠れする紺色のブルマーはいただけません、
少しお色気シーンを用意してもよさそうなものです。
真性ジヒョンファンとしては、そんなお色気シーンなど
少しも期待していないのですが、
そんな思いを裏切ってチラッと見えるシーンが用意されて
いたとしたらとても健康的なお色気だったのでは。(笑)
オニゲンに辿りつくまでに小ボス、中ボスを倒していきますが、
小ボスを倒す戦闘シーンでは、
流石本場香港のアクションカットの数々を見せてくれます。
CGの使い方もとても洗練されていました。
うたい文句の、アニメを越えた実写、というのも、
うなずけました。
CGも使い方を間違えると安っぽく見えるだけですが、
この映画でのCGは必要不可欠と感じました。
それと、サヤのスタミナ源の日本酒とっくりのような器、
中味は、最初は酒?などと馬鹿なことを考えていましたが、
アレだったんですよね、唇がうっすらと染まります、
でも、映像によってその刺激は抑え目にしていました。
そしていよいよ、最後の決戦へと進んでいきます。
このシーン、最近のハリウッド作品に毒されてしまった我々には
きっと薄く口に見えてしまうと思います。
実は私もとても淡白に感じました。
でも、それでよいのでは・・・・と思えてきました。
あまり濃い口にすると、色んな感情的な矛盾があらわに
なってしまい、むごく感じるのではないでしょうか。
この部分は自分の目で見て、感じ取ってください。
兎に角、私にとっては、至福の一本でしたが、
映画自体の評価は正しいスコアをつけているつもりですので。
悪しからず。
世界観が全く描けていないので、途中で帰りたくなるほど退屈な作品でした。90分の長さが2時間に感じたほどです。
世界観が全く描けていないので、途中で帰りたくなるほど退屈な作品でした。90分の長さが2時間に感じたほどです。
セーラー服をきた女の子がいかにチャンバラするかが先に決まって、後からとってつけたようにストーリーが決まっていったような感じなのです。
まずオニ族という存在。応仁の乱の戦乱で流された血と怨嗟の心がオニを生んだことになっています。当時の村人が語るには、オニは神が作ったのだというのです。それ故に神様とて不完全な存在なのだと。オニに関する説明は、これだけ。そして、オニの起源に当たるオニゲンについては、説明らしいものすらありません。
それで画面に登場する現代のオニたちは、ゾンビみたいな存在でした。室町時代に、そしてそのオニたちを退治していたのが主人公サヤの父親だったのです。けれどもその父親はどこかでオニとメイクラブしてしまい、人間とオニ族のハーフとしてサヤは生まれてきたようです。
父親をオニゲンに殺されて以来、サヤは室町自体からずっと、復讐の機会をうかがってきたようなのです。すでに室町時代に家来の加藤から剣術を習い、充分にオニゲンを倒す力を磨いてきたはずですが、ストーリーの都合に合わせて、現代まで復讐する機会をとっておいたようなのですね(^^ゞ
だから歳格好も、室町時代に時代には小娘から成長していたのに、ある年齢でぴたりと止まって、600年間ずっと女子高生の年齢でいたようなのです。
さらにサヤは自分の母親の存在をわかっていたはず。それが誰かとわかったとき、何で戦う必要があるのか、サヤも食事は生き血をすすうオニ族のハーフなのだから、戦う理由自体が疑問ですよね。
そして、サヤをサポートする謎の組織もいったい何なのか不明でした。
本作の売りのシーンであるバトルシーンも、CGを使いすぎています。明らかにそれとわかるアクションに加えて、サヤのスーパーマン並の人間離れした能力にも幻滅しました。強すぎて、何でもありのアクションシーンなのです。あれならヤングスーパーマンでもサヤに負けてしまうでしょう。
オニゲンとの最後の対決にも意味を感じませんでしたね。ラストバトルでのオニゲンの妖しい様式美を描きたかったのでしょう。小雪の美しさは際だってはおりました。ただ、それに勝ったらどうなのよと思うまもなくエンディングでした(^^ゞ
倉田保昭のカトウ役はひとり気を吐いて、刺客との戦いで見せ場を作っておりましたが、全体の筋からは浮いてしまっていて、そこだけ見てもねというのが正直なところ。
チョン・ジヒョンし何でこんな作品に出てしまったのでしょう。全然彼女の持ち味が出ていません。その分完璧にサヤ役に変身できている点では、すごい役者であるとは思いました。でも設定の六百数十歳には見えなかったですね。
あっという間です!
原作のアニメーションが好きなんで、見たかった作品です。
冒頭の電車でのシーンはかなりアニメに近いかも~
あとは前半のクライマックスである、街中でのアクション!
この2つだけでお腹いっぱいでした~
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