劇場公開日 2008年5月31日

山桜のレビュー・感想・評価

全29件中、1~20件目を表示

2.5美しい山桜

2025年11月2日
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鑑賞方法:TV地上波

知的

静かに慎ましく咲く可憐な山桜が、作品のテーマを象徴している。美しい映画。
ラストは、裁定がどうなったか気になる

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mi

5.0山桜が美しい

2025年10月28日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

幸せ

百姓・米づくりの想いを一命を賭して武士として体現した姿。その想いを受けとめる恋心。
染井吉野ではなく、山桜の華と緑葉のこんな綺麗なコントラストをテーマとモチーフにもってくる脚本・配役・演技・演出が素晴らしい。

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たけ

4.0たった一度、桜の下で

2025年10月28日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

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しゅうへい

3.5田中麗奈

2025年2月10日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2025年2月10日
映画 #山桜 (2008年)鑑賞

嫁ぎ先に恵まれず辛い結婚生活を送る女が、かつて縁談を断った実直な侍と偶然出会う

侍は、私腹を肥やす重臣を城中で襲い殺傷する。

#東山紀之 も #田中麗奈 も品があって話にピッタリでいいですね

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とし

3.5上品で美しい時代劇

2025年1月31日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

原作者は『たそがれ清兵衛』『隠し剣 鬼の爪』『蝉しぐれ』『武士の一分(いちぶん)』『花のあと』『必死剣鳥刺し』『小川の辺』『吹く風は秋』『小ぬか雨』『殺すな』の藤沢周平
監督は『昭和歌謡大全集』『小川の辺』『影踏み』『犬部!』『ハピネス』の篠原哲雄
脚本は『ホワイトアウト(2000)』『花のあと』『小川の辺』『柘榴坂の敵討』『あの頃、君を追いかけた』の飯田健三郎
脚本は他に『ホワイトアウト(2000)』『花のあと』『小川の辺』『柘榴坂の敵討』『空母いぶき』の長谷川康夫

粗筋
最初の夫と死別し浦井家に戻った野江
道場で剣術を指導する手塚弥一郎から縁談を申し込まれたが野江は断った
剣術に長けた人は乱暴な印象が強く手塚の人柄も知らず思い込みからの誤判断
磯村家に嫁いだが夫も舅も姑も酷い人たちで針の筵だった
弥一郎はなお野江に想い慕っているためか独身だった
その一方で藩の財政難を悪用し百姓をますます苦しめ私腹を肥やす諏訪平右衛門はやりたい放題
農村の悲惨な窮状を間近で見た弥一郎は城中で諏訪を斬った
弥一郎は牢屋暮らしとなったが刃傷事件がきっかけに新田開墾は取りやめとなり年貢率は元に戻された

この作品などでHIHOはくさい映画賞第2回(2008年度)最低主演女優賞を受賞した田中麗奈
はくさい映画賞とは蛇いちご賞らと同様にゴールデンラズベリー賞のパクリである
由緒正しき?本家の方は81年から今もなお毎年続けているアメリカンジョーク?だが日本版はどれもこれも長続きしない
典型的ネット民レベルの悪巫山戯けだからすぐに飽きてしまうのだろう
映画ジャーナリストの大高宏雄は「あら探し的に映画産業をエキセントリックに批判することだけは避けたい」とも言っている
自分も肝に銘じたい

映画秘宝が酷評した田中麗奈だが決して悪いとは感じなかった
むしろ良くないか

たしかに山桜の枝を折ろうとする野江のシーンは不自然な気はする
この作品で「?」と感じたのはそのくらいだ
特に不満はなくまあまあの出来ではないかな

原作は20ページほどの短編らしい
野江と弥一郎の2ショットは冒頭の数分のみ
それでも99分ももたせた
たいしたものだ
藤沢周平らしさがよく出ている気がする

配役
下級武士の娘の磯村野江に田中麗奈
剣術の名手の手塚弥一郎に東山紀之
野江の父の浦井七左衛門に篠田三郎
野江の母の浦井瑞江に檀ふみ
弥一郎の母の手塚志津に富司純子
野江の弟の浦井新之助に北条隆博
野江の妹の浦井勢津に南沢奈央
野江の舅の磯村左次衛門に高橋長英
野江の姑の磯村富代に永島暎子
野江の夫の磯村庄左衛門に千葉哲也
新之助の友人の兵馬に途中慎吾
藩の有力者の諏訪平右衛門に村井国夫
農村の幼い娘のさよに村尾青空
さよの父の吾助に綱島郷太郎
さよの母に浅川稚広
さよの祖父に伊藤幸純
さよの祖母のうめに森康子
磯村家の下男の源吉に樋浦勉
肴屋に鬼界浩巳
住職に江藤漢斉
磯村家の下女のたかに藤沢玲花
磯村家に借金をしている男に矢柴俊博
百姓が差し出す年貢米を吟味する役人に諏訪太朗

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野川新栄

3.5落ち着いてる感じが良い

2024年12月17日
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悲しい

幸せ

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sironabe

4.0美しい映像と素敵な佇まい

2024年12月1日
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原作は映画にするには地味な短編小説と思いましたが、美しい映像と素敵な佇まいで魅力のある映画となっています。

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光陽

5.0良い映画です

2024年3月30日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

幸せ

田中麗奈は派手さはないが、良い演技をしますね。ラスト殿さんが籠の中でいかに助けるかの算段に頭を悩ませている光景が目に浮かびます。

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tarlen

3.0厳しい年貢と正義感と田園の美しい作品

2023年10月10日
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無事2人が結ばれますように。

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jiemom

4.5泣ける殺陣

2023年7月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

幸せ

地味ながら秀作。
正直、東の出ているものは
たいして面白かった試しないのだが
この作品は別格。

東の凛としてすゞやかなたたずまい、
ダンスで鍛えた軽やかで流れるような殺陣。
美しい!の一言!
役にピッタリであります。

殿中で抜刀して切腹の沙汰になった忠臣蔵の時代に、
地方とはいえ殿中で刃傷沙汰おこしてただですむわけは無く。
それを覚悟の上の
殺陣は悲しく美しく。
殺陣で目頭にキタのは初めてかも知れません。

田中麗奈さんも好演。
出戻りのわりには若いかな?とも思うがその昔は初婚が早いからアリアリ。

意外なことにこの映画は母性愛の話でもある。
田中麗奈、東、のはいうにおよばず。
再婚相手の母でさえ、わが子の小物さを知りつつ、格上でいけ好かない嫁であっても息子が好きな嫁ならば、と思っていたのであろう。
できた母ではないが母の愛には違いない。

居場所はずっと昔からここにあったのだ、と
悟るもその先にはどんな運命があるのだろうか。
ラストにかぶって流れる歌詞も意味深で
良くも悪くも解釈できる。

けっして押し付けがましくなく染み入る映画でした。
藤沢作品はいいねえ…。

加えて細やかな描き方で
当時の人々の暮らしを浮き上がらせてくれました。
たとえば足袋は汚れるから
いいとこの家じゃないと家の中で履きません。
板張りで汚れて何度もあらうと駄目になるからです。

てろんとした絹の『柔らかもの』と呼ぶ着物は
張りのある織物より格上で、上品とされてる着物。
それを質に持っていきますね。
きっと実家が嫁ぐ時に持たせたものなのでしょう。

そんなところからもいろいろ読み取れる、
演出にしびれました。

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ひよこまめぞう

3.5自分の居場所が見つかってよかったですね、野江さん。

2022年5月16日
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知的

幸せ

藤沢周平を意識したのは、映画「たそがれ清兵衛」からだが、それから7〜8冊小説も読んだ。大好きになった。でも、やはり氏の作品は剣客が主人公のイメージが強かったが、こんな女の人が主人公の作品もあったのだと驚いた。心打たれたので、原作も読んでみた。映画は、原作の雰囲気を壊さず温かい作品に仕上がっていた。前から感じていたことだが、藤沢周平は女心がわかる人だ。出戻りのつらさや、実家への気遣いなど丁寧に描かれていて、好感を持った。そして、凛とした女性の佇まいがすてきだった。全てが解決して終わる訳ではないのに、なぜかほのぼのとした気持ちになれて、見終わって幸せな気分になれた。

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瑞

2.5うーん…あらすじは好きだけれど

2021年10月31日
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幸せ

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あまおと

3.5巡る想い

2021年9月11日
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こころ

3.5あなたは今、幸せですか?

2021年9月9日
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主人公(田中麗奈)の最初の結婚は、夫が若死にし、再婚した今の夫はお金がすべてという俗物だった。
ある時、以前、結婚の話があり、自分が断った男(東山紀之)と出会い、「貴女は今、幸せですか?」と問われる。
そして大事件が起きる。
藤沢周平の世界に浸る。

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いやよセブン

5.0録画ラストの言葉

2021年9月1日
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知的

難しい

ラストの言葉が曲に消されはっきり聞き取れなかったので何度も再生、音量を大きくして確認できました。桜散る夕立にせかされ独りよがりだった僕の想いははらはらこぼれ舞う。女性の声で弥一郎の気持ちを唄ったものなのか?想像力を必要とするラストの言葉と映画でした。

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雀のお宿

3.0同じ海坂藩の血が共鳴した!

2021年9月1日
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キネマ旬報では
38位と高い評価ではなかったが、
同じ庄内藩(海坂藩)出身の作家、
藤沢周平原作映画として鑑賞。

原作は短編とのことで、話の展開は単純だ。
演出の拙さも多々感じられたが、
冒頭で出会った二人が最後にどう一緒に
なれるのか、興味深く観ることが出来た、

ただ、そもそもが藤沢作品では、
庄内人の気質がそのまま反映されている
ような気がして、他の映像化作品でも、
ゆっくりでのんびりした気質、
そして寡黙だが忍耐強い、
とのイメージがある。この作品でも
その影響か、前半は冗長だったものの、
後半からは作品の世界に引き込まれ、
彼の無事を祈る主人公の願掛けのシーン以降
は涙なくしては見れなかった。

主人公の母親の「貴女はほんの少し廻り道を
しているだけなんです」との
セリフもとても良かった。
全ての人に、たとえ遠廻りしてでも
幸せが訪れて欲しいと思わせてくれる。

この映画の2年後公開の同じ藤沢周平原作作品
「花のあと」と共に桜がモチーフに
なっていたが、
「花のあと」では、結ばれなかった男性との
過去の想いを断ち切る、
いずれ散る儚さの象徴として、
そして、この作品では、たとえ遠廻りしても
桜の花のようにまた開花する時は必ず来る
との再生の象徴として、
描かれているように思えた。

ところで、最終版になって
かつての縁談の相手の母親役として
富司純子が登場したのには驚かされた。
同じ藤沢周平原作の「たそがれ清兵衛」の
ラストシーンでの岸惠子の登場が
思い出されるが、
この作品でも締めに相応しい俳優による
格調高いエンディングに繋がった。

さて、この作品のラストシーン、
最後の顔を田中麗奈ではなく、
東山にした監督の技量は気になるものの、
解釈を観客に託したかに思えた海外作品
「スリー・ビルボード」とは
違う意味ではあるが、
二人の結末までを、あえて描かない演出は
上手い選択で、余韻がより深まった。
この作品の場合は、
二人はその後一緒になり幸せになった
ことだけは確かなのだから。

 11/28追記
原作本を読みました。「時雨みち」の中の
一話でしたが、かなりの短編で、
弟が東山の優れた人物像を姉に語る前提も、
私服を肥やす重臣と夫の関係や、
東山がその重臣を斬る切っ掛けになった
農民の悲惨な状況を見て物思いに耽る
エピソードも無く、
また、心に残る、母親が
「貴女はほんの少し廻り道をしてるだけ
なんです」と語る場面もない。
原作では、主人公自ら
廻り道をしているのではないかとの
自問があるだけである。
そして何よりも、原作同様ではあるが、
結果を描くことなく、
二人はその後一緒になって幸せになったと
観客に確信させるエピローグを、
更に分かりやすく描いた手法は見事だった。
ある意味、この原作は長編に書き直す前の
メモ集のような感じさえある。
そこをこの映画は、
映像作品としてオリジナリティを出すべく
別の次元に原作を改変してしまう作品を
多く目にする昨今、
原作の心を尊重して
藤沢周平の世界に心地良く浸らせてくれた
上手に肉付けした作品に思える。

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KENZO一級建築士事務所

4.0言葉が少ないからこそ

2021年9月1日
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知的

幸せ

普段はほとんどの映画でストーリーの面白さを求めてしまっていたが、この作品で演じられる野江や手塚は言葉はそれほど多くない。
しかしそれが故に感情移入、同化することができ、久々に映画を観るもう一つの喜びを味わえた気がします。
ひとに勧めたくなる良い作品でした。

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いしまつ

4.0気品漂う時代劇を久々に見た。 田中麗奈、東山紀之、檀ふみ、篠田三郎...

2021年8月30日
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気品漂う時代劇を久々に見た。
田中麗奈、東山紀之、檀ふみ、篠田三郎、富司純子、悪役村井国夫に至るまで品ある俳優陣。
話は単純。しかしどこか奥深い。そこには確かな人間の情がある。だから心動かされる。ラストはいったいどうなるのかと…そう来たか、残念なような…しかし納得。原作通りのよう。
藤沢周平原作作品にハズレなし。どの作品も原作の素晴らしさを感じる。ただの大衆時代小説とばかり思っていたが、どうやらそうではなさそうだ。激しく読んでみたくなってきた(笑)
明日放送あり、見て損はなし。

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はむひろみ

4.0想像が止まらない!

2020年12月6日
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悲しい

幸せ

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りりまる

4.0藤沢作品の清々しさ

2020年12月3日
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Bluetom2020