劇場公開日 2008年12月20日

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「決してコメディではない。」ラースと、その彼女 AMAZINGさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5決してコメディではない。

2023年9月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

まず、これから鑑賞する人に言っておかないといけないが、他のサイトではこの作品をコメディとしてカテゴライズしているものが見受けられるがコメディでは全くない。シリアスで真面目な作品なので注意が必要だ。ラースという人物が兄夫婦を含めた街全体の全ての人々に見守られながら自身の中の、「人と関わることができない」という精神疾患と、ビアンカという架空の彼女にそれを投影し乗り越えていくというもの。途中、ビアンカが動き出すような演出がなされるのでは・・・と不安がよぎる事もあったが、当然そんな裏切りはないので安心を(笑)。ラース自身の年齢も20代の現代を生きる若者で、かつテーマも現代の病とも言うべき”人との繋がり”。兄夫婦を含めて街の人がほんとに優しく、ラースの心を癒やした形となるが、自分がもし兄の立場ならこうはいかないかも。。

カンガルー