「嫌みの無い楽しい作品」幸せになるための27のドレス 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
嫌みの無い楽しい作品
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流石に『プラダを着た悪魔』のスタッフが手掛けているだけあって、嫌味の無い楽しい作品に仕上がっています。
ただ、ヒロインは華やかさには欠けるものの、愛くるしくてまだ良いのですが、男性陣に恋愛映画の“王子様”としての魅力が今一つ足りないのが残念なところ。
それでも楽しく見れる要因は、「多分こうなるだろうな!」と思っていると、終盤に向けて「やっぱり!」と思う位に思い通りになって行く気持ち良さでしょうか。
だから反対に考えれば「予想通りでつまんねえ!」って、意見も必ず在りますね。
ヒロインがまるでコスプレ披露の様に着替える場面や、タクシーの運転手。お互いが口にするセリフの一つ一つがラブコメの範疇の中ではめ込まれて行く“王道”を楽しみつつ、いかにもハリウッドらしい姉妹の確執が突如氷解してしまう辺りのご都合主義に多少の不満を抱きながら、「出来れば子供時代のエピソードで、妹に彼氏を奪われる場面でもあれば…」とも思ったのでありました。
船上の花嫁さんはとてもいい人。酒場での歌が、我々日本人にも解るもっとポピュラーな曲だったら盛り上がっただけに惜しい。
オープニングでのマイケル・ジャクソンの曲は1986年だったかな?数年前だった様な気がして違和感があった。
長年の恋を諦める落ちに笑う。確かにそんなモノかもね(笑)
(2008年5月31日TOHOシネマズ錦糸町No.3スクリーン)
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