幸せになるための27のドレスのレビュー・感想・評価
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自分を幸せにすることが下手くそな人たちへのラブレター
「NOと言えない人々」。
この映画は長姉哀史ですよねぇ。
「NO」を声に出して言ってみる練習のシーンが、とーっても良かったです。
あれがこの作品の核にして頂点でした。
口も喉も そしてか細い心も、小さい時からずっと「その言葉=NO」を発声することに慣れていない長姉ジェーンに、新聞記者のケビンが繰り返し、笑顔とリラックス療法で、ゲームのようにして練習させて言わせてみる「NO」のWord。
「NO」がどれほど人間にとって大切な意思表示であったのか、あのパブでの温かなシーンは私たちに教えてくれます。
ジェーンは、人間関係を上手く回すことに長けていて、その実、性格上、きゅうきゅうとしていて、
でも泣き言とか文句とか、ましてや疲れたとか、自分を表に出して逃げる事とかは出来ない。
“影の黒子”で“便利屋”でいることを、いつの間にか至上の喜びと感じてしまう。自己規定しまう。
そういう損な人種=長姉ジェーン。
まるで研ナオコの「愚図」そのものですよ。
わがままな妹と、耐える姉ちゃんのドタバタ劇ではありましたが、観る側の僕にとっては他人事ではなかったです。
「兄弟・姉妹間のおのおのの生来の性格の違い」については、僕自身も兄弟間で苦しみ、又 うちの子供たちのあり様についても少なからず悩んできましたからねー。
「不機嫌な長男・長女、無責任な末っ子たち」というカウンセラーが書いた面白い本を取り寄せて読んだこともあります。
あの本で、自分の「徹底して他者に仕えてしまう性格」とか、我が妻や、我が弟や、うちの娘息子たちの「理解に苦しむ無神経な性格」とか w
実に目からうろこでした。ようやく合点がいきましたね。
第一子である長姉や長男の立場の皆さんならば、この主人公ジュリーの気持ちは まるで我が事のように、痛いほどに分かるのではないかな?
そして妹や弟に対して感じていた苦々しい思い出やら、永く背負ってきた徒労感やら・・
それがすでに過去のもので、とうに彼らから開放されていて、もうすでに長い時を経てはいても、この映画を観ていりゃあ自分の歩んできたかつての「いいように使われて馬鹿にされてきた奉仕者」としての自分の道のりが、苦い胆汁のように胸元に込み上げてくるはずです。
だからね、
「NOと言ってみる訓練」。
あれは本当にいいシーンでした。
・・・・・・・・・・・・・
【おまけ】
この映画を観ていて、
思い出した「結婚式の大失敗のエピソード」が!
僕は、同僚の披露宴のために、お祝いの歌と楽器の演奏を用意して備えていました。
時間ぎりぎりまで地下駐車場で練習をしていたのですが、(何ということか!) 開始時刻を1時間間違えており、慌てて受け付けに飛んで行くと、すでにぶ厚いドアは閉じられていて誰も廊下にはおらず。薄暗い廊下はシーンとしている。
宴会場からは司会者の声らしきものが漏れ聞こえてきます。
今さら遅れて入れませんが、何とか 賓客の迷惑にならないようにと、こっそりと一番後ろのドアから身を滑らせて忍び込もうかと扉を開いた瞬間
・・え”ーっ!?
こちらを観るたくさんのフラッシュの光とカメラを構えて迫る人々の顔、顔、顔。全員がなぜか僕を見てるし・・
そうです、「最後尾のドア」だと思って開けた扉は、いままさに御色直しの新郎新婦が華々しく登場するための、司会者が拍手で指し示すステージの中央ドアだったのです。
やっちまったーッ!!
遠くで同僚たちが《馬鹿ー》と無声で言いながら激しく手招きしているのが見える・・
(笑)
結局、お陰さまで、 我が出し物の演奏と歌はまったくアガらずに出来ましたね。
スクープ写真ですか?100台くらいのカメラにすでに連写されているので。
公式ビデオにも写されていますので。
ま、有名人ですね、おいらw
ブライダルサロンの 何でも屋さん=ジェーンの孤軍奮闘の頑張りが、長男の僕には何とも言えず親近感があってね、あの悲しい性癖にも身に覚えがあってね、
なんだかとっても沁みた映画でしたよ。
死蔵していた思い出の「自分への慰めのご褒美」=27着のドレスは放出して誰かにくれてしまって、会社も辞めてしまったラスト。
後先考えずに壊してみることって、長女の彼女には大事だったんです。
対極にある映画として面白いのはジム・キャリーの「イエスマン」。これもオススメです。ぜひ。
このチームの作る映画って好きだなぁ
単純にドレス見てるだけで楽しい! のと、ジェーンの「頼まれると断れない」性格に痛く共感。
キャサリン・ハイグルもジェームズ・マーズデンも大好きなので、なんも考えず、何度でも見られちゃう。
最初の、2つの結婚式を行ったり来たりするシーンとBennie And The Jets絶唱シーンが見ものだね。
Bennie And The Jets
セクシーな妹、おでこにシワだして耐える姉の顔芸。
新聞記事みてビンタするまで凄く良い。
妹を貶めるシーンが、ん?
妹そんなビッチでもないし、母ドレス事件以外は制裁受けるほどでもない。ヒロインは自分のことは後回し、いろんな人に気を遣うキャラなので、よりひどく見えた。
ラストは良い。
ベニーとジェッツ! 一番盛り上がるシーンでエルトン・ジョンの曲を持ってきたのは、27の中に性転換女性の結婚式があったからなのだろうか?
車がスタックしたため田舎のパブで盛り上がることになったあの場面。歌詞を知っていたなら一緒になって歌いたかったところです。反戦歌が下火になってきた70年代初めはなぜだかミドルテンポのロック・ポップスが流行っていたし、ロックが色んな方向に枝分かれしていった時代。映画とは関係ないけど、『恋人と別れる50の方法』もこの頃の曲だったかな・・・。
ラブコメの王道的展開。友人の結婚式の引き立て役(ブライドメイド)ばかりを繰り返し、着用した27ものドレスが捨てられずにいるジェーン(キャサリン・ハイグル)。ご本人は結婚したばかりとのことですが、映画『チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁』では後味の悪い結婚を経験している。結婚できない設定といっても、容姿は抜群だし、性格もいいのにねぇ・・・まぁ、自分でジーザスなんて言うのはジョン・レノンだけにしてもらいたいけど・・・
大好きな上司(エドワード・バーンズ)は妹に取られちゃうというショッキングな展開。それでも妹の嘘を彼に喋らずに2人の結婚式を手伝うジェーン。新聞記者ケビン(ジェームズ・マーズデン)との恋愛へと発展するのか?!と思わせておいて、いきなりの波乱。そして20年分の欝憤を晴らすかのような事件はちょっと引いてしまいました。せめて偽ベジタリアンの暴露だけにとどめておけよ・・・てな感じ。
「ベニーとジェッツ」で盛り上がるシーンやラストの客数よりも多い27人も感動的だったのですが、一番の見どころは上司のプロポーズシーンだったかと思う。一瞬、自分に対するプロポーズだと勘違いしたのか、涙目になっていたキャサリン・ハイグル。それが間違いだと知ったときには、その涙が一転して悲しみ色に輝いているように見えたのです。表情の変化がとにかく美味しい。今後も気になる女優になっちゃうなぁ・・・
中盤から飛ばし見。
最初はドレスとストーリーがどう繋がっていくのか期待しながら観ていたけど、妹の暴露のシーンもそうだけど、ボスとのキスのシーンで一気に冷めた。そこからラストまでは飛ばしながら観ました。
え。そんなことする?とか、そんなこと思う?と、普通そうなる?みたいなポイントがありすぎて共感性に欠けた映画だなと思いました。
長女の我慢が、、
わたしは三人姉妹の長女。
なので、ジェーンの、他人のために我慢するとか、いい人をやってしまう気持ちがわかった。
わたしにもわがままに育った妹がいる。
気持ちはわかるが、妹の結婚をぶち壊すまでするかぁ?と思った。
最後に妹もしあわせになれればよかった。
結局は、姉も自己中だったんだ。
結婚式、にからむ人間のどろどろを感じた。
あと、相手役の男性、ブサイクすぎて残念、、(笑)
後味が悪すぎる
途中まではわかるが、
主人公が妹の結婚式で妹の過去の写真をバラして辱めるシーン。あれは駄目だ。
以下イライラポイント。
・確かに自分で式の用意をしない妹は悪けど、「ノー」と言わない主人公も悪いよね。
・確かに旦那をゲットするためについてた嘘はよくないが、内容がベジタリアンだーとかアウトドアが好きーとか、嘘が浅すぎてどうでもいい。相手の話に合わせて言ってしまうことなんて恋愛においてはいくらでもあると思うわ。
・小さい頃から面倒を見てて鬱憤溜まってたのは分かる。
でも、主人公が小さい頃から大好きで大切にしていた"結婚式"という場所を、それも身内のを、最悪の形で汚したよね。
この時点で主人公の魅力も努力も一切が水の泡となった。前半部分が全て無駄なシーンに思えた。
・しかも、そのまま未練もなくスパッと辞職する神経。なんのためにあんた、人のために駆けずり回ってたんだよ。
主人公にとってはそんな程度の仕事だったのか。薄っぺらい。
・んで浅〜い嘘を見抜けず、浅〜い嘘を理由に婚約解消し、その後速攻で主人公にキスしちゃうボス。おま、会社全員から慕われてる最高の人格者(設定)が聞いて呆れるわ。
・そしてあんな仕打ちを受けても最後ヘラヘラと姉のプライズメイドできる妹もどうかしてる。自分の結婚ご破算にされたのに、普通絶縁レベルだろ。
とにかく何が言いたかったのか全く分からない作品だった。
プラダを着た悪魔が完成度高くて騙されたなー。まぁあれもよく考えるとファッション映画なのだけど、比べると今回のは主人公に魅力が無さすぎた。
最後の27人のプライズメイドは演出として面白かったけど、そこだけかな。
普通に楽しい
アメリカ〜って感じのラブコメディ。
姉妹の似てなさが、現実味もなく、あまり感情に触れてこなかった。普通に楽しめたけど、後に印象も残らない。妹との確執も、見てて気持ちの良いものでもなく、なんだかなぁって思ってしまった。
トントン拍子にいかないんだなぁ。その方が現実味があって面白いけどね...
トントン拍子にいかないんだなぁ。その方が現実味があって面白いけどね。うまくいくのか!?うまくいくのか!?てところのドキドキ感とキスする時のキュンキュン感がよかった。
最後には幸せにしてくれたドレス
他人を支えるだけの人生から、自分の幸せを考える人生へ。
27着のブライズメイドはダサくて場所を取って馬鹿らしくも見えたが、最後には主人公を幸せにしてくれて良かった。
ウエディング産業とかはちょっと考えさせられるけど、誰かが幸せに成っているなら良いのかも。
妹への愛情と責任感で一杯の姉と、姉に甘えきり始めての挫折に傷付いている妹。その描写はしっかり有ったので、妹の和解の流れはそれほど違和感無く感じた。
流れとか定番です
ラブストーリーなので先読みできて当然かも知れませんが、この作品はほんとに素直です。
こうなって一回だめになってでもやっぱりこうなるんだろうな〜っていうのが手に取るようにわかります。
かえって予定調和で気持ちがいいかもしれません。
始めは気にならなくて嫌いだった男にだんだん惹かれていくという 恋は...
始めは気にならなくて嫌いだった男にだんだん惹かれていくという
恋は反発から始まるのよっていう定番なスタートがいい。
そして妹役のテスはほんとに憎いです、笑
顔がもうそういう顔です。いるいるこういうヤツっていう感じ。
それになぜだまされるージョージ!!!!!!
ロマンティックコメディーの王道って感じでよかったです☆
好き!
何回見ても
もうこれで何回目?ってくらい何度も見てる映画。
すごく共感できるし、私自身も彼女みたいな部分はある。そのちょっと硬い部分をジェームズマースデン演じるキャラクターが楽しませてくれる。本当素敵な映画だと思います。
実はジェームズマースデン大好きなので余計この映画に思入れがあるんだと思います。
とても共感できました!
とても素敵な映画でした!
女性の中には共感できる人もいるんじゃないかなあと思いました。
少なくともわたしはとっても共感できました!あんな素敵な結婚式、結婚したいなあって思いましたね笑
少し妹との関係性の変化や、上司の方との関係性がサラッと描かれただけなのが少し残念でしたがすごくハッピーな気持ちで映画を観終わることができたので!女性にはオススメしたい映画ですね!
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