劇場公開日 2008年7月19日

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「生きにくい事が面白い」たみおのしあわせ つばめさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0生きにくい事が面白い

2019年2月16日
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泣ける

笑える

幸せ

明らかに生きにくそうな不器用な父子が主人公なんだけど、個人的にはものすごく愛しかった。
その生きにくさが障害とか病気とかそうったものではなくて、不器用さなのがとてもいい。
周りに出てくる狡猾そうな人々が、それを際立たせていた。そう言う人に囲まれて傷つけられ、本人達は鈍感でそのことにも傷かず針のむしろになっていく。そこをさも御涙頂戴にせずユーモアにどこか滑稽に描いたから、また愛しくなった。
親子二人になると表では反りの合わない風にしてるのに、どこか「ほっ」とするような息が聞こえる。

きっと家族で見るのは向いてないかも。
一人か、もしくは気の置けない人と二人でぼんやり観てほしい。

つばめ