劇場公開日 2008年6月28日

  • 予告編を見る

告発のときのレビュー・感想・評価

全33件中、21~33件目を表示

4.0信念のおハナシ

2011年12月2日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

知的

帰還兵が焼死体で発見された。その殺人の裏に潜む真実は…
5年前アメリカで起こった実話を基にした、これは「信念」のオハナシ。

ただただ自分の信念を貫き、ひとり淡々と息子の死の真相を追う主人公にトミー・リー・ジョーンズ。

あまり俳優の名前を覚えないオイラだけど、あれだけたくさんの作品で存在感を振りまいてる俳優となれば、顔と名前くらい一致するよ。

「渋い演技するよ」とか「さすがアカデミー俳優!」とかよく聞くけど、そんな情報いらないね。
そんなの、見て感じればすぐに解かる…それに尽きると思った映画だった…凄かった。

どうしても犯罪絡みの作品だと、謎解きとか陰謀や攻防のハラハラ感を求めてしまうオイラなので、その視点で見てしまうと正直ちょっとモノ足りない感は否めない。

だけど、うぅん、これは「信念」のオハナシ。

人間はここまで強くなれるのか?

そうまで強くなる必要はあるのか?

貫いて辿りつた、そこに救いはあるのか?

真相を暴く事だけが正義なのか?

…ズシリと響いた。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
オイラ

4.5この監督は

2009年1月26日

泣ける

悲しい

史実を基に映画化するのは困難でしかも作品自体の質を上げるのは難しい。この作品の監督ポールハギスはそれをやってのけている。この作品、告発のときを観ようと思ったのは監督がポールハギスだったから。アカデミー作品のクラッシュの監督だったから。
作品自体は大変テーマが大きく今の現代世界に訴えるものがふんだんにあり、特に戦争。今までも戦争風刺作品が沢山あったが、どれもストレートが多く、勿論ストレート作品も伝わるがこのような変化球的な作品も心にくる重みも強い。
そしてこの作品にはもうひとつ、警察のずさんなあり方も描いている。ポールハギスは実に撮り方や伝え方が上手く次の作品も本当に楽しみである。
残念なのはトミーリージョーンズの機械的な演出面ぐらい。史実を基にしてるだけあって最後のひねりもないがこの作品はオススメです。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ましゃ

3.5ほんまにこいつらは(怒)

2008年7月28日

知的

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
とーま

4.5戦場ではないのに・・・

2008年7月11日

悲しい

怖い

難しい

ラスト近く、一度は犯人と疑った息子の同僚と酒を
酌み交わすシーンで、彼の言った言葉・・・。
「イラクにいた時は帰国することばかりを夢見ていた
はずなのに、こうして帰還してみると、今は無性に
イラクに戻りたいんだ・・・」
人命が紙よりも軽いような極限の状態に慣らされて
しまうと、人は抜き差しならない道を歩み始めてしまう。
この映画を通じて、救いの無い世界に身を置いてしまった
人々の苦悩の一端にでも触れられればと思った。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
surface

4.5ダビデとゴリアテ

2008年7月10日

悲しい

退役軍人ハンクはイラク戦争から帰還後失踪した息子マイクの悲惨な死を知り、真相を追ううちに携帯電話が一つの手がかりとなる。戦場という場面にはおよそ最もふさわしくない存在の携帯電話、それは現代の我々にとって最も身近なもの、日常的なものの象徴でもある。
軍隊で訓練を積んできたとは言え、20年余りを現代社会の中で育ってきた若者が、いきなり殺すか殺されるかの戦場に送り込まれる。そこで立派な兵士になるため、というよりは何とか生き延びて帰国するためには、自分の中の日常的なものを取り壊していかなければ耐えられるものではないのだろう。
帰国兵の多くは心の闇に怯えPTSDで苦しみ、社会に適応できずに苦しんでいる。その一面で家族への愛、戦友の家族への思いやりも持ち続け、戦争体験はかくも人の人格を断片化させるのかと思う。

ハンクは徐々に真相へと近づいていくが犯人に対する憎しみを通り越して、この国の未来は大丈夫なのかと問いかけてくる。
自由や平和のための戦争と言う大義名分のウラで一体何が起きているのか、Elahの谷でダビデは恐怖に打ち克って巨人戦士ゴリアテに一人挑み、石投げ器の一撃で倒してしまう。
今我々が勇気をもって挑まなければならない「巨人」とは何なのかを考えさせる作品でした。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ぬかよろこび

5.0アメリカの闇+心の傷=子供たちの未来。

2008年7月7日

泣ける

悲しい

怖い

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
ハチコ

4.5深く重い。そして切ない。

2008年7月1日

泣ける

悲しい

戦争って何だろう。そんな問いかけする映画は多々あります。
これもその1つでしょう。
戦争って、何にも解決にならず、ただ何かを犠牲にするだけ。
日本は身近にない状況だから、なかなか共感はできないかも
しれないけど、何かを感じさせる映画だと思いました。
見る人によって考え方、捉え方が変わる映画。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
マキシマム

4.5重苦しい、でも目を背けられなかった・・・

2008年6月22日
鑑賞方法:試写会

悲しい

怖い

知的

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
キキョウ

3.0かなりの陰謀があるようなイメージを振りまいたいましたが、実際は違っていて、ガッカリ。

2008年6月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 確かに父親ハンクを演じるトミー・リー・ジョーンズの演技がすばらしいです。息子を信じ、ひたすら真相を探す寡黙な父親のなかに、親子の絆の強さや信頼をたっぷり感じさせてくれました。

 この作品をそこに着地せず、宣伝ではかなりの陰謀があるような先入観を植え付けていることが大きなマイナスと言えます。なので、ジョーンズの演技に感動しつつ、結末には、ガッカリ。
 予告編でチラリと映っていたとおり、星条旗を逆さにあげてみたり、何とかお上にもの申したいののでしょう。ハギス監督は、なにかを告発したいだろうけれど、ちょっと待って下さいよ。これって、あんたの息子が悪いからだろ~って、父親ハンク言ってやりたくなりました。陰謀でなく、自己責任でしょ?これってね。
 といっても、ポール・ハギス作品は好きで、欠かさず見ています。
 今回は、ちょっと残念!
 ものすごく細かいパズルのようなシナリオだから、油断すると重要シーンを見落として、置いて行かれます。
 くれぐれも体調を整えて、画面に集中できる体制で、鑑賞してください。

 もう一回見れば、違ってくるだろうとは思いますね。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
流山の小地蔵

4.0「ミリオンダラー・ベイビー」「クラッシュ」が好きな方に・・・

2008年6月16日

悲しい

知的

12日試写会ヤクルトホールにて。脚本家兼監督ポール・ハギスの作品です。ドンデン返しも、ハラハラドキドキもありません。淡々と物語が進みます。しかし、戦争の悲惨さや、それに伴う人間の狂気がズシリと心に響きます。この監督の作品は好き嫌いが分かれると思いますが、社会派映画が好きな方にはオススメしたいと思います・・・。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
モウリ

4.5なぜ戦争は避けられなければならないか?

2008年6月5日

悲しい

怖い

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 5件)
dobuboba

4.0大事なのは真実を暴くことではない

2008年6月3日

悲しい

知的

難しい

人として生きること、その価値に根底から疑問を投げかけるような問題作。救いもなければ、希望もない。もう、どうしてよいのかわからない状態。世界はそんなところまで行ってしまったのかもしれない。邦題は『告発のとき』として、事件の真相を暴くことに焦点があてられたイメージが作られているが、ハッキリ言ってそれは「客寄せパンダ」。事件も十二分に複雑で、解かれていくことの快感を味わうことはできる。しかし、明らかになった真実は、その向こう側に更なる闇を抱えている。できることなら、そのまま蓋をして、知らなければよかったと思うほどに。なんて後味が悪い作品なんだ・・・。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ウエイトレス

5.0重い映画です

2008年3月18日

悲しい

怖い

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
maishimano