劇場公開日 2008年6月28日

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「大事なのは真実を暴くことではない」告発のとき ウエイトレスさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0大事なのは真実を暴くことではない

2008年6月3日

悲しい

知的

難しい

人として生きること、その価値に根底から疑問を投げかけるような問題作。救いもなければ、希望もない。もう、どうしてよいのかわからない状態。世界はそんなところまで行ってしまったのかもしれない。邦題は『告発のとき』として、事件の真相を暴くことに焦点があてられたイメージが作られているが、ハッキリ言ってそれは「客寄せパンダ」。事件も十二分に複雑で、解かれていくことの快感を味わうことはできる。しかし、明らかになった真実は、その向こう側に更なる闇を抱えている。できることなら、そのまま蓋をして、知らなければよかったと思うほどに。なんて後味が悪い作品なんだ・・・。

ウエイトレス