「キャラクターの魅力が足りない」カンフー・パンダ うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
キャラクターの魅力が足りない
ただ食いしん坊なだけの、おデブなパンダが、何故世界を救うヒーローになれてしまうのか?
そこのところ、決定的に説得力がなさすぎます。
オリジナルのキャストは超豪華俳優陣で、羨ましい限りですが、日本語吹き替え版ではその魅力も味わえず、「良く出来たアニメだな」程度の感想しかありません。
今回、かわいいマスコット的なキャラも不在だったのが吉とでたか、凶と出たか…
老子が桜と一緒に散って消えてゆくシーンは幻想的で、素晴らしい出来栄えでした。
正直、続編を見ようかどうしようかすごく迷うレベルのきわどい出来栄えでしたね。
それにしても、米エンタメ界に於いては、チャイナ旋風は吹き続けるのでしょうか。一時期のコリアン・ムーブメントのように、一過性のものに過ぎないのでしょうか。東洋的な世界観を、とても魅力的に描いてあると思います。
「ベイマックス」内の日本風サンフランシスコもよかったと思いますが、今回の中華風天上界みたいな舞台も、なかなか楽しい世界観だと思いました。
2016.4.27
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