西の魔女が死んだのレビュー・感想・評価
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愛のある優しい物語
学校に行くことが辛かったまいはしばらく母の祖母の家で暮らすことに。
イギリス人である祖母の家は緑豊かでほんとに素敵なおうち。
魔女って、神秘的でいい表現だなぁ。
素直でまっすぐで、繋がりを感じられる優しい物語。
当たり前を当たり前にすることは難しい。
些細な変化を楽しめる、大切に出来るおばあちゃんのような人になりたい。
3.6
いい話だったなあ。
中学生になってすぐ登校拒否になってしまったまい。そこで母に連れられイギリス人の祖母の家にしばらく暮らし始め、徐々に変化しいく少女の話。
学校で居場所がないと悩むまいに掛けるおばあちゃんの言葉は、単なる慰めとかじゃなかった。なんだか理由はわからないけど、セリフがすごく心に残った。
1番印象的なのは「シロクマがハワイでなく北極で住む方を選んで誰がシロクマを責めますか?」というセリフ。
人にはそれぞれ咲く場所があり、楽な方を選ぶことは逃げることではないと言うこと。
魔女の力強く、優しい愛に触れるたびにとても暖かくなります。
自分嫌悪になったときに観たい映画。
サチ・パーカー
ほのぼのあり、人生の教もあり、癒しもあり、スゴくイイお話でした。だけど、もう少しノれない。孫娘の心の闇っていうか、悩み事がスゴく軽く感じられて。性格がイイ子だから、なんで登校拒否してるの?って思っちゃいました。おばあちゃんが、マスターキートンのお母さんのイメージと、スゴく重なる〜。
退屈な映画
梨木果歩さんの原作が好きなのですが、映画は期待せずに、暇潰し程度の軽い気持ちで観ました。
思ってた以上の出来の悪さでした。物語りは原作に忠実に進んでいくのですが、だらだらと間延びしたテンポで話が進むのでとにかく退屈でした。
それから、まいの母親役のりょうが自分の母親が亡くなったときにあげるわざとらしい大きな泣き声の演技には辟易してしまいました。
優しい雰囲気がにじみ出てる
ゆったりとした雰囲気がすき。
今一緒にいてる人がこういう雰囲気好きだから好き。
でも人によってはこういう雰囲気はタルく感じるかもしれない。
中学生の考え方の不安定な感じが、少しイライラする所あるけど
みんなが通る道だから時間をかけて解決するというのがよくつたわる。
地味だ・・・(笑)
非常に淡々と進み、ストーリーに大きな抑揚も無いのですが
最後にほんのり「うん、うん」って頷いちゃいました。
でもこの映画に大きな抑揚は必要ないです。
凄い映像も無い、滅茶苦茶引き付けるストーリー展開も無い
でも観終わった時に心が温まり、目を細め顔が思わず微笑んでいるような
映画も素敵だと思います。
この映画を良くしているのは、おばあちゃん役のパーカーさんだと
思います。
若干片言の日本語、でも所々に重みのある言葉、行動。
とても素晴らしかったです。
生涯ベストには入らないけど、10年経って人に聞かれても
うん、あの映画なかなか良かったよっていえる映画でした。
でも地味(笑)
悪くはないのだけども……
山梨県清里に作られた本物の家と見紛うオープンセットは圧巻だし、サチ・パーカー扮した日本語を流暢に話す、西の魔女ことイギリス人のおばあちゃんが、不登校の孫に語りかける言葉も、1つ1つが魅力的で、素直に胸に迫る。
でも、何かが足りない気がする。長崎監督は丁寧な演出を心掛けたと思うのだけど、どうも淡白過ぎる気がしてならない。そこら辺のさじ加減を間違えると、ただただあざとい物語になってしまう懸念はあるけども……。ということで、悪くはないけども、ちょっと物足りない1本。
女の子ウケしそう
いや、分かりませんけど。
ただそんな気がします。見ててそう思いました。
原作をあえて読まずに観に行ったのは正解のような気がします。
文章から想像したものとは違ってそうな画がある気がします。
ただ、ほんわかするには良い映画ですね。
じじばば孝行しないとなと、そんな気分にさせられました。
清里に行こう
不登校の女子中学生と祖母の話です。誰にでもおばあちゃんとの思い出はあると思いますが、このおばあちゃん(西の魔女)のセリフの一つ一つがとにかく素晴らしい。真の教育者ではないかと思います。まあ、原作がいいのでしょうが、サチ・パーカーの雰囲気もピッタリ!いつの間にか、感動してしまいます。
清里の景色も素晴らしく、癒されます。ロケで使った魔女の家が公開中の間に、清里に行きたいな。
ラストが好き!
面白かったです。正確には心が暖かくなる映画でした。
おばあちゃんがすっごいいい人で、可愛い~。
まいとおばあちゃんのやりとりがすごくよかったです♪
実は・・・洋画だと思ってたんですよね。
写真とか金髪だから(;´Д`)邦画でちょっとびっくりしました。
でも、本当によかったですよ~!
タイトル見ても分かる通り、最後は少し悲しい結末なんですが、
ラストも素敵でした。本当にヒューマン嫌いじゃないなら、オススメ☆
「どうせ死んじゃうんでしょ」←って人にこそ観てほしい。
久々の嗚咽ものでした。
タイトルで、すでにネタバレかと思いきや、本当に大事なところはそこではないところがポイント。
西の魔女は死んでしまうけど、主人公の真衣に、とても大事なことを伝えて死んでいく。
すごくすごく悲しいけど、西の魔女が残していった「大事なこと」は、心をあたたかくさせます。
サチ・パーカーの演技は温かい
とてもキレイな描写で書かれています
魔女と言うだけ有り、どこか謎めいた感じの風景が良かった
サチ・パーカーの演技はとても温かく映画に引き込まれる
おばあちゃんの家だけは時間がゆっくり流れている感じが
心温まるね
何かにつけて魔女修行と言い張るおばあちゃんの言葉を
素直に受け入れる孫(高橋真悠)がなんか良かった
中学生にもなって魔女って・・・
と冷めた見方をする人が多くいる現実にあの純粋な心はいい
また純粋だから故にいろんな問題を抱え込み解決出来ないで
いる子供が切ない
何気なく現代社会の問題(学校、家庭環境)を絡めた映画かな
個性ある登場人物も魅力です
とても気さくな郵便局員(高橋克実)が笑いを振りまく
怖い雰囲気の近所の男性(木村祐一)は実際にはいい人なのか?
子供のために一線から退く母(りょう)が今風な感じで良かった
中学生ぐらいの子供がいる家族で見ると何か感じられると思います
こういう田舎が欲しい!
魔女役のサラさんの魅力一杯の映画です。
BGMが足りないように感じましたが…
そういう演出もまた、良かったのかな?
地元の人の『あ~あの外人のトコの子…』というような台詞があって…
魔女も差別とかに苦労したのではないかと心が痛くなりました。
こういう生活をしていたらきっと素敵な女性になるんだろうなぁって
考えながら見てました。
郵便屋さんって小説には出てこないキャラらしいですが、良い味出てました。
ロハスを絵に描いたような作品です。とても癒されました。
ロハスを絵に描いたような作品です。
風のささやき。
木々のこすれあうざわめき。
小鳥たちのさえずり。
小川のせせらぎ。
まずは冒頭の音でもう魅了されました。
主人公のまいが登校拒否になって、山のなかのおばあちゃん宅に預けられた時から始まる高原の自然に囲まれた暮らしのシーンでは、まるで登場人物になって森林浴を満喫しているかのような気分になってきました。
このおばあちゃん、どう見ても外人さん。実はまいのお母さんはイギリス人のおばあちゃんと日本人のお父さんの間に生まれたハーフだったのです。そしててもう一つの秘密。実はおばあちゃんの家系は代々魔女の家系で、おばあちゃんも魔女だったのです。
あっさり魔女であることを認めたおばあちゃんに、まいは魔女修行を志願しました。ところがこの魔女修行というものは、まか不思議なものを追い求めるのでなく。むしろ念や呪縛の飛び交う魔法世界にのめり込み、自分を見失わないようにするための精神力を養うことが徹底されていたのです。
早寝早起き、食事をしっかり摂り規則正しい生活をする。
人の考えに安易に流されず自分で決断する。
決断において、直感も大事だが、直感に執着すると失敗するので、こだわらないこと。
結局小地蔵流にいえば。仏教の「八正道」と同じことを「西の魔女」は語っていたのでした。正しく見ること。正しく語り、正しく思うこと。正しく仕事をし、正しい生活を送くること。仏教でも正しい心を見つめるという自己観照を続けていくことで、暴れ馬のような自分の心を自然と律することが出来るようになり、やがて精妙になった心に般若の扉が開かれることが謳われております。
悟りに洋の東西はありません。きっと「西の魔女」は、悟りに向かう道筋を知っていてて、それをまいに伝えようとしたのでしょう。
その証拠にこんなに深いやり取りが描かれています。
まいは、「西の魔女」とのやり取りの中で「魂」というものに興味が湧きます。まいのお父さんは、死んだら、今までどんなにがんばって生き、努力したことが全部「無」になるのだというのです。まいは、自分が生きてきた事実が全部一瞬で消え去ることに怖さを感じて、ふとんに入って「西の魔女」に質問します。
人は死んだらどうなるの?
「西の魔女」は、答えます。
この肉体は、いつかは朽ち果てる時が来るけれども、そうしたら魂は肉体という縛りから脱出して、自由になれるの。魂はずっと続いていくのよと。まいは目を輝かせます。いま感じてていることがずっと残るんだ。もっと自由になれるんだと
そこでまいは、すごくいい質問をするのです。
じゅあなんで、苦しい思いをしてまで、魂は肉体に宿るの?
「西の魔女」の名回答。
魂は肉体に宿ることで、いろんなことを観じたり、体験できるじゃない。経験する
ってことはとても大切なことなのよと。
ふたりの会話は実はとても深いいのちの真理を解き明かしているのです。
でもその伝え方は、ゆっくり楽しく!
映画自体も観客がまいと一緒に、「西の魔女」の価値観に違和感なく馴染んでいくために、ロケ地の清里の美しい風景をふんだんに見せながら、孫と祖母の営みをとても丁寧に描いてて行きました。
野生のいちご摘み
おいしいワイルドストロベリーの作り方
ゆっくり眠れるおまじない。
そして、「西の魔女」が帰天するときの秘密の約束。
まいの好きな言葉。それは「おばあちゃん愛してる」とまいがいうと必ず微笑んで「I know」と英語で返してくれること。学校では、周囲に合わせることに気を遣いしすぎて、身も心も疲れてしまっていたまいにとって、このひと言にどんなに癒されたことでしょう。そのかけがえのない愛おしさ、愛に包まれる歓びをたっぷりと画面を通じて分かち合えることが出来ました。
こんな優しいおばあちゃんがいて、自然に囲まれる暮らしをしていたら、まいの心が立ち直ってていくことも頷けます。
でも、ある事件でまいは、「おばあちゃん愛してる」と言えなくなっててしまいます。それがあったから、最後のメッセージで、いつもの言葉に触れるとき、きっとこれを読むあなたも、涙ぽろぽろと感涙してしまうことでしょう。
決して人ごとではありません。
やがて三途の川の川岸であなたさまをお迎えする小地蔵からいわせば、この作品でまいが体験し、感じる全ては、みなさんもどこかで共有せざるを得なくなることです。
あなたさまおひとりおひとりが、悩めるまいなのです。
流暢な日本語と全身で与える愛を表現した「西の魔女」役サーチ・パーカーはほとんどなりきりモード。主演のまいを演じた高橋真悠も、半年間もかけたオーデションで見つけてきただけに、思春期の感情の起伏が激しい少女をごくごく自然体で演じていて、すごいなぁと思いました。魔女の家の修繕役で活躍する木村の兄ぃも怪しさを醸し出しつつ、最後は台詞はいい味出てましたね。
そして、エンドローンの主題歌でもジーンと泣けてきました。ぜひじっくり聞いて下さい。
清里には、ロケセット「西の魔女の家」が残されているようなので、ぜひ立ち寄ってみたいですね。
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