西の魔女が死んだのレビュー・感想・評価
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祖母との田舎暮らしは閉ざされたまいの心を少しずつ解きほぐしていく。...
祖母との田舎暮らしは閉ざされたまいの心を少しずつ解きほぐしていく。梨木香歩のロングセラー小説を映画化。
魔女の言葉
おばあちゃんの優しい眼差しや言葉が素敵です。
服装やインテリア、暮らし方などナチュラル好きにはたまらないですね。
もう少し明るい、日差したっぷりでも良かったのでは?と思ったけど。
全体的に薄暗い印象。
ジブリで映画にしたら良さそうな作品ですね。
成長
少女の成長ストーリーとしてアニメにしたら、凄くハマりそうな作品でした。まいが抱く隣人(他者)へのネガティブな考えを「間違っている」と魔女が諭したのは、まいが対人関係が原因で登校拒否を起こしていると分かっていたからではないでしょうか。魔女が住んでいるのはぽつんとした一軒家ですが、人は人でしか幸せになれない事を示唆している様な気がしました。
生きることに純粋になれる映画
不登校になった主人公が、山奥に住むイギリス人のおばあちゃんの元で暮らし始め、
徐々に生きる活力をつけていく話です。
手作りのジャムを作ったり、規則正しい生活をしたり、紅茶を楽しんだり、
どこか切なく懐かしくなるような物語です。
心が癒された
登校拒否はしなくとも私も似たように多感だった為に少し感情移入するようなところもありました。
おばあちゃんとのやり取りが自分自身に響いてくるようでこんな風に穏やかな人に憧れを抱きます。
映画の中に出てくるおばあちゃんのお家はとても素敵で、けれどずっとそこに住めるかと言ったら私には無理で…だからこその日常を離れた気持ちにさせてくれる、そんな映画でした。
映画の面白さは様々ですがこちらの作品は面白みを求めるものではなく、風景や言葉の持つ温度なんかを映像を通して伝えてくれる、そんな作品でした。
キム兄の配役がとても良いスパイスになっていました。
少ない登場人物と少ないセリフでできたこの映画は全体を通して癒されるものでした。
愛のある優しい物語
学校に行くことが辛かったまいはしばらく母の祖母の家で暮らすことに。
イギリス人である祖母の家は緑豊かでほんとに素敵なおうち。
魔女って、神秘的でいい表現だなぁ。
素直でまっすぐで、繋がりを感じられる優しい物語。
当たり前を当たり前にすることは難しい。
些細な変化を楽しめる、大切に出来るおばあちゃんのような人になりたい。
3.6
いい話だったなあ。
中学生になってすぐ登校拒否になってしまったまい。そこで母に連れられイギリス人の祖母の家にしばらく暮らし始め、徐々に変化しいく少女の話。
学校で居場所がないと悩むまいに掛けるおばあちゃんの言葉は、単なる慰めとかじゃなかった。なんだか理由はわからないけど、セリフがすごく心に残った。
1番印象的なのは「シロクマがハワイでなく北極で住む方を選んで誰がシロクマを責めますか?」というセリフ。
人にはそれぞれ咲く場所があり、楽な方を選ぶことは逃げることではないと言うこと。
魔女の力強く、優しい愛に触れるたびにとても暖かくなります。
自分嫌悪になったときに観たい映画。
サチ・パーカー
ほのぼのあり、人生の教もあり、癒しもあり、スゴくイイお話でした。だけど、もう少しノれない。孫娘の心の闇っていうか、悩み事がスゴく軽く感じられて。性格がイイ子だから、なんで登校拒否してるの?って思っちゃいました。おばあちゃんが、マスターキートンのお母さんのイメージと、スゴく重なる〜。
シンプルだけど難しい。
おばあちゃんがまいちゃんに教えたことは、すごくシンプルだけどきっと大人にだって難しい魔女修行でした。
生きる上で大切なことが詰まっています。
穏やかでストイックなおばあちゃんが独りタバコをふかす場面は、おばあちゃんの弱さや不完全さ、つまりは人らしさを象徴しているのでしょうか。
もしも私に子どもがいたら見せたい内容だと思うので、もう少し咀嚼して分かりやすかったら良かったかもしれません。
原作は未読ですが、すごく素敵なお話なんだと言うのがわかります。
細かい所を言ってしまえば、
全体的な空気感、風景の描写等、もっと繊細に拘って世界観を作れたんじゃないかとも思います。
外国人のおばあちゃんと和風なママ全く似ていないまいちゃん、三世代の配役にも不自然さを感じました。
でも観た後はなんだか幸せになれます。
エンディングもとてもかわいいです。
魔女修行は難しいね
会員500円の旧作企画で観ました。
梨木香歩の大ファンで、もちろん西の魔女が死んだは小説で何度か読んでおります。
なのでオチは知ってる上で観ました。
おばあちゃんがステキです。無造作なイングリッシュガーデンからお家の中からお洋服までとてもステキでした。
まいが物語のイメージよりも幼いルックスだったなぁと思います。
わたしはなぜか梨木さんの文章を読むと、その文章の強さと美しさに、話の筋に依拠しないところでも涙が出るのですが、映画の西の魔女が死んだも、そんな感じでした。
キム兄がどうしてもキム兄にしかみえず出てくると笑ってしまうのが気になる点でした。
読む度に、魔女修行を私も頑張ろうと思うのですが、なかなかできません。全部自分で決めるのはできるけど、早寝早起き適度な運動が、どうにも。
肯定と自立の物語。
退屈な映画
梨木果歩さんの原作が好きなのですが、映画は期待せずに、暇潰し程度の軽い気持ちで観ました。
思ってた以上の出来の悪さでした。物語りは原作に忠実に進んでいくのですが、だらだらと間延びしたテンポで話が進むのでとにかく退屈でした。
それから、まいの母親役のりょうが自分の母親が亡くなったときにあげるわざとらしい大きな泣き声の演技には辟易してしまいました。
見るタイミングは選ぶ
序盤中盤とおばあちゃんの絶対な安定感に私もすっかり魅入られていた。
正直現実感に乏しいと感じてしまう生活圏内であったが「あぁ。こんなおばあちゃんの家が私にもあったなら」と思わせるに十分。
夏の八ヶ岳の美しさは疲れた心を癒すのに本当に適しているなぁと。
この映画の最大の魅力はおばあちゃんのセリフと言っても過言じゃないだろう。
誰もが大なり小なり抱えてる心のささくれの様な個所におばあちゃんの言葉は沁みてくる。
もし今、迷いを感じてる時なら心を揺さぶられることもあるだろう。
私は揺さぶられた。涙腺をやられた。
原作を読んでないのだがキャスティングには難があると思った。
ゲンジさんは勿論、パパ・ママ共に掘り下げが不足していて行動に説得力が感じられなかった。
しかしそれを補って余りあるおばあちゃんの存在感。
特に後半。
絶対的な存在であったおばあちゃんの揺らぎ。
それまで肯定的な行動しかしてこなかったおばあちゃんの否定的な行動。
喫煙で魔女が実は人間で、女性で、単におばあちゃんなのだと気付かされる。
題名とオープニングでネタバレしているエンディングが感動的なものとなったのは映像になってないその後の2年間のおばあちゃんの生き方だろう。
自分の弱さを認め、他者を常に考え、軽やかなメッセージ。
見るタイミングを選ぶ映画なのだろうとは思うが私には最高のタイミングであった。
なので物語・配役等々に不満はあれど総合評価は高い。
優しい雰囲気がにじみ出てる
ゆったりとした雰囲気がすき。
今一緒にいてる人がこういう雰囲気好きだから好き。
でも人によってはこういう雰囲気はタルく感じるかもしれない。
中学生の考え方の不安定な感じが、少しイライラする所あるけど
みんなが通る道だから時間をかけて解決するというのがよくつたわる。
地味だ・・・(笑)
非常に淡々と進み、ストーリーに大きな抑揚も無いのですが
最後にほんのり「うん、うん」って頷いちゃいました。
でもこの映画に大きな抑揚は必要ないです。
凄い映像も無い、滅茶苦茶引き付けるストーリー展開も無い
でも観終わった時に心が温まり、目を細め顔が思わず微笑んでいるような
映画も素敵だと思います。
この映画を良くしているのは、おばあちゃん役のパーカーさんだと
思います。
若干片言の日本語、でも所々に重みのある言葉、行動。
とても素晴らしかったです。
生涯ベストには入らないけど、10年経って人に聞かれても
うん、あの映画なかなか良かったよっていえる映画でした。
でも地味(笑)
悪くはないのだけども……
山梨県清里に作られた本物の家と見紛うオープンセットは圧巻だし、サチ・パーカー扮した日本語を流暢に話す、西の魔女ことイギリス人のおばあちゃんが、不登校の孫に語りかける言葉も、1つ1つが魅力的で、素直に胸に迫る。
でも、何かが足りない気がする。長崎監督は丁寧な演出を心掛けたと思うのだけど、どうも淡白過ぎる気がしてならない。そこら辺のさじ加減を間違えると、ただただあざとい物語になってしまう懸念はあるけども……。ということで、悪くはないけども、ちょっと物足りない1本。
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