劇場公開日 2008年12月5日

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「ピクサーの中でも1位2位を争う名作」ウォーリー Kさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ピクサーの中でも1位2位を争う名作

Kさん
2016年3月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

知的

面白かった。セリフや登場人物が少なくてもこんなに面白い作品を作れるのか。
荒廃した地球の様子、宇宙船の中での人々の暮らしぶりなどどれも熟考されていて世界観に深く入り込めた。
とはいえ、ロボットが感情を持つまでに発達してしまった世界でまた人類は復興していくことができるのだろうか。人間は機械に頼ることに完全に慣れてしまい働くことの意味をもはや忘れてしまっている。

3.11でもわかったようにいくら故郷が荒廃しても人間は故郷に対する帰属意識を持っていて船長が地球へ帰りたいと思ったのも自然な流れなのだろう。

セリフがほとんどないのに強く伝わって来る繊細な感情、はっとするほど美しく鮮かな映像、ストーリーの良さ、そして多くのピクサーの作品に共通する魅力的な世界観。ディズニー・ピクサーは毎回毎回なんでこんなに名作ばかり作れるんだろう。アーロと少年という駄作を見た後だからかもしれないがウォーリーはとても面白く感じた。
誰にでも胸を張ってお勧めできる作品を見つけた。

K