カムイ外伝のレビュー・感想・評価
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一昔も二昔も前のアクション映画…
アクションがとにかく今の他の映画に比べると駄目です…ごまかしのCGも一昔前のCGって感じで見ていて残念でした。 崔監督にはあまりアクションは向いていないかもって思いました。
やるせないこの空気感が好き。
レビューした皆さんも言ってる事だが、やはりCG加工した部分が気になる。 鮫、船、海、跳躍する人間—— 太陽と砂の熱さえ伝わってきそうな映像が見事であればあるほど、 そして役者陣が生身で高水準のアクションを披露すればするほど、 CGの嘘臭さがいよいよ際立ってしまう。うーん、残念。 だが徹頭徹尾崩れない作品のトーンは好きだ。 作品全体を覆う、やるせない空気。 和やかなシーンにすら漂うぼんやりした重苦しさ。 そして、随所に見え隠れする狂気。血と暴力への渇望。 この映画の筋書きなら、もっと悲壮感や怒りを煽ってカタルシスに変える事も出来たはず。だがこの映画はやるせなさや虚無感といったものを出すために、敢えてそういった感情の昂ぶりを抑制しているように思えてならない(あの白日夢のような虐殺シーンが最たる例だ)。 どこか超然とした山崎努のナレーションが、この映画の世界観に完璧なまでにハマっていて味わい深い。 けどまあ“エンタメ超大作”と銘打って売り出すにはちょいと苦しい映画かなあ。個人的には同じ制作陣で続編希望なんだけども。
カムイ外伝
ちょっとがっかり。 主役の2人の映画中の年齢差もちょっと意外。 このストーリーでこの2人キャスティングに疑問を感じてしまった。 物語の肝心な部分が抜けていて、最後まで解決しない。 抜け忍になる理由がそもそも不明で、なんか感情移入できなかった。 しかし、今回は伊藤英明を見直した点が良かったところ! 意外にも大根役者じゃなかったし、 役どころのせいなのか格好よかった。
トロピカル時代劇。
アニメの「サスケ」はよく観た記憶があるのだけど、
これはぜんぜん覚えていない…まさかダブってる??
原作は「カムイ伝」を合わせて読んだことはない。。
かなり以前から予告が流れていたので、だいたいの
予想はついていたが、いやはや…かなり唐突に始まる
導入部、とりあえず説明は入るが(アニメにナレーション)
うーん^^;どうなんだろう。ついでに海の青さまで唐突v
こんなにトロピカルな時代劇を観たのも初めてである^^;
原作を知る人にはマツケンはどう映るんだろうか。
知り合い(映画は観ていない)曰く、ちょっと違うかなと。
私には違和感はなかったが、やや印象が弱く感じた。
小林薫、小雪、伊藤英明らが圧倒的な印象を残すので、
まだまだこれからかな…(ある意味楽しみ)感が残った。
それにしても…これ、江戸時代の話だったんだなぁ。
まったくその雰囲気を感じさせないのはどうなんだろう^^;
人食い鮫のCGでは「釣りキチ三平」かと思ってしまった。
崔洋一は嫌いではないが、今回の演出には?が多い。
脚本のクドカンと合わせて^^;かなり異色な取り合わせ。
おそらく原作の殺伐とした孤独感は出なかっただろうな。
しかし…忍たちの掟。って大変なのね。
抜け忍、追い忍、どこまで逃げても追手は迫る…。
真の自由を求めてと言うけれど、どうみてもムリだ。
つかの間の幸せを求めては散される…というのは、
なんだか往年のヤクザ映画を観ているような気がした。
(製作面では常に高い完成度を追ってほしいですねぇ)
続きがみたい
松山ケンイチさんのアクションというのは、実はあまり期待していませんでした。しかし、忍者の世界の激しいアクションを迫力ある演技で見せてくれ、身体能力の高さに驚かされました。カムイの行く末、幸せや自由がつかめるのか、ぜひまた続きの見たくなるエンディングでした。伊藤英明さんの豪快な演技が役柄にぴったりで、魅力的でした。
任侠松山ケンイチ
新宿ピカデリーにて、ポイントを使い「カムイ伝」を観に行っていってきました。 平日のせいか、空いていて広く感じられる館内は良かったです。 松山ケンイチと小雪ちゃんがメインですが、他のレビューなど拝見していても内容が確かに、荒いような印象は受けました。 ただ原作の面白さなんかや、なぜか安心して見られる映画だったと思います。
カムイ外伝
皆さんが書かれているとおり 「カムイ」の何を描きたかったのかさっぱり分からない映画でした。 アクション・CG・エピソードどれも中途半端で 特に海のCGが不自然で目が痛くなりました。 昔のウルトラマンのほうがもっとうまく特撮したでしょう。 途中で寝ないように頑張ってみてやっと終わりました。 主演の松山ケンイチさんですが アクションには不向きですね。体のキレがイマイチでとても忍者とよべるしろものではありませんでした。小雪もしかり。他の役者さんをつかったほうがよかったです。 金返せ!って心境ですね。損しました。
期待していなかったのですが・・・
テレビ放送を見て好きになり、カムイ外伝とカムイ伝の原作を読みました、作品の独特の雰囲気は自分なりに理解しているつもりです。
その上で、このたび「カムイ外伝」映画化されると聞き、原作を見て読んだ頃との時代のギャップや、あの独特の世界観を実写化できると思っていなかったので、あまり期待していませんでした。
しかし、映画を観たあとの今では、今回の「カムイ外伝」は、これはこれで「アリかな」と思います。私には、カムイの映画だと認められる作品でした。原作には、かなりの思い入れがあったはずなのですが・・・
アクションが不自然だったり、CGがいまいちだったのは残念でしたし、次のエピソードがなかった点も惜しかったのですが、カムイの世界観が全て失われたとは思いません。
・「変移抜刀霞斬り」が破れ、波打ち際で新しい技の修業をするシーン
・スガルが本気でカムイを殺そうとしたが、ウミガメに足を取られたため急所を外したためカムイの真意に気がつくシーン
・新技「十文字霞くずし」で両腕を切り落とした不動を、サメのエサにする怒りのシーン
「カムイ伝」の映画化は無理だと思いますので、「カムイ外伝」による白土作品の映画化には、ファンとして期待したいと思います。次回作を期待しています。
お金かえしてください 世界での公開は恥ずかしすぎる
お金かえしてください!世界での公開は恥ずかしすぎる! 俳優やアクションは他の方もレビューされている通り すごく良かったと思います。 ただ、映画としては。。。 やはり他の方が書かれている通り駄目なところが多々あり、 私には耐え難く、初めて途中で帰りたくなる映画でした。 有名な原作だけに、 別にハリウッド映画が一番とはいいませんが、 韓国映画もがんばってる中、こんな映画じゃ、、、 残念の一言なんかじゃ片付けられません!日本の恥です! 日本映画もっとがんばってほしいのであえて酷評します。 他の映画と同じ料金とられたのもありますが。。。 関係者の方、他の映画と見比べてどうですか? 各地を回ってまで本当にお勧めできる仕上がりですか? 世界に胸をはれる映画ですか?
一生懸命良かったところを考えてみる……
とにかくアクションやCGの不自然さが目につきます。 ストーリーの流れ(脚本)やコンテも意図的になのか、ぎくしゃくとしています。 キャラクターも、製作者側の「こう見せたい」というのが見えてしまって、たっているといえないと思います。 映画が終わった後、心に何も残っておらず、とても虚しかったです。 海がキレイ……だったかな。。。 南国の映画だったのかしら? 主演の松山ケンイチは及第点ですが、カムイより他の作品を演じているところが見たいですね。 小雪、伊藤英明、小林薫、いずれも役者が生きておらず、非常にもったいないです。
重軽すぎる…
原作ファンとしては、松山さんの造形的な部分ではOKでした。でもカムイの持っている壮絶なまでの孤独や絶望感は…残念ながら、感じられませんでした。 映画自体、正直…重くしたいのか、軽くしたいのかよくわからなかった。それでも…もっと「深み」は出せたはず。 日本的風土の作り込などは素晴らしく、忍者走りも頑張ってたし、アクションも忠実で、よかったかとは思うのですが…もうこれは、人生の経験値の差としかいいようがないのかもしれませんが。 確かに今とあの時代とでは、違い過ぎる。 でも現実に生きる人間の絶望感や孤独感ややりきれないくらいの哀しみは、今だって形を変えてあるはずなんです。そこを…描けてない…ように見えました。カムイはそこが核だと思うのに^^; それは松山さんご自身もインタビューなどで、苦しかったとおっしゃってらっしゃいましたが…そこにご自身で気づけてるだけでも、とても才能ある方なんだなと思います。 本人自らがちゃんとそこに気づけている事を…まわりがヘンに飼殺しにしないことを、願ってしまいます。
松ケン、頑張ったねっ!!
原作は読んでいません。 特に、松山ケンイチさんのファンというわけでもありません。 でも、私は結構楽しめました。 香港映画を思い出させるようなワイヤーを使った忍者アクションが楽しめる。 やっと、忍者の動きを楽しめる映画ができたんだな~。 幼い頃親しんだ忍者漫画の中の、土中の術、分身の術、手裏剣、ちょっとした仕掛けなど。 懐かしくて、面白くて。 アクション俳優でもない松山ケンイチさんが、忍者として見劣りしない、違和感のない、躍動感あふれる動きを見せてくれた。 そりゃあ、怪我もするよね、と納得の動作。 非人として生まれた宿命を持ち、孤独感、虚無感あふれるカムイ。 追い詰められたカムイの俊敏な動き、息使い。 生きたいという思いが、体全体で叫んでいるかのよう。 苦しみぬいて演じたという松山ケンイチさんに拍手。 ストーリーで、抜忍が追忍に追われる理由を、「決まり」とだけ言うのでなく、≪裏切り者≫となってしまう意味を、もっと伝えて欲しかった。 それと、差別の意味、もっと掘り下げて欲しかった。 わかりすぎるCGには、ちょっと興醒め。 血生臭く感じるシーンがあり、苦手な方もいらっしゃると思う。 脇を固める、佐藤浩一さんと土屋アンナさんのイヤラシサ。 小林薫さんの深い愛。いいな~。 伊藤英明さんは、画面に登場するだけで見栄えする。 エンディング曲の倖田來未の歌声には、反対。
もう一度見たい
見てきました。評論家の意見よりもやはり自分の目で確かめたい。結果はとてもよかったです。アクションは本当によくできていて真夏の沖縄での苦労が報われていますね。人間ドラマも良く描かれてましたよ。カムイの孤独、島の人たちの温かみも感じられました。こうして実写版で見ることができて感激しました。生身の人間の身体の動きにも感動しました。松山ケンイチさんはマッチョな体ではないですが身体能力は高いです。鑑賞後に、生き抜け、生き抜いてほしいとカムイに言いたかった。できればもう少し長くてもよかったのに。2時間では少しもったいない。
すべてに中途半端
こんにちは(いま24日11:00頃です) 崔洋一監督といえば「血と骨」という在日韓国人を描いた 傑作がありました。松山ケンイチは原作者の白土三平さんが、 「これぞ、カムイだ」といわれたという当たり役。 僕もイメージにぴったりだなと思っていたんです。 でもね~。 はっきり言っちゃうと 「カムイ伝」の原作の世界観には到底及ばなかった。 僕が映画に求めるものは3つの要素があります。 ひとつは映像、その世界をどう創るか ふたつ目はストーリーのおもしろさ みっつ目が役者とその配置 そのいずれもが力不足というもでしょうか。 崔監督にして、ちょっと何をいおうとしたのか、わかりません。 そのなかでも「映像」はいいほう。 ワイヤーアクションというのでしょうか。前半はこれで緊張感の ある画面を構成していたのですが・・・。 だんだんと緊張感が薄れてきたのでした。 ストーリーは差別問題をどう扱うのか。 原作は、この問題が底辺にあって、 なぜか、スリリングだったことを覚えています。 この映画でも、その問題が大きな要素になっているんだけど、 途中からそれが中途半端になってしまっていた。 役者とその配置は松山ケンイチはまあまあ。 特によくなかったのが、小雪でした。 もともとあまり好きではなかったんですが、やっぱり大味な 感じで内面的な深さが感じられない(小雪ファン、ごめんなさい) というわけで、僕としては、 人物の深みも、展開のおもしろさも、 画面としての斬新さも、中途半端なものでした。
トータルで平凡
原作の名前のみ知っている状態で見に行きました。 なので、ナレーション付きなのは有り難かったです。声の質も作品に合っていて、さすがというところ。原作を知らないと付いていき辛い(説明不足)な感はありますが、最後まで飽きずにいられましたので、合格点です。 出演者に関しては、 小雪:今後も色々見てみたいな~ 大後寿乃花:美人ではないが印象に残る 伊藤英明:画面で映える存在感はさすが 佐藤浩市:実はどの役か分かりませんでした。面白い! などなど。 あと、CGを使っていない場面での殺陣もなかなか工夫されていて見ごたえありました。 以下残念な点を。 まず主役の松山ケンイチですが、ぱっと見で誰が主役か全然分からない。存在感・オーラが全くない。上映中何度も「今写っているのが主役でいいんだよね?」と自分に確認してました。 メイン級はどの俳優も一発でイメージが残るのですが、彼に関しては最後までわからなかった。脇役の方が合ってるのかも。 また、パンフ等によると、CG・VFXを頑張った!と書いてありましたが・・・あれで?本気で?? チャーリーズエンジェルフルスロットルで「酷いCGだ」と思いましたが、わが国の実情を押し付けられてグッタリです。 良いところも悪いところもあり、普通の作品でした。 今後の教訓としては、出来ないことには手を出さずに作る!ですかね。
重いエンターテイメント超大作
配役の、土屋アンナはハマリ役すんなり受け入れられました。
(お似合いですあなた以外この役いません)
馬鹿殿は予告編でも特異でしたけど佐藤浩市の珍しい役回り。
松山ケンイチは特訓の成果でワイルドな抜忍。
小雪はヒロインとしてすごく真っ当、凛とした綺麗さ。
アクションはVFX映像での修正が激しく不自然です。
不自然ながら独特の世界観があり見たことの無いものを
見せてくれているのなら最大限評価しますがそうではないところがつらい。
脚本のクドカンは、時間軸の設定や
話の展開のさせ方に持ち味発揮していたように思う。
監督との共同脚本だから、キャラ全開ではなかったが。
それから、グロテスクシーンが多いのだけど
監督の趣向が色濃く反映された美意識なのか
血しぶきで画面が覆い尽くされるシーンが2回、他出血のシーン多数。
痛みの強調、苦悩と困難、痛みを深く考えさせることで
カムイの生い立ちの不遇を観る物に共有させ
その困難にめげず、カムイが強く生きる、『生き抜く』ことを際だたせているのか。
(でも沢山人が死んだなあ、死屍累々、近親者すべて死亡)
そして、最後には佐藤浩市殿おかかえの絵師による屏風絵が完成し、殿ご満悦
屏風絵を完成させるために、この物語が仕組まれたかのようなラストでした。
エンターテイメント超大作=海洋アドべンチャーとうたうわりには
重いなあー。
勿体ない!
原作を知らないで、忍び&松ケンに興味を持ち映画館へ。
青空、青海、白浜、濃く色鮮やかな色彩の自然。カムイの生き方と対照的でいっそうカムイの孤独を浮き彫りにしたようで楽しめました。
また、殺陣や砂浜での激走、忍びの技など格好良いシーンに興奮しました。撮影では大変苦労されていたみたいなのですが微塵も感じない格好良さでした!グロさも吹き飛びます。
でも、抜け忍のカムイへの仕打ちは周りを巻き込んで悲しい結末を………なのに泣けませんでした。たぶんナレーションが度々入ってきて映画の流れを悪くし、CG動物が雑だったからかなぁと思いました。
クドカンにはこの作品の脚本は無理
仕事上で松竹さんから苦戦してますって聞いて前売り買って見に行ったのだけど
正直、白土三平の世界は描かれていません。ファンにはがっかりでしょう。そこはかとない虚無の世界はクドカンでは無理でした。40台、50台をターゲットにしたのならやはり漫画のイメージは大事にして欲しかった。ワイヤーアクション、CGともに駄作の域、崔監督もヤッターマンのときと比べてお金が足りなかったのか?人間臭さがいまいち感じられません。松ケンも台詞が少ないのを補う、表現力が出てなくてTVの銭ゲバの方が良かった。松山ケンイチの演技力、肉体の表現共に原作には遠く及んでいません。佐藤浩市、伊藤英明ともにこんな役やる必要あったの?というくらいしょぼい。見所は小雪の演技を遥にこえた大後寿々花ちゃんとナレーションの山崎努、これだけは良かった。
役者の演技は良いけど…
CGがちょっと勿体ないです。 松山ケンイチさんの演技、アクションには引き込まれました。 また、小林薫さんが良い味をだしています。 クドカン作品らしさはあまり感じられませんが、ぐっとくるものがあります。
CGに頼り過ぎ
CGに頼り過ぎ。CGなんか無い頃、それでも忍者映画はじゅうぶんに興奮できた。松山ケンイチの動きがいいだけにもったいない気がする。動物の動きもぎくしゃくしていて、CGそのものの完成度も低い。 ストーリーの流れ、編集も悪くないのだが、中学生の頃に読んだ漫画(原作)に漂う、退廃感や無情感、無慈悲な残虐性、そしてほんのりした色気がどれも中途半端。 あー、もったいない。 予告編は上手い。
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