「崔 監督初の“本格VFXアクション”は…懸念どうり?!!」カムイ外伝 とるさき ともたさんの映画レビュー(感想・評価)
崔 監督初の“本格VFXアクション”は…懸念どうり?!!
崔監督らしい人物ドラマ部分や俳優陣の熱演による雰囲気は良く判るモノの、やはり“忍術”が絡むアクションシーンがイマイチ。
露骨なワイヤーアクションと、質と合成にバラつきがあるCGカットが多くあり、作品全体を“ザツ”に感じさせてしまうのが最大の難点。
それと、画面が明る(照明)く、原作が持つ“暗さ”が映像からは感じ取れなかったのも残念だった。
俳優陣は体当たりな熱演を魅せており、その“なり切り振り”は実に好感が持てる。
〈カムイ/松山ケンイチ〉は真摯に演じ切っているし、
カムイの少年期を演じた〈イ・ハソン〉と〈大頭/イーキン・チェン〉などなど、実に印象的な存在感を残す…のだが…。
崔監督初めての“時代劇”要素よりも、“本格的VFXアクション”映像が気になって仕方がない作品…。
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