カムイ外伝のレビュー・感想・評価
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貧しさ故に抜忍になった訳では無い。間違っている。
いずな落とし バックブリーカーだぜ!
アクションはチャイニーズ・ゴースト・ストーリーをリスペクトしているね。
『憐憫哀れみに迷う』
貧しさ故に抜忍になった訳では無い。間違っている。
『カムイ外伝』とあるが、外伝でもない。原作とは違うファンタジー。
結局、稚拙な者が村八分になって、悪代官から救出若しくはに復讐。
水戸黄◯だぜ。印籠出さないたけ。
そもそも、カムイ外伝はカムイ伝のスピンオフなんかでは無い。キャラクターを使った別の話しと見るべし。
カムイ伝は三部まであって、第二部まで終了している。従って、未完であるが、作者の白土三平先生がお亡くなりになっているので未完成のまま終了している。
この映画が海を中心に展開するのは、主演の男優が旧国営放送の主役を海を舞台に演じた事とカムイ伝の第一部が海で終わっているからだと思うが、第二部は猿の話から始まる。外伝はアニメーションの『サスケ』見たいな話の展開だと思うが、良く知らない。
剣の戦いは良かったよ。
原作にそれほど思い入れもなく、 マツケンにもそれほど期待もせず鑑賞。 崔洋一と宮藤官九郎。 原作に思い入れがなくとも このコンビで「カムイの世界観」は保たれるかと不安。 いや、逆に原作の持つ世界観を壊したかったのか? ということで、悪い方に壊れてしまったようです。 馬の蹄の意味がよく分からない。 他の馬にすればよかったのに。 と、なる。 半兵衛は狂人? なぜカムイを助けて、船から落として、そして助ける? と、なる。 毒で全滅ってなに?そんな馬鹿な! と、なる。 CGは嘘っぽいし、ワイヤーは幼稚。 に、見える。 忍者(マツケン)の走り方と、 剣アクションは良かったです。 ただ、群青色の鮮やかな海と、 白い砂浜と、夏の青空は・・・。 原作に思い入れなくても、 カムイっぽくなくて冷める。 宮藤官九郎があえて そうしたんだろうけど。
世界観がいい
これぞ日本のスペクタル巨編! 海も山も空も陸も人も獣も全ての命を壮大な世界観の中で描いている素晴らしい作品でした。 スケールだけではなく、人々の息遣いを感じさせ、各所見応えあり、ドラマチックな展開が心を揺さぶります。 時空を越えて感動に浸らせる原作の素晴らしさを更に広げて目を離せなくなるのは崔監督ならではのアクション演出と丁寧で精細な映像。演者の動き一つ一つを映し出しています。 松山ケンイチの小雪、伊藤英明らのキャスティングも素晴らしい。 清々しさで、気持ちがスッキリしました。 さて、外伝じゃないのも観ます。
この漫画のファンはもういい歳では
白土三平の「カムイ伝」、スピンオフの「カムイ外伝」の映画化で、脚本は宮藤官九郎、初期のCGが多用されている。 抜忍のカムイ(松山ケンイチ)は追っ手から逃れ、放浪していたが、同じ抜忍(小雪)のいる漁村に世話になる。 残虐で飽きっぽい権力者としての殿様(佐藤浩市)の扱いが中途半端。
CGが酷いのは確かだが、いい部分もある
総合:70点 ストーリー: 65 キャスト: 75 演出: 80 ビジュアル: 80 音楽: 65 冒頭の忍術での戦いで出てきたCGがとてもひどくて、やろうとしていることの意図は理解できるもののそれを表現する技術が追いついていないことがわかり、この時点ではたいして期待が出来ないと覚悟した。その映像技術の酷さは後に登場する鮫の場面など全編を通じて変わらないのだが、見ているとそれ以外にいくつか見所があることがわかりなかなか面白かった。 CGが良くないのは否定できない事実だが、漁村の美術や船などはなかなか良く出来ていて、衣装も含めて当時の雰囲気が良く出ていた。映像と演出の点数はCGと戦闘の場面を除外してこの部分だけを評価してのもので、CGを含めるのならばその半分というところ。海の美しさの撮影は上手いものの、でも瀬戸内海に延々と青が続く水平線があるのはやりすぎ。 そしてこの時代の漁村での生活や人々の生き様の描き方が上手い。この時代の社会制度の抑圧や、それでも生き抜こうとする人々との衝突や厳しい現実がよく表現されていた。忍術やら戦闘やらはいらなくて、これだけを描いた作品として見たほうがむしろ面白いのではないかと思った。原作は読んでいないのだがなかなかの力作のようで、このようなしっかりとした時代背景と社会の抱える酷さやそこに生きる人々の描き方に興味をかきたてられたので、機会があれば読んでみたい。 映画のほうは確かに駄目なところは駄目だが、良い部分は良くて玉石混合で、総合としてそこそこに楽しめた。
(・_・)エッ..?
何なの、これ? とても力作「血と骨」を撮った監督の作品とは思えない。 ワイヤーアクションもCGも脱力。 途中から作ったようなストーリーもついていけない。(一見さんお断り) イイ思いしたのは、小雪と結婚した松山ケンイチだけ。 残念!切腹!…な映画。
ひどい
これはひどい。 子供の頃アニメを見ていただけに ギャップがものすごくある。 僕のカムイのイメージは、もっとクールで 「うぉ〜〜〜!!」とか叫んだりはしない。 静かな闘志をもった男だ。 決定的な違和感は、カムイと海がどうもしっくりとこない。 やっぱり、山でしょ・・・ カムイっていう題名にしなければよかったのに 駄作や
意外に戦いのシーンがリアル
直接の原作となるカムイ外伝だけでなく、カムイ伝も全巻読んでいる者としてのレビューです。 リアル忍者ものの第一人者白土三平さんの作品の映画化ということで、不安半分・期待半分で見ました。カムイを実写映画にするなんて無茶なことをする人がいるものだ、と思いつつも、白土三平ファンとしては見ずにはいられない。 俳優陣は非常に良かったです。松山ケンイチって初めて見たのですが、カムイの雰囲気が出ています。走り方も表情もクールで格好いい。好演。 宮藤官九郎脚本ということで原作を換骨奪胎してしまわないかと心配だったのですが、意外にも(?)原作にかなり忠実で堅実な脚本作り。見直しました。 浜辺での戦いのシーンでは、忍者の卑怯な(=頭脳的な)戦いぶりが描かれ、これぞ忍者!と膝を叩きたくなりました。原作にある躊躇なく残虐なシーンを描く姿勢は、かなり抑えられていて、実写に当たっての配慮かな、と感じました。 問題点は、ワイヤーアクションとCGの作り物っぷり。崔監督は、最低限、物体の落下運動の軌道について勉強してほしい。マンガでの動的な表現法をそのまま実写・CGで表現してもリアリティが出ないわけです。忍者の超人的な体術の表現は、吹き替えでスタントマンを使っても良かったんじゃないかな。 変位抜刀霞切りは崔監督の解釈に疑問。この技は、カムイの超人的な身軽さを生かして相手の間合い取りを狂わせるのが本質の技です(原作に技の解説あり)。映画の描写では、幻術のように感じてしまう。 カムイがなぜ抜け忍となったか、なぜ抜け忍は追われるのか、そういう疑問は疑問のまま答えを出さず、ひたすら追われる者の姿を描くのがカムイ外伝の世界です。映画では、「なぜ?」に答えようとして説明的になってしまっています。カムイ外伝もカムイ伝も、意図的に説明を省略する姿勢が貫かれており、「なぜ?」の部分は読者が自分で考えたり、深く読み込めば分かってくる、という作品です。映画もこういった省略の美学を取り入れた方が深みのある映画になったのに、と思います。崔監督が原作ファンなら、分からないところは原作を読んでね、という映画作りで良かったのに、と思います。 映画では、身分差別問題を取り込もうとしていますが、これはカムイ伝の世界であって、カムイ外伝の世界じゃない。もう少し整理した方が良かったんじゃないかな。 出来のいいシーンと出来の悪いシーンの落差がかなりあるため、評価のばらつきが大きくなっているのだと思います。 この映画を見てがっかりした人は、是非とも原作を読んでみて下さい。素晴らしいですから。
想像以上に良かった。
原作のコミックはよく読んでいたが、マンガのカムイと松山ケンイチのカムイに違和感は感じない。かっこいい。 忍びをテーマにした映画は、中身の無いものが多いが、この映画はストーリーがしっかりしている。120分とちょっと長いが、許容範囲だ。 最後に城主を暗殺してくれれば、もっとすっきりするのだが、それでは、アクション映画になってしまうと考え、崔洋一監督は、世の理不尽さを言いたかったのだろう。
期待が高い映画って大変だと思いました。
『大作×原作のシリアスさ×松山ケンイチ×クドカン』 ということでどんな仕上がりになるのか大きく期待して見ました。 結局どうにもなってませんでした。 原作のシリアスで哲学的な要素は追求できず、クドカンの軽妙でコミカルな面白さも馴染み切らず、個人的には振り切れない印象を持ちました。 この手の作品なので何にせよインパクトを残して欲しかっただけに残念です。 ただ別に物凄い悪い出来栄えというわけではないはずです。 期待が高い映画って大変ですね。
丁寧過ぎ。
カムイ伝、カムイ外伝通じてテーマ、設定がキツイ原作。原作ファンとしては説明が多い気がするし、忍者活劇の要素が強い外伝を選択したのだから世界観を知らない人に説明するのは無理。 基本はアクション重視ではあるものの、もっとシンプルにした方が鑑賞しやすかった気がする。崔監督の真面目さ裏目に出てしまったかもしれない。 メイキング番組などを見てアクションに力を入れたのは理解しているが、特殊効果映像が目に付いて、努力を打ち消してしまった。 映像トリックが活かされたのは、かすみ切りのシーン。ツカミの一回だけだったら抜群だったのになぁ。勿体ない。 制作のニュースを聞いてからずっと楽しみにしていたが、期待が膨らみ過ぎて、不満感を感じてしまった。
崔 監督初の“本格VFXアクション”は…懸念どうり?!!
崔監督らしい人物ドラマ部分や俳優陣の熱演による雰囲気は良く判るモノの、やはり“忍術”が絡むアクションシーンがイマイチ。 露骨なワイヤーアクションと、質と合成にバラつきがあるCGカットが多くあり、作品全体を“ザツ”に感じさせてしまうのが最大の難点。 それと、画面が明る(照明)く、原作が持つ“暗さ”が映像からは感じ取れなかったのも残念だった。 俳優陣は体当たりな熱演を魅せており、その“なり切り振り”は実に好感が持てる。 〈カムイ/松山ケンイチ〉は真摯に演じ切っているし、 カムイの少年期を演じた〈イ・ハソン〉と〈大頭/イーキン・チェン〉などなど、実に印象的な存在感を残す…のだが…。 崔監督初めての“時代劇”要素よりも、“本格的VFXアクション”映像が気になって仕方がない作品…。
ありきたり
間があって、のんびりした印象。日本のCGってこんなものだろうけれど、いかにもCGですといった、つなぎカクカクが気になって仕方ない。アクションも頑張っているのはわかるけれど、迫力に欠けていて、ストーリーもありきたり。見やすいけれど、印象に残らない感じです。松山ケンイチだけを目当てに行くなら良いのじゃないかしら。
たぐいまれなる失敗作
自ブログより抜粋で。 -- なにはともあれ脚本がひどい。 もともとハチャメチャなコメディタッチを得意とする宮藤官九郎の起用が裏目に出ている。というか、内容を考えるとなんで彼が起用されたのか、はなはだ理解に苦しむのだが。 枝葉のところで笑いをとるコメディと違って、この映画はきっちり芯を通し、非情な闘いの中で生きることに執念を燃やすカムイの姿を骨太に描くべきじゃないのか。 やりたいことなのか、原作からかいつまんだエピソードなのかは原作未読の自分にはわからないが、いろんなエピソードが空中分解してて、まとまりがないのよ。 横暴極まりない藩主とか、幼なじみの追っ手とか、逃げ延びた漁村での色恋沙汰とか、どれもこれもが中途半端。因縁めいた繋がりを見せて、なんとか筋を通そうとしている痕跡がかえって痛々しい。 オープニングの、劇画とちょっとしたアニメーションを使った物語の背景紹介からして少々くどい。 迫害を受けた幼少期の紹介には実写の回想シーンも使われるが、それはカムイが忍の世界を選んだ過去であって、それよりもカムイがその忍の世界を抜け出すきっかけとなった、嫌気が差したという意に反した理不尽な殺戮というのをちゃんと見せるべきじゃなかったのか。 回想シーンに出てきた幼なじみとの対決がそういう意味合いだったのかもしれないが、まるで効果をあげていない。抜忍になった後ではその提示としては順序が逆だし、なんだかチョイ役との寄り道ぐらいの印象しか残さないんだもの。 (中略) 最後にこれだけは誉めておくが、俳優陣の演技は、主役の松山ケンイチを筆頭に、皆お世辞抜きに素晴らしかった。 これはその演技を引き出した崔演出の賜物でもあるんでしょうが、特に佐藤浩市や伊藤英明、小林薫あたりは、こんな演技もできるんだって驚くくらいにイメージが変わる熱演。 これも演出がいいんだろう、チョイ役でしかない土屋アンナも強烈な印象を残す。 『女の子ものがたり』(2009年、監督:森岡利行)での好演が記憶に新しい大後寿々花も負けてない。 ただ、結局この脚本ではそういった好演、局所的には目を惹く好演出がすべて空回り。 場当たり的な見せ場ばかりで、お話的にはダラダラと展開される散漫なもの。 カタルシスや感動の涙といったおよそ娯楽映画として楽しめる要素はまるでないというたぐいまれなる失敗作。
間延びして眠くなる
カムイの心情が描かれているのだろうか? 終わった後にそう感じました。 途中のノンビリしたシーンは退屈です。 映画としての狙いは、カムイに束の間の幸せが訪れたということを描きたかったのでしょうが、景色の美しさに頼り過ぎていると感じました。 それから、CGに頼り過ぎです。 CGを多様しているのではなくて、「それぐらいチャンと撮れよ!」ってことにもCGを使用しているのはどんなものでしょう? 納得いきません。
駄作
僅かなナレーションだけの説明で、その後の展開にかなり唐突感がある。 導入部で、背景、舞台設定、心情をしっかり描くべき。 最初の時点で映画として破綻している。 全体的なテンポもものすごく悪い。 CGのシーンがかなり稚拙。 不自然なワイヤーアクション。 海上のシーンの色調や光の具合がおかしい。どうみても青すぎる。 人食い鮫の、鮫離れした登場シーン。 つくりもの感一杯の世界。 CG、ワイヤーアクションについては、もっと海外の作品から学んでほしい。 使い慣れてない人が、自分のレベル、他の作品との差も知らず、面白がって、得意になって、いっぱい使ってみたというレベル。 俳優さんの演技はかなり本気。しかし主人公の心境変化や物語の展開が唐突では 折角の巧い演技も、かえって上滑りしている印象。 監督が映画に込めたというメッセージはいっさい感じられない。 撮影に苦労したとのことですが、ここ暫く観た映画の中では、かなり痛々しいものとなってしまった。 原作の持つ歴史的価値を見事にブチ壊してしまったのは大罪。 作品の持つ人間賛歌・スケール感が全然出ていない。 重要なエピソードを削いで余計な部分を足しているのも問題。物語がブレまくっている。説明不足なところと中だるみするところがあり、ストーリーに引き込まれない。 抜け忍となり、追われる身となったカムイの苦悩が感じられない。ストーリーの深みがまったく無い。結局何がいいたかった映画かわからない。見終わった後に、何も残らない。 お金と役者の無駄使い。救いようのない映画。 レンタルDVDでも時間の無駄。 素人作品。 観たら確実に後悔します。 作り手は観客にどうやって見せたら納得してもらえるかもっと真剣に検討する必要があるのでは。 配給会社も上映前にちゃんと評価すべき。なぜこれで上映に踏み切った? このような駄作・素人作品に金・時間・労力を無駄使いした作り手・配給会社のあり方、こんなものでも上映してしまうシステムを放置している日本映画界の責任は重い。
カムイ?
カムイって一体どういうお話なのか? この映画を見るだけでは多分本当に原作者が伝えたかった所までは 描ききれてなかった気がします。 暗くないし…(^_^;) 何故、抜忍ってそんなに執拗に追われるのか? 何故、小林薫の演じたオジサンは領主の馬の足でなければならなかったのか? 何故、小雪は14年経って子供を3人も生んだオバサンなのに全く変わってないのか? 何故、ナレーションが(声は素敵なんだけど…)ガンガン入るのか? その他?って思うことが多い映画でした。 ちゃんと原作を知った上で見に行った方が良かったのかな?
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