「誇りを持っていいと思う。納棺師という仕事!」おくりびと 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)
誇りを持っていいと思う。納棺師という仕事!
遅ればせながら、観た。思ったより肩肘を張らずに観られた。今まで知られていなかった職業に陽の目を当たらせた映画だが、所作が美しく、見事な感じを受けた。最初にこの仕事に入ったきっかけも、偉そうな話ではなく、お金が稼げるからというのも現実的でもっともらしかった。それがだんだん責任感も出てきて、惹かれていく様子が自然に描かれていた。死体たちもいろいろ工夫してあって、飽きさせなかった。最初は人に隠すような仕事が、人に知られてしまうと差別を受けるようになっていく怖さ。現代の日本で、職業で差別があるとは・・・ 日本人として悲しい。でも、最後は妻も認めてくれるのはうれしかった。もっと職人ぽい仕事かと思ったが、私が受けた印象は芸術家みたいだった。
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