劇場公開日 2008年9月13日

「エンバーミングとまでは行かないけど…」おくりびと レナカナママさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0エンバーミングとまでは行かないけど…

2009年3月22日
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

納棺という仕事があるっていうのを
この映画で知りました。

で、見ていてエンバーミングとまでは行かないけど
それっぽいなぁって…
死化粧や消毒をしてもらって
生前のような顔で見送ってもらう。

彼らの手に掛かったらきっと美しく死んでいける気がしました。

だから…あれだけ(汚らわしいとまで言って)嫌ってた彼の仕事振りを
見ることになった奥さんが理解を示すようになるんだものね。

でもさ…汚らわしいって言われても
奥さんのこと許しちゃうんだね。
あの一言は絶対に言っちゃいけない言葉だったんじゃないのかな?
妊娠したってことで無しになっちゃうの?
私だったら一生引きずりそうだわ。

あと…石文っていう素敵なやり取りが有ったってことも
この映画で知りました。
石のイメージで相手の感情を読み取る…
ポジティブな人とネガティブな人では全く違う内容になるって気もしますが…

しかし…笑えるところも多いし、泣かせる要素も盛りだくさんで
確かに素晴らしい(地味だけど)作品ではあると思うんだけど…
こういう映画をアメリカの人が本当に分かったのかな?と…

まぁ…賞取れて良かったです。

レナカナママ