劇場公開日 2008年9月13日

「下妻を超えた?んー。」パコと魔法の絵本 TOKUSHIさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0下妻を超えた?んー。

2008年9月5日

泣ける

笑える

単純

日本映画らしい作品で。
ハイスピードコメディで。
笑えて、泣けて、ちょっぴり切なくて、胸が温まるそんな作品で。

映像技術もかなり高くて良かったものの、なんだか物足りない、なんだか惜しい。
テーマはいいんだけれど、どうにも単純すぎるし、全ての動機が軽薄すぎる気がする。
もうちょっと登場人物ひとりひとりのパーソナリティをを深く掘り下げて欲しかった。
だからなんとなく消化不良気味。
キャストはいいし、演技も巧いから尚更惜しい。

そして、阿部サダヲに喰われた感がある作品。
観ていると次第に阿部サダヲの一挙一動を待ち望むようになります(笑)。
阿部サダヲがいなかったら良くも惡くも違う作品になっていたことだろう。

主人公パコの女の子はかわいいし、演技もうまいし、これからが楽しみだ。

土屋アンナは「下妻物語」より面白いといっていたが、僕は「下妻」のほうが好きだ(笑)。

TOKUSHI