劇場公開日 2008年10月4日

「火曜サスペンス劇場です」容疑者Xの献身 あんゆ~るさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0火曜サスペンス劇場です

2008年11月10日

悲しい

友達がスマステで稲垣くんが絶賛してたから観たい、とのことで一緒に観ました。

ドラマを知らないし、原作も知らない。
でも、この程度の出来のサスペンスならテレビで十分満たせます。

天才物理学者VS天才数学者という高度な頭脳戦を期待できる設定も、途中からあまりにもその二人の人物造詣を崩しすぎです。天才物理学者、湯川は「愛」ですらも数式にするキャラクターだから面白いんであって、それを崩して、途中から人間味あふれるキャラクターにするなんて都合よすぎです。結果、ありふれた推理ドラマになったという感じ。さらにそこから安易に泣かしにかかる典型的な日本映画の悪癖。これ禁じ手にして欲しい。

その設定を活かせるほどの頭脳をこのシナリオは持っていなかった、という事に、本作を見る限り解釈するしかないですね。CM以外あまり知らなかった福山雅治は収穫。柴咲コウは良くも悪くもないが、役的に本作では緊迫感に水を差す存在でした。

ちなみに友達はテレビのほうが全然面白かったと言っておりました。

あんゆ~る