崖の上のポニョのレビュー・感想・評価
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時代の匂いとして未来を感じ取っていたのでは
魚が人間になるって凄いエネルギーを発生させる。
その為に大津波が起きてしまう。大津波は街を飲み込む。
水位は下がらないままだけど、何も破壊していない、家は立ったまま、木々もなぎ倒されていない。
そして、ポニョは人間に受け入れられて完全に人間になる。
おばあちゃん達は立って歩けるようになる。そして木々も何もかもが生き生きとしている。
これはファンタジーである。
魔法の力は奪いもするが、与えもする。大きな変化を起こす。
子供の描写が本当に上手い、瞬間の幸せだけがある。それだけでも観る価値あり。
私は今回初めてこの作品を見たが、311を想起させて、あまりにも凄い。
時代の匂いとして未来を感じ取っていたのではないかとさえ思う。
何度と見たら段々とわかる
主題歌があまりにも有名な本作、冷静に見てみると何が何だか、不思議な...
リサが格好良い♪
レビュー
すぐにあきました
退屈な映画でした。 最初のうちは興味深くみていましたが、 すぐにあきました。 希薄なストーリーを映画の長さまで力づくで伸ばしたようなないようでした。 もう少しテンポよく絵本から抜け出したような幻想的なシーンを次々に提供しなければあきられてしまいます。 視聴者が おとなか子供かにかかわらず。
ストーリーも矛盾だらけです。 藤本は [カンブリア紀のような昔の海に戻すこと] を目的に魔力をため続けていたはずです。 それが実現できたのですから、 元に戻す必要はありません。 なぜ戻そうとするのか理解できませんでした。
絵本のような絵は新鮮でしたが、 それは一部のみでした。 全部の映像で徹底するべきです。 中途半端なものを見せられても困ります。 背景は絵本のようでも、 アニメーションの部分は単調な塗り方です。 そのため、 [あ、 このドアは今から開く] などと判断できてしまいます。 ドアも絵本のような配色にするか、 全部をアニメーションの単調な塗り方にするか、 で統一するべきです。
難解の理由は・・・
内容が難解とか周囲でよく耳にする。
その大きな要因は
宗介母とポニョ母が2人で話すシーンで
はないだろうか。
通常の展開だと謎解きの場面あるいは起承転結の
結へ一気に向かう場面である。
ここはおそらく
ポニョの意志通りにさせてあげたいポニョ母と宗介母は
その為のリスクに対して協力ができるとかできないとか
絶望の海から、希い望みはある人間界へ行かせてあげたいとか
やっぱり難しいとか・・・話していたのだろう。
ここを{観客に見せない}という事は
希望に包まれた新品でまっさらの人間社会(ポニョ&宗介目線の人間社会)を
子供達に提示したい。
{観客に見せる}という事は
くたびれた中古品の人間社会(母目線の人間社会)を
彼ら&観客に露呈させてしまう(現実はそうなのだが・・あくまでも
晴れやかな希望を子供たちに提示する為に・・)。
というストーリーが不透明になる事よりも
メッセージを明確にさせるという作者の強い強い意志が
感じられる。
神経症と不安が充満する世の中へ愛するわが子を
生かせたくない、かといってオン・ザ・エッジ(崖の上)の現状にも
戻したくは無い。子供や社会を自立させるには
避けて通れない。
そんな事を2人の母は話していたのかも知れない。
少し失言すれば袋叩き
遊びが過ぎれば袋叩き
ちょっと目立てば袋叩き
問われているのはポニョの天真爛漫さではなく
宗介の強さでもない。
それを受け入れる周りの住人の寛容さが大波小波の
荒ぶる魑魅魍魎たちを納得させる唯一の方法ではないのか・・・・・
そして63年前の今日、やはり絶望と希望の境界の
崖の上で
その行方について長い長い議論をしていた人たちがいた。
何の為に?
僕たちの為に・・・・・・?
さすが興行収入6週連続一位のジブリです。 エンドロールまで楽しませ...
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