劇場公開日 2008年7月19日

「時代の匂いとして未来を感じ取っていたのでは」崖の上のポニョ まゆみ3さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0時代の匂いとして未来を感じ取っていたのでは

2019年3月27日
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鑑賞方法:DVD/BD

興奮

魚が人間になるって凄いエネルギーを発生させる。

その為に大津波が起きてしまう。大津波は街を飲み込む。

水位は下がらないままだけど、何も破壊していない、家は立ったまま、木々もなぎ倒されていない。

そして、ポニョは人間に受け入れられて完全に人間になる。

おばあちゃん達は立って歩けるようになる。そして木々も何もかもが生き生きとしている。

これはファンタジーである。

魔法の力は奪いもするが、与えもする。大きな変化を起こす。

子供の描写が本当に上手い、瞬間の幸せだけがある。それだけでも観る価値あり。

私は今回初めてこの作品を見たが、311を想起させて、あまりにも凄い。

時代の匂いとして未来を感じ取っていたのではないかとさえ思う。

まゆみ3