崖の上のポニョのレビュー・感想・評価
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子供のために作られた映画
3才の息子がトトロにはまり、その流れでポニョを借りて見ました。
トトロも驚きのハマり方で、毎日のように見ていたのですが、ポニョはなんとそれ以上に大好きになりました。
海の生き物が好きなので、ポニョとニモを一緒に借りたのですが、3才の子にはニモは刺激が強すぎたらしく、怖いと嫌がっていました。
ポニョは大人から見るとわけが分からず、冒険感も少し物足りない感じがしますが、小さな子供は不思議をそのまま受け入れるし、刺激の少なさも逆にいいみたい。
ポニョをひと目見て「金魚」と判断し(大人から見るとえ?金魚・・・?て感じですが)、泣いている赤ちゃんを見て「この赤ちゃんは怒っているね」と言っていました。映画評で「この赤ちゃんは生まれてこなければ良かったと思っている」というのを読んで納得。子供は監督の意図したところをストレートに受け取るようです。
ポニョがそうすけくんを大好きな気持ちを真っ直ぐに表現するシーンと、そうすけくんがママに抱きしめられるシーンが大好きで、ママのシーンのときはママのところにきて抱き締められたがります。悪い人が出てこず、子供から見て、愛に溢れた、見ると幸せになれる映画なのだと思います。
宗介の母親リサは魅力的なキャラクターでした。
人間世界に興味を持った人魚のポニョと、人間の少年の物語。
尊敬する宮崎駿の作品ですが、余り高い評価をしていない作品です。
正直言って、何を描いているか私には良く分かりません。
冒険譚としては山場が乏しく、成長譚にしては主人公が幼過ぎますし、その苦悩等も描かれていません。
ただ、ポニョと宗介の可愛らしさを堪能できた作品で、上記の通り私的評価は厳しめです。
かわいくて泣いちゃう
そうすけの初めからの優しい気持ちと、男らしい踏ん張りに感動した。
船を大きくして、二人で準備してる所が、可愛すぎて涙が出てきてしまった。
リサのさっぱりとしてでも、何も動じなく優しくポニョと接する所も、胸が暖かくなった。声優の山口さんピッタリだと思いました。
宮崎駿先生の作品3作品目だけど、とても良いものだなぁ。と、思い「もっと見なければ」と、強く思いました。
もうちょっと詳しく
ハムがいー!
帽子は小さくなってしまったけど・・・いいのか?
映画やアニメがことごとくパチンコキャラとして使用されているのにジブリだけは頑なに拒否している姿勢は評価できるのですが、なぜかポニョの顔がデフォルメされるとパチキャラの玉ちゃんに思えてしまいました・・・いかんいかん。
最近の宮崎アニメは意味不明の部分が多かったり、謎は謎として観客に委ねてしまう傾向があるのかな~などと考えてしまう。4年ぶりとなる今作もアンデルセンの『人魚姫』がモチーフであるとわかっていながら、5歳児のように純真な心で観ることができない悲しさ。なぜ地球を崩壊させ(?)て海中心の世界にしなければならないのか。なぜ古代魚なのか。なぜ『魔法のマコちゃん』じゃいけないのか・・・等々と悩みつつも、3DCGアニメに疲れた現代人にとっては優しい人間の手による作画に心奪われていきました。
怪しげなフジモトという男から逃れて上陸したさかなの子。崖の上の一軒家に住む園児宗介が助けた途端、“波”のような巨大魚が彼を襲う。『となりのトトロ』のように子供にしか見えないという設定の巨大魚でしたが、海底のゴミとともに描かれると『ゴジラ対ヘドラ』のヘドラに見えてしまうのだ。と、妄想にとりつかれていると、フジモトは天本英世氏をモデルにしてるんじゃないかと疑ってしまう。同じように、マックロクロスケのように蠢くフナムシの群れが小さな王蟲に見えたのも固定概念に縛られていたためかもしれません・・・
幼児向けの映画だったんだな・・・などと諦めるつもりが、ゴミ公害だとか、温暖化による海面上昇だとか、色々思いめぐらせていると、ふと子供を旅立たせることがテーマだったんじゃないかと疑ってしまいました。評判の悪かった『ゲド戦記』。だけど、ポニョを人間界に出してやってもいいんじゃないかと考えなおすフジモトは息子を独立させる決意をした宮崎駿監督本人に思えてしょうがない。そうやってストーリーを見てみるとと、デボン紀の古代魚なんてのは監督の原点を思い出させようとするメタファーだったのかもしれません。親子の確執、そして試練を乗り越え全て受け入れているメッセージ。それとも自身の過去との決別か・・・
過去作品を彷彿させるのは、まず軽四のカーアクションや水没する町で『カリオストロの城』。崖の上の家が浮かんだ様子が『未来少年コナン』の“のこされ島”。巨大魚もそうだが、ポニョの本名“ブリュンヒルデ”は『太陽の王子ホルスの大冒険』の悪魔グルンワルドとヒロインのヒルデの名前。古代魚や虫が『風の谷のナウシカ』。なぜだか『トトロ』以前の作品が多いことにも意味がありそうだ。
やはり不満なのは声優。長嶋一茂なんてのは『トトロ』の糸井重里並だし、所ジョージにもがっかり。『アルフ』のときはよかったのに・・・
時代の匂いとして未来を感じ取っていたのでは
魚が人間になるって凄いエネルギーを発生させる。
その為に大津波が起きてしまう。大津波は街を飲み込む。
水位は下がらないままだけど、何も破壊していない、家は立ったまま、木々もなぎ倒されていない。
そして、ポニョは人間に受け入れられて完全に人間になる。
おばあちゃん達は立って歩けるようになる。そして木々も何もかもが生き生きとしている。
これはファンタジーである。
魔法の力は奪いもするが、与えもする。大きな変化を起こす。
子供の描写が本当に上手い、瞬間の幸せだけがある。それだけでも観る価値あり。
私は今回初めてこの作品を見たが、311を想起させて、あまりにも凄い。
時代の匂いとして未来を感じ取っていたのではないかとさえ思う。
何度と見たら段々とわかる
主題歌があまりにも有名な本作、冷静に見てみると何が何だか、不思議な...
リサが格好良い♪
レビュー
すぐにあきました
退屈な映画でした。 最初のうちは興味深くみていましたが、 すぐにあきました。 希薄なストーリーを映画の長さまで力づくで伸ばしたようなないようでした。 もう少しテンポよく絵本から抜け出したような幻想的なシーンを次々に提供しなければあきられてしまいます。 視聴者が おとなか子供かにかかわらず。
ストーリーも矛盾だらけです。 藤本は [カンブリア紀のような昔の海に戻すこと] を目的に魔力をため続けていたはずです。 それが実現できたのですから、 元に戻す必要はありません。 なぜ戻そうとするのか理解できませんでした。
絵本のような絵は新鮮でしたが、 それは一部のみでした。 全部の映像で徹底するべきです。 中途半端なものを見せられても困ります。 背景は絵本のようでも、 アニメーションの部分は単調な塗り方です。 そのため、 [あ、 このドアは今から開く] などと判断できてしまいます。 ドアも絵本のような配色にするか、 全部をアニメーションの単調な塗り方にするか、 で統一するべきです。
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