劇場公開日 2008年4月26日

「ストーリーを追っちゃ駄目。」少林少女 AKIRAさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ストーリーを追っちゃ駄目。

2008年4月26日

楽しい

寝られる

性急なドラマが退屈なラクロスを延々見せられ,
終盤になってようやく思い出したかのようにカンフーにシフト。

救出劇は,驚きの要素もあって,画面に見入る。

試合になってないとツッコミながらも,
楽しく最後まで見せてくれるエンディングも好き。

ただ,ドラマが弱すぎる点がもったいない。

色が多過ぎて散漫。
少林拳とラクロス,どっち付かずのストーリー。

主人公,桜沢凛が口にする
「少林拳を広めたい」はしつこくて,
まるで勧誘みたいな胡散臭さ。

葛藤も浅くて,深みの無い人間性。

それらのマイナス要素を,
自身が持つ魅力で吹き飛ばす柴咲コウには拍手。

凛々しかった。

AKIRA