映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝のレビュー・感想・評価
全9件を表示
驚異の電波アニメ
90年代のドラえもんを知る自分にとって、ドラえもんの映画は絶対的な信頼のブランドだった。外すはずがない。 そんな中で圧倒的にヤバいクオリティだという噂を聞いて観たこの作品は、その評判を裏切らない駄作だった。 シナリオの整合性がなくキャラクターの言動が行き当たりばったりで、展開が非常に電波的。誰がどう脚本を描けばこんなサイコな作品が出来上がるのだろうか?? ヒロインの王女はただの人格破綻者のまま話が終わってしまったし、ラストシーン付近のやけに生々しいナウシカ巨神兵の戦闘シーンやら、エヴァンゲリオンみたいな全てを有耶無耶にするトリップシーンやら、イジりどころを挙げだすとキリがない。 映画ドラえもんのデビューをこの作品で迎えてしまった哀れな子供たちがそこそこいることを思うと、涙を禁じ得ない。
エコをテーマにしていたと思わせておいて、平和への祈りを込めた内容...
エコをテーマにしていたと思わせておいて、平和への祈りを込めた内容になっていた。思えば『地球が静止する日』と同じテーマだったわけだ。 新しい声優陣に替わってから、ジャイアンが結構かっこいい。今回も許しを乞う場面でちょっぴり泣かせてくれる。クライマックスは荘大なSFドラマとなっているし、植物星人の姫様を助けることで人間の良さをアピールするけど、ドラえもんのアニメじゃなければハリウッド的。
とてもジブリ的
な作品だと思います。演出やテーマが。 だから面白い、とも言えるけれど。 私は、ドラえもんがジブリに寄せる必要があるのか?と疑問に思ったりします。 新生ドラえもん初のオリジナル映画らしく、かなり気合の入った力作であることな確かです。 一見の価値あり!
やっぱりドラえもん
新ドラえもんの初のオリジナル映画。 といっても原作の『さらば、キー坊』を映画化したものです。 途中、よくわからない展開があり無理やり引き伸ばした感じがありますが、やはり感動できます。 環境破壊がテーマでもありますが、『人類が環境問題と向き合うために百年間の猶予を与える。』という所。 原作で語られてから相当時間が経っているはずですが、人類は大きく変われたのだろうかと考えさせられました。
ドラえもんじゃない
この映画を見た感想として①とても疲れました。頭が痛くなるほどに。 ②これはもうドラえもんじゃないな。 ①ストーリーの強引な展開とラストに近づくにつれて派手になる演出、正直疲れました。 ②声は変わったのはもちろんですが、キャラクター達の表情やセリフ・動きにほのぼの感が全く無くなり、妙にリアルな感じがしてとても残念でした。 もっとハートウオーミングなものが見たかったです
なんだか悲しくなりました
新生ドラ初のリメイクでないオリジナル映画。 オリジナルつっても、藤子さんの短編を長くしたものですね。 なんだかなぁ。 詰め込みすぎて何が主題なんだかわかりません、話の軸がブレテイルよ。 よりドラマチックにしようとして、『風の谷のナウシカ』や『もののけ姫』のエッセンスを加えてまとまりがつかなくなった感じ。 残念でした。 んで映画の出来とは別に、この映画観たら悲しくなりました。 この映画の原作『さらば、キー坊』はもぅ20年以上も前に描かれたもので。 汚染された地球から植物を救うために、宇宙から植物人間がやってくる。 原作ではドラえもんの道具によって動いて喋れるようになった苗木のキー坊が 「度重なる自然破壊をしてきた人間も、次第に反省してきている。」 てな事を伝えてくれて、人類は滅亡を逃れ100年間の猶予を与えられたんです。 それがさ、今回の映画も言ってることは20年前と同じ。 「度重なる自然破壊をしてきた人間も、次第に反省してきている。」 ぇ、じゃぁこの20年っていったいなんだったんですかね・・・。 藤子さんが20年以上も前に描いていた環境問題の提唱を、そのまま焼きなおして提唱しちゃってるのって、どうなんだろう? 原作によって与えられた100年の猶予。 もう五分の一の20年経っちゃってます。 僕らは変われているんでしょうか?
全9件を表示