劇場公開日 2008年3月8日

「驚異の電波アニメ」映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝 ヨックモックさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0驚異の電波アニメ

2019年7月22日
PCから投稿

90年代のドラえもんを知る自分にとって、ドラえもんの映画は絶対的な信頼のブランドだった。外すはずがない。
そんな中で圧倒的にヤバいクオリティだという噂を聞いて観たこの作品は、その評判を裏切らない駄作だった。

シナリオの整合性がなくキャラクターの言動が行き当たりばったりで、展開が非常に電波的。誰がどう脚本を描けばこんなサイコな作品が出来上がるのだろうか??
ヒロインの王女はただの人格破綻者のまま話が終わってしまったし、ラストシーン付近のやけに生々しいナウシカ巨神兵の戦闘シーンやら、エヴァンゲリオンみたいな全てを有耶無耶にするトリップシーンやら、イジりどころを挙げだすとキリがない。

映画ドラえもんのデビューをこの作品で迎えてしまった哀れな子供たちがそこそこいることを思うと、涙を禁じ得ない。

ヨックモック