「ラストがもったいない!!」ガチ☆ボーイ マロピさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストがもったいない!!
映画のカタルシスの中のひとつに伏線の回収というものがある。
しかし、この回収方法があざとすぎるとただの嫌味な映画になってしまう。
このガチ☆ボーイは伏線の回収が実に見事である。
後半の試合シーンは本当に秀逸。
プロレスの試合としても十分に面白いのだが、ここまで張られていた伏線がこれでもかと言うくらい見事に回収されていき、久々に涙腺が緩んだ。
特に、父親とのシークエンスは目の前のワイパー無しには見られないほど(笑)
題材にプロレスを持ってきたのも、「痛み」をなるほど、こういう風に使うためか!と非常に感心した。
そんな見事な作品なのだが、個人的にはラストの部室でのシークエンスはいらなかったと本当に思う。
主人公が皆に担がれて最高の笑顔、そこでエンドロール!!
これで良かったのに。。。
こればっかりは良かれと思ったことが裏目に出た感じ。
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