「鳩がスローで飛んでいく。」レッドクリフ Part I ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
鳩がスローで飛んでいく。
今やチャン・イーモウはワイヤー監督へと転向し(汗)
このヒトはスローモーションと白鳩を飛ばすのに夢中。
アジア映画は小道具万歳化してきましたね。。
恥ずかしながら「三国志」にまるで詳しくない私。
それで分かるかなぁ~という不安は冒頭で掻き消された。
なんと字幕版なのに日本語のナレーションが入ってるし!
あぁ~これでここまでの道のりは分かったぞ。実に親切だ。
…と、ややニガテな^^;白鳩監督に敬意を表したものの。。
う~ん。。個人的にはやはり長く感じられた作品だった。
かなり監督のオリジナルになっているらしい。なるほどね。
本来の闘いそのものはとても興味深いし、面白いと思う。
豪傑達の見せ場を黒澤っぽく描いたのもまずまずだけど、
前回の感想にも書いたように私はスローモーションが嫌x
いちいち斬手首とか血飛沫とか、スローで見せなくていい。
確かにカッコ良く見せることに成功してはいるものの、
ただでさえ(長い)時間の水増しに思えて仕方がないのだx
しかもラブシーンの長いこと!多いこと!アレも要らない^^;
トニー・レオンのお相手女優は確かにお綺麗なヒトだけど、
なんか白鳩監督の描くラブシーンっていつも粘っこいのだ。
アメーバが纏わりついたみたいで…やや気持ちが悪かった。
で…いつになったら戦闘開始するのよ!?と思いつつ。
あ、これは第一部だから地上戦だけなのか…などと
遅まきに解釈しながらその辺りからはけっこう面白かった。
「亀」なのね。あの陣形。頭いいなぁ~と思いましたけど、
結局楽しめたのは…そこだけだったかなぁ(あ、いいのか^^;)
豪華なキャスト達。トニレオ、金城、チャン・フォンイー。
チャン・チェン、ヴィッキー・チャオ、あら!中村師童まで。
それぞれの自己紹介に費やした時間も多かったので^^;
今回はそれぞれの顔見せ…という感じでまばらな印象が強く、
あーこの人!あの映画でいえばアノ役だなぁ(爆)みたいのも。
ヴィッキー・チャオのおてんば姫などは、
アノ大好きな映画のアノお姫さまとウリ二つだった☆
お約束通りに鳩も飛んで(というか、後半出ずっぱりだわさ)
第二部への期待も高まる…ラストでした。
(虎。亀。鳩。さぁ第二部では、どんな動物が登場する!?)