「知恵と勇気…血湧き肉躍る決戦への助走」レッドクリフ Part I しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
知恵と勇気…血湧き肉躍る決戦への助走
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"レッドクリフ" 二部作第1部。
NHK BSプレミアム「プレミアムシネマ」で2回目の鑑賞(吹替)。
「三国志」は横山光輝のマンガ版を読了済み。
日本語吹替版は冒頭にダイジェストがついているため、「三国志」を知らない人でも観易くなっているのが好印象だ。
冒頭から血湧き肉躍るアクションシーンが展開し、劉備軍の将軍たち並びに孔明の紹介を兼ねた構成が素晴らしい。
人物紹介の妙は呉の面子にも。周瑜と孔明の出会い、孫権の決断、周瑜と小喬の愛と云ったドラマに胸が熱くなる。
本作のハイライト、八卦の陣を用いた戦いは周瑜と孔明の策の興味深さ、曹操軍がまんまと嵌まる痛快さ、張飛、関羽、趙雲のダイナミックなアクションが相まって興奮した。
仁と義の下、団結した男たちが大いなる勢力を誇る悪漢・曹操に立ち向かう構図は勧善懲悪で分かり易く、小が大に立ち向かうシチュエーションによって、劉備・孫権連合軍への感情移入が容易で気持ちが昂る。クライマックスへの期待を盛り上げまくり、パート2へ繋げるラストシーンが良かった。
[余談]
尚香がとても良いキャラだ。気性の激しい女傑ながら、繊細で柔らかな面もある。枠に嵌まらない奔放さで戦場を駆ける姿のなんとカッコ良いことか。惚れ惚れとさせられた。
[以降の鑑賞記録]
2025/05/24:Blu-ray(吹替)
※リライト(2025/05/24)
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