「最高の笑顔の見分け方。」最高の人生の見つけ方(2007) ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
最高の笑顔の見分け方。
やがて自分が老境に立った時、
こんな幸せ気分で人生を送れたならいうことなし!!
誰もがそう思ってしまうほど、幸福感に満ち満ちた作品。
なんといってもこのジイちゃん二人が超チャーミング♪
…自分自身を演じてますよね?お二人さん^^;
ただ一方で、彼らに尽力する家族や秘書の存在も重要。
余命○月を告げられたら、あとはずっと一緒にいたいと、
愛する家族なら誰もがそう思うはずだし、その一方で、
本人の好きなことを命一杯やらせてやりたいとも思う。
そう考えると、
皆に愛される老人になること!それが一番の課題だな^^;
名匠ロブ・ライナーが演出するまでもなく?
二人が悠々と演技をしている様がスクリーンから零れる。
スカイダイビングをするニコルソンのはしゃぎっぷり、
GTムスタングを運転中のフリーマンの飛ばしっぷり、
辛い現実をここまで幸福な現世に変えてしまう秘訣は何?
あ…現金か。^^;
そりゃ~そうだ。金持ちだからこその贅沢三昧ではある。
こんなこと、庶民には程遠いよねぇ。ただ、
そのお金を高額な入院費に費やし食べ物を吐きまくるか、
自分のやりたいことにつぎ込んで雄叫びを吐きまくるか、
要は何事も使い道だよ。ってアカデミー受賞者達は語る。
歳をとってから「親友」なんて呼べる相手を
見つけられるだけでも、このうえない幸せなのだから。
(遺産目当てで近づいてくる連中とは違います…^^;)
この二人の演技はもう、語るすべもないくらいだけど、
+素晴らしい役回り&スパイスを与えてくれたのが
秘書役・ショーン・ヘイズ。このヒトは上手かった!!
ドラマ「ふたりは友達?ウィル&グレイス」で、確か
オカマちゃんを演ってましたね。あの頃から上手かった。
ニコルソン相手に絶妙な切り返し(爆)。さすがだ。
最高の人生だったと、現世の終盤で気づくのでしょう。
だから冒頭と最後のナレーションの場面が活きてくる。
でも自分が自分で終わるためには、その意思を継いで
くれる誰かの尽力があってのことと、素直に思える秀作。
(でもスカイダイビングだけはイヤ(爆)付き合わない!!)