ウルヴァリン:X-MEN ZEROのレビュー・感想・評価
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筋肉しすぎです
2009年アメリカ映画。109分。2011年26本目の作品。三部作で完結したX-MENシリーズのスピンオフ版。
内容は:
1,ミュータントとして生まれたウルヴァリンと兄は幼少のころからずっと共に生きてきた。
2,そんな彼らは国家の秘密部隊の一員として雇われるが、極悪非道な兄についていけず、ついに決別する。
3,それから時が経ち、解散した秘密部隊の隊員が次々に兄に殺されていく。
内容としてはそれなりに良いし、まあ退屈はしません。しかし、これまでの本三部作でウルヴァリンがどうして今ひとつ生きてこなかったのかが本作で分かりました。三部作のようなスマートな演出では、獣的なウルヴァリンはどうしても浮いた存在だったのだ。
筋肉と筋肉のぶつかりあい、血と汗の臭いがしてきそうなごつい登場人物たち。
こういうステロイド臭のする作品もいいけど、やっぱりXーMENじゃない。
個人的に観たかったのは、ちょっと皮肉屋でブラックユーモアの聞いたクールなウルヴァリンであって、こんな吠えるウルヴァリンではなかったです。
ウルヴァリン150年史
初めてX-MENを見る人にも入りやすいように作られてる。
アクションも盛りだくさんで頭をからっぽにして楽しめます。
ただ、CMで見せ場を出しすぎ感はあった。
公開前に映像が流出しちゃったから仕方ないか・・・。
これまでのX-MENに登場しなかった特殊能力の数々にも楽しめた。
でも、ウェポンXI強すぎじゃないか?
時系列上一番最初の作品なんで、ちょっと強さを抑えたほうがよいかと。
悟空の少年時代にスーパーサイヤ人出すようなもんですから。
最後に登場したエグゼビア先生、まだ車椅子じゃなかったんですね。
今後の「X-MENゼロシリーズ」でその辺も語られるのかな?
しかしスコットはド派手なパワーを持ってるのに、これまで同様やっぱり存在感が薄い・・・。
ウルヴァリンが150歳ってのは初めて知りました。
ブラザー筋肉
おいしいところは
自ブログより抜粋で。
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さすがのハリウッド大作だけあって、アクションは見応えたっぷり。
ただ、予告編やCMでおいしいところをほとんど流してしまっているので、それだけがちょっと不満。
正直なところ、予告で観た以上の迫力あるシーンはなかったような。
ドラマ的にもなかなか練られていたんだけど、エピソードが少々場当たり的な印象。
ローガン=ウルヴァリンの感情の高ぶりも予定調和で少々弱い。
ただそれもこれも、怒りの爆発から連なるアクションシーンを予告ですでに知っているせいで、なんだか「ああ、ここからあのシーンにつながるのね」っていう確認作業の繰り返しのようになってしまったのが、なんだかなぁ。
アクション映画としては可もなく不可もなくといった無難な印象だったが、劇場での発見、驚きが乏しい。
迫力ある映像を楽しむのが一番のこういう映画だからこそ、もう少し節度ある宣伝を考えて欲しいもんだ。
単なるアメコミのヒーローものから、際立つ人間ドラマとして、ブラッシュアップしてきていると思います。
見てきて1ヶ月経ちましたが、、ずっと多忙で(実はアプリにはまってしまい・・・(^_^;))レビューを書かずにいました。すいません、今頃で。
本作は、ミュータントが活躍するX-MENシリーズのビキンズ編として、ウルヴァリン誕生が描かれます。そしてラストは、X-MENシリーズの一作目へとつながるエピソードが描かれていました。
ガンビットやデッドプールなどの人気キャラクターも続々と登場してきますので、シリーズのファンの人は画面から目が離せないでしょう。
2008年に独立制作を開始して以来マーベル・スタジオズの絡む作品は、単なるアメコミのヒーローものから、際立つ人間ドラマとして、ブラッシュアップしてきていると思います。
特に本作で見所は、兄弟の絆と葛藤が見物です。
冒頭から切なくなるのは、主人公の少年若きジェームズ・ハウレットは両親を惨殺されたとき、自らの超能力が芽生えて、犯人ローガンを惨殺してしまいます。しかし、犯人が事切れるとき、自分が実の父親だったことをジェームズに告げます。
そしてジェームズは、兄のビクターともに森へ逃げて、二人きりで生きることになることです。立ち上がりから劇的でした。
その後で南北戦争や2度の世界大戦に参加して、めざましい活躍をしていきます。けれども兄のベクターは次第に能力に酔いしれていき、ベトナム戦争のときには、村人へ暴行を行おうとし、さらに上官を殺してしまいます。
このとき軍人ストライカーによって、その能力を見いだされた兄弟は、特殊部隊「チームX」にスカウトされます。
「チームX」非人道的な行いにジェームズは疑問を持ち、やがて脱退はしますが、ビクターはますますのめり込んでいくのでした。
これで済まないのが、兄弟の葛藤。力を信奉するビクターにとって、弟のくせに自分よりも高い能力を持つジェームズの存在許せなかったのです。
6年後、ジェームズはローガンと名乗るようになり、恋人のケイラ・シルバーフォックスと共にカナダでひっそりと暮らしていたのでした。そこへ、弟の能力に勝負を挑んできた、ビクターが登場。ローガンを本気にさせるために、ケイラを殺してしまうという暴挙に出てしまうのです。
それ以来、ローガンは復讐の鬼となり、ビクターに戦いを挑みます。
けれども、兄弟が闘うように仕向けた背後にいたストライカー挑むラストでは、思わぬところで「ウルヴァリン」となった弟に、ビクターが加勢する訳なんですね。やはり兄弟なんだなと魅せてくれましたね。
ケイラとの恋と裏切りの微妙な関係。
中盤にローガンがどれほどケイラを愛したかがたっぷりと描かれます。だからこそ、その後に過酷な肉体改造を受け入れて「ウルヴァリン」となってまで復讐を遂げようとするところに説得力が生まれました。
怒りを爆発させるローガンの気持ちには、思い切り感情移入できましたね。
けれどもケイラの死には、意外な真相が隠されていました。う~む、このドンデン返しが、ただのヒーローものではないという、所以でしょうね。
ウルヴァリンの名前の由来となる、ケイラの語った月とトリックスターにまつわる言い伝え。 ケイトに お前がトリックスターだったか告げたのが印象的でした。
“月”のために”トリックスター”にそそのかされて地上にバラを取りにいったために戻れなくなった精霊”ウルヴァリン”の命名エピソードはなかなか切ない感じです。
最後は記憶を失ってしまうウルバリン。それが彼にとってかえってよかったのかも知れません。
ケイトとの愛は、最後の最後まで、悲劇で彩られましたね。それが本作に深い人間ドラマとしてのスパイとなりました。
これから見ることは、エンドロールの後にも映像があるので、見落とさないでください。
次回は誰が。
原作コミックは読んでないけど、映画は全部観ている。
しかし今回、ローガンの兄・ビクターがセイバートゥース
だったとあって、えぇっ!?そうなのぉ?とチトびっくり。
一作目は違う俳優が演じてたはずだよなぁ(黒目がちの)
…まぁいいや。ゼロとかいってるし^^;と思い直し劇場へ。
しかしなんか最近こういうのがやたらと多い気がする。
「ビギンズ」とか「ゼロ」とか「エピソード1」とか。
ネタ切れなのか、ネタばれなのか?よく分からないが
とりあえずどれも興行成績はいいみたい(良かったねぇ)
今回はもちろんウルヴァリンことヒューたまの肉体美を、
裸体を、、あ^^;まぁ、それメインだったりなかったりで、
本人がかなりの気合いの入れようで臨んだ作品なので
こちらも気合いを入れて観てみたがけっこう面白かった。
所々でファンをニンマリさせる場面があるうえ、
まだうら若きメンバーたちが拉致されて登場してきたり、
ゼロならではの創生期が描かれ、悲しみが一層染みる。
あくまでメインはウルヴァリン^^;なので一番カッコいい。
が、兄・ビクターを演じたL・シュレイバーもすごくイイ。
残忍な性格をしても弟の傍から離れない(爆)っていう…
最後まで二人が葛藤を繰り返しぶつかり合うのが見せ場。
そしてファンの間では人気が高いガンビットも登場~v!
もともとウルヴァリンはメンバーの中でも異端的存在で、
浮いたところがあったが、それが何故なのか、今作で
綿密に描かれているので分かりやすい。でも彼の場合、
心は傷むわ、身体は痛いわ、幼い頃から残酷な出来事が
重なり過ぎてあまりに気の毒としか言いようがない。
全身を改造され、アダマンチウムの鋭い爪を持つように
なっても、その強さよりもそれを出す痛みの方が勝るのだ。
今作のヒットを受け、続編も出来るらしいが…。
そしたらビクターはセイバートゥースで登場するのか!?
どうでもいいが、R・レイノルズはもっと分からなかったぞ。
(全てのキャラに脚光を当てるには24時間上映ですかねぇ)
ジョジョの実写化が観たくなるのう。
X-MENシリーズは平均して面白い。まず、間違いなく作ってくれる。
こういうスタッフの下で、「ジョジョの奇妙な冒険」をぜひ、実写化していただきたい(特に5部ね)。
X-MENの特殊能力も、ジョジョのスタンドも大して変らないし、今なら映像化できそう・・・。
さて、映画のほうはと言うと、えらくウルヴァリン誕生があっさりしているけれど、アクション大作としては十分な出来。予告編で魅せすぎちゃったな、と言う思いはあるものの、総じて見せ場は多く飽きさせない。ストーリーも悪くない。特に、オープニングからの20分は良い出来である。
まさか、ヒュー・ジャックマンが演じるウルヴァリンがこんなにもしっくりくるものなのかといまさらながらに思う作品であることは間違いない。
(あと、色んなキャラの若き日というか、カメオ出演が意外とムフフ)
モミアゲすごいね
“史上最強の爺さん”誕生秘話!
ヒュー・ジャックマンの当たり役、「X-メン」シリーズからのスピン・オフ。メチャクチャ強い!メチャクチャ頑丈!そんでもって、メチャクチャ長生き???
なるほど、よ~できた“エピソード・0”ですね。これまでに作られた「X-メン」シリーズ(この映画から観ると“後日談”になる)で、謎とされてきたウルヴァリンの誕生からの秘密を見事に“アクション大作”として描いています。何よりこれまでのシリーズで、作中何度かフラッシュバックで挿入されていた、ウルヴァリンの断片的な記憶が、本作ではキチンと描かれ、語られているのには感心いたしました。コレって後付けですよね?当時からこんな構想存在してたの!?“ミュータント”ってのは、特殊な能力を生まれながらに持っている(発現時期は違えど)者だと吾輩は認識しておりましたので、『何でウルヴァリンだけ、鋼鉄製の爪が生えたり、手術を受けたシーンなんかが出てくるのさ?』って、これまでも思っておったのですが、彼は“改造手術(おお!“ショッカー”のようだ!)”を受けていたのですね。で、“タダの爪”ではなく“鋼鉄製(アダマンチウム合金)の爪”が出るようになった。で、無敵のヒーローになったと…、よく出来てるな~。最初のうち、合金製の爪の扱いに戸惑うウルヴァリンが、何とも可笑しい!でも生身でウルヴァリンと互角、いやそれ以上に戦ってしまうビクター(=セイバートゥース)の方が、何気にスゴクね~?ひょっとすると、彼こそが最強のミュータントだったりして…。う~ん、敵役はつらいネ!
この映画には、後に続くストーリーに登場するキャラクターが、何人か登場します。ストライカー、プロフェッサーX(パトリック・スチュワートの登場には、思わず拍手!)、若き日のスコット(=サイクロップス)etc,etc…。そしてキチンと破綻なく、後のシリーズにつながるようになっています(唯一、この映画のビクターが、「X-メン」1作目の“セイバートゥース”に重ならないのが、吾輩的には引っ掛かるのですが…)。でも、この物語は、すぐに過去のシリーズへ直結するわけではないらしく、何と原作ではこの後、ウルヴァリンは日本へ来ちゃうんだそうです!で、映画の方も、シリーズ続編として、それを日本で撮影するぞ!とか言っちゃってるそうです。ホントかな~?ホントなら凄いんやけど。で、更にはこの映画で初めて登場したキャラクター、ライアン・レイノルズ演じる“デッドプール”を主役にしたスピン・オフも計画されているそうです。こうなってくると、何ぼでも作れますな(^^;!でも、こんなにお手軽にスピン・オフしまくっちゃってイイのかな~?そりゃまあ、面白ければイイんでしょうけど、あまりにも節操が無いような気もしちゃいますね~。
『何故、ウルヴァリンはあんなに強いのか?』という謎は解けたような気がしますが、『何故、ウルヴァリンは歳を取らず、長寿なの?』て疑問は、吾輩的には解けませんでした。って言うか、ウルヴァリンって一体幾つよ??150年以上も戦ってきたってことは、プロフェッサーXなんかより遥かにオッサン…いや爺さんなわけでしょ!そんな爺さんが、これから先、スコットとジーン・グレイの恋路を邪魔したりしちゃうわけ??コレって冷静に考えたら、ムチャクチャな世界ですな(^^;。
可哀想
ひょっとしたら大傑作になってたんじゃ……
ローガンとエドガー(修正:ビクターでした……)の兄弟関係。
思うに本作で一番勿体無いのは、重厚で魅力的なドラマに成り得たこの要素を、裏が透けて見えるほど薄っぺらに描いてしまった点か。
複雑な家庭事情は殆ど語られず、度重なる殺戮で擦り減らされた精神が兄弟の溝を深めてゆく描写も超薄味。『2』で垣間見られたローガンとストライカーの疑似親子的関係も完全に無視されてるし。
この映画、作りようによっちゃとんでもなく深みのある傑作になってたのかもしれないなぁ。
そう考えると残念至極。
だがまあそういう要素をいちいち描いたら3時間超の大作になっちゃうだろう。本作の良い所はドラマと高水準のアクションが程よく絡み、ドラマ部分でダれる事が無い所。そういう意味では、実はこれくらいの薄味ドラマが純エンタメ映画としてはうまい配分なのかも。
実在の戦争や“あの島”など、史実とフィクションを巧みに絡ませるアイデアも心憎いし、新ミュータントもわんさか出て楽しい。いちいちカッコいい“ガンビット”や「テメェ反則じゃねえか!」てくらいに強い“ウェポンXI”はシリーズ中屈指の強烈キャラだ。
『1』『2』ほど作家性は無いが、監督交代で味気無くなった『3』より格段に好きだ。
ウルヴァリン/X-MEN ZERO
ミュタントという存在が空想の世界なので、それだけで興味をそそる。
善が最後は勝つ結果なので安心して観られる。しかしどんでん返しがあるので面白くもある。エンデングの最後に続編があるなと思わせるシーンがあるのも楽しい。総合的にAと評価して当然と思う。
不死身すぎるのも困ったもんだ
アメコミ映画は好きだ。でも、ウルヴァリンというキャラクターは映画としては難しい。銃でも剣でも死なず、治癒能力を持っている。決して倒すことのできないキャラクター。彼をどうやって窮地に追い込むか。どういう仕掛けで命の危機に陥れるか。そこが練られていなければ、無敵の男が暴れるだけの退屈な作品になってしまう。
残念なことに、この映画の脚本はそんなこと考えもしていない。ウルヴァリンの敵は倒せない相手なのに何の工夫もなくハントしようとしている。致命的な欠陥脚本だ(デイヴィッド・セルフともあろう者が!)。脇役ミュータントの存在といい、ヴィクターとの何百年の絆といい、上っ面だけ。全く個性のない劇画的な演出といい(製作過程でトラブったのも頷ける)、以前にあった繊細なX-MEN映画の面影はない(別に好きっだったわけじゃないが)。
結局、ただの金を掛けた大味CG大作でした。まあ、ヒュー・ジャックマンの格好良さで納得しよう。重要そうに出てきた革ジャンからいつの間にか白タンクトップ(しっくりしてた)になってたのには笑ったし。筋肉露出狂ですか。
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