アリス・イン・ワンダーランドのレビュー・感想・評価
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とても幻想的!
3Dで2度見に行きました。
IMAXシアターだと穴に落ちていく感覚がとてもリアル!
花畑で虫などが空中に飛んだり漂ったりしている様子や、お茶会に向かう道の奥行きなどが感じられて興奮しました。
映画全体としては、アンダーランドのカラフルでどこかダークな感じ、お茶会をしている面々の楽しそうだけどどこか虚しい感じなど、見た目と相反する世界観が独特です。
赤の女王、帽子職人のマッドハッターなど登場人物もCGで加工されているだけあって、どこかコミカル。実写映画のようでいて、実はアニメのような不思議な雰囲気の映画でした。
ラストは、この先アリスはどのように変わっていくのだろうと期待が残り、映画を観終わった後の余韻も後味の良いものになっていると思いました。
ファンタジー。
独特なファンタジー
スリルもあるよ!
アリス、しがらみからの解放
今までの「アリス」の映像作品は好きではないというティム・バートン監督による19歳のアリス物語。テーマは今でのアリスに対するイメージ(ロリータ、少女)からの解放である。アリスは現実世界では母親からの結婚の圧力を受け、アンダーワールドに言ってからはお前はあのアリスなのかと聞かれ、アリスと認められてからは強敵を倒す使命を背負わされる。つまりアイデンティティ・クライシスに陥っており受動的なのだ。そこがアリスを19歳に設定した理由となっている。しかしアリスは単に運命を受け入れるのではなく、自分の道として選択し能動的になる。ただこの重要な部分がうまく描かれていない。そしてキャラクターとしての面白さと俳優の良さがうまく噛み合っていないので印象は悪い。
現実世界に戻った家族が驚く行動を取る。一見母親の言うことは無視して変わり者の父親の意志を継いだようだが、少女は自立し大人の女性となることでティム・バートンによるアリスの解放は完結することになる。じつは2010年に若い女性が地リルするタイプの映画を何本か見た。それはある程度現代的な感覚であるのでアリスの時代とは合わない。全体としてバートンのテイストと違うところもありやや違和感があるのは残念だ。
バートンファン向けというより、原作ファン向け
確かにストーリーは薄くて、バートンらしいサイケデリックさも薄めで批判されるのも分からないでもない。が、それでもキャラクターの造形はやっぱり好きで、「不思議の国のアリス」の白ウサギやチャシャ猫、ヤマネなんかが動きまわっているだけで個人的には満足。「私を飲んで」の薬などもしかり。赤の女王も良かったけど、トランプがよかったなぁ……と思ったり。バートンらしさは薄くても、「不思議の国のアリス」らしさは出ていて、オリジナルストーリーでありながらも、原作世界観を壊さずに出来たのは、やっぱりバートンだからではと思った。彼にはもっとオリジナルな作品で、らしさを出してもらえれば。
しかし、エセ3Dは見ていてイライラ。序盤の地上でのシーンなんて、特に要らない。メガネはずしてました。2Dで十分楽しめると思います。
原作に忠実なファンタジー世界の映像美
ステキなアリスでした
ヘンテコなままで女の子が大人になるのは、地上ではタフなことだと思います。
またもワンダーランドにたどり着いちゃうヘンテコなアリスのまま、大人になってくれてて良かったです。
いかれ帽子屋はかっこよくてイカレてて、さすがでした。吹き替えでも「マッドハッター」でした。響きがちょっとハリーポッターぽいからって、「いかれ帽子屋」だろうよ、と思いました。
白の女王、ワンダーランドの女王に相応しいヘンテコさがすごく良かったです。上品な無邪気さのある吹き替えが上手ねと思ったら、深キョンでビックリしました。
あと、赤いトランプの兵隊の動きが、昔のシンドバットの映画の特撮の怪獣みたいに、ちょっとカクカクしてて好きでした。
信じられないものを、信じろ
奇想天外な『不思議の国のアリス』の映画化に、ティム・バートンほど相応しい監督もいないかも知れないが、いざ出来上がった作品はどうも彼らしくない出来だった。
キャラ造形やワンダーランドの風景は確かに彼らしくクレイジーな感じだが、物語の展開は性急で驚きも少なく、キャラの性格も普段の彼の映画と比べると単純でやや魅力に乏しい(なんだかブラックな白の女王や常にマイペースなチェシャ猫は好き)。
数多のエキセントリックなキャラを100分程度の尺で見せ切るのは流石に難しかったか。それとも予算のかかる3D映画で、多くの人が観られる手堅い出来を目指した結果か……。
J・デップを前面に打ち出した宣伝といい、A・ラヴィーンの主題歌起用といい、どうにも「売れる映画にしろ」という制作会社側の意向が見え隠れしている気が……考え過ぎかしら?
映画の出来には不満が残ったが、映画から感じられるメッセージには胸を熱くするものがあった。
ワンダーランドを訪れた当初のアリスは何かにつけて「信じない」という意味の言葉を口にする。だが何より信じられないのは『自分に巨大な怪物を打ち倒す力がある』という事だ。
自分の力を試す前に、それに伴う恐怖や苦痛から逃げ出そうとしている訳だ。「信じない」という手っ取り早い方法によって。
しかし、クライマックスで遂にアリスは「信じられないもの」を信じる。それはつまり自分に降り掛かる恐怖や苦痛を受け入れる覚悟を決めたということ。
最後にアリスが見せる晴れやかな笑顔はどんな困難でも笑って受け入れてやるという自信に満ち満ちていて、彼女の眼前に広がった青空のように美しい(アリスの衣装やアブソレムも澄んだ青空色だった)。
恐れるな。自分を信じろ。
大丈夫、君には人生を戦い抜く力が備わってるんだ。
まるでそう言われているかのようだ。
『現実はうまくいかない』という映画が幅を利かせる今のご時世だが、この映画からは古臭くも輝かしい希望の匂いがする。
そんなに世の中甘かないぜと一笑に伏す人もいるだろう。しかしこれは、己のビジュアルセンスや世界観を信じて秀作を作り続けてきたティム・バートン監督の映画だ。少しは信じてみても良さそうな気がする。
ところで2Dと3Dの両方を鑑賞したが、僕は2Dでも遜色無く楽しめた。眼が疲れる3Dよりか2Dがオススメです。
<2010/4/17 2D版鑑賞>
<2010/5/4 3D版鑑賞>
「不思議の国のアリス」を見ておけば・・・。
不思議の国のアリスが好きじゃないと。
微妙
足りませんでした
別に3Dの必要は・・・
良くも悪くもティム・バートンワールド
期待しすぎました
凄い映像美と、個性的な俳優陣の演技、物語の構成に感動〜!
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