「ティム・バートンヒロインの代表格」アリス・イン・ワンダーランド かせさんさんの映画レビュー(感想・評価)
ティム・バートンヒロインの代表格
原作は世界的ろりこん作家チャールズ・ドジソン先生ことルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』。
【ストーリー】
19世紀イギリス。
貴族の家庭に生まれたアリス・キングスレーは華やかな社交界にデビューするが、好奇心の強い型破りな性格で、どこにいても居心地が悪い思いをしていた。
そのパーティは貴族のヘイミッシュがアリスにプロポーズするために開かれたものだったが、アリスはその空気にどうしても耐えられず、白ウサギを追うついでに逃げだしてしまう。
木の根本の穴に逃げた白ウサギ。
アリスがそこに飛び込むと、子どもの頃に行った不思議な国にたどり着いてしまった。
テレビで見ました。
ティム・バートン少女って感じの顔色悪い系ヒロインながらこのアリス、冒険するわ剣をふるって戦うわで、まあアクティブかつ勇ましい。
ティム・バートンの絵本っぽい世界観とナンセンスな古典児童文学、マッチングがいいなあと感心しますね。
ちょっと原作のお話など。
アリスのモデルになった人物は、ドジソン先生が勉強なんかも見ていた貴族の娘アリス・リデル。
この子が幼女のころから仲よくて、コスプレ写真なんかも撮ってたそうです。
一作目の『不思議の国のアリス』は、時計ウサギを追いかけて不思議の国へと転がりこんでしまい、タルトを食べた犯人としてあわや死刑にされかかったお話。
二作目『鏡の国のアリス』がこの映画の内容に近くて、猫とじゃれているうちに鏡の中に入ってしまったアリスが、赤の女王にたぶらかされてチェスの白の駒にさせられ、それからあちこち冒険するお話です。
あの有名なハンプティダンプティや、ラスボスのジャバウォッキーはこっちのお話ですね。
古典を巧みにエンタメに仕上げたティム・バートンの手腕。
続編は制作総指揮かあ。
チョコレート工場もいいんですけど、個人的には『ドリトル先生』を世界観大切にして作ってくれないかなあと、期待してます。