「青春は、青いんだよね。」アリス・イン・ワンダーランド りりーさんの映画レビュー(感想・評価)
青春は、青いんだよね。
アリスは、19歳。
まさに、青春の真っただ中。
大人と子供の境目にいるアリス。
正式な場所にも関わらず、コルセットをしないで正装しなかったり。
親に政略結婚させられそうになったり。
彼女は、自分で決めかねるうちに、白いうさぎを追いかけて、ついついワンダーランドへ迷い込んでしまう。
そこでは、赤の女王と白の女王が対立していた。
赤の女王に属していれば、生活に不自由はなく保障されているが、自由はない。
白の女王に属すれば、自由で開放的で、自分のことは自分で決めるという自己責任の世界。
つまり、結婚相手や仕事は、自分で決めるということ。
ワンダーランドの住人である、たくさんの生き物や人から、≪他の人と同じでないことの素晴らしさ≫を教えてもらう。
何か、重大な決意をする時など、妄想の世界でイメージしてみると、解決することがある。
私などは、悩みながら寝ると、夢の中でヒントをもらったりすることもある。
そんな解決法方法もあるんだよ。
もっと、気を楽にして。
そんなメッセージをもらった。
ジョニーは、思いっきり不思議で、魅力的なマッドハッターになってくれた。
オレンジ色の髪に、白塗りのお顔(これは定番かも)、金色の目、指先にまで凝っっていて、それだけでも、スゴイ。
また、喋り方も3種類はあったんじゃないかな~。
まさに、型にはまらないすてきな俳優さん。
ヘレナ・ボナム・カーター。独裁的でいて、どこか寂しそうで、良かった。
色々な顔を見せる女優さん。
新人のミア・ワシコウスカ。
オンナオンナしていなくて、凛々しくさえ見えるお顔は素敵。
ダニー・エルフマンの音楽は、ワンダーランドにぴったり。
特に、エンディング曲が良かった。
声優さんとして登場の、有名俳優さん達も、GOODだった。
りりーさん
『THE GREY』へのコメントありがとうございました!
折角コメント戴いたのに丸一日放っぽらかしだったようで、ごめんなさい。
“適切な言葉”だなんて恐縮至極です。
投稿後に「けなし過ぎた……」とか「褒め過ぎた……」とか後悔する事もしばしばですし(笑)。
僕は色んな言葉をゴロゴロ重ねて物事を説明せずにいられない性質(タチ)ですが、
りりーさんの場合、僕のように変に言葉をこねくり回さなくても
読み易い文章で映画の雰囲気や感動を巧く伝えられてると思いますよ。
言うなれば、シンプルな線で被写体の輪郭を巧く描ける方です。
僕の場合は線が多すぎて絵が黒ずんで重く見える(笑)。
この『アリス・イン・ワンダーランド』のレビューは長らく読み逃していたようですが、
赤と白の女王の立ち位置の解釈に「ほお〜!」と唸りました。
映像やキャラばかりに目が行ってましたが、なるほど
白の女王にアリスが味方する展開もそれならごく自然に思える。
仰る通り、映画ってホント良いもんですね。
りりーさんのように同じ所で感動してくれる方、あるいは
違った視点を教えてくれる方がいてくれるのも、同じくらいに良いもんです。
人の想像力が伝わると、何だか頭や心の風通しが良くなる気がしますよ。
ほらイカン、またゴロゴロ語句の多い文章になってきました。
この辺で失礼します!
次回レビューも楽しみにしてます。では!