「All the best people are. ティム・バートン監督の大人になったアリスのお話」アリス・イン・ワンダーランド アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
All the best people are. ティム・バートン監督の大人になったアリスのお話
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奇才ティム・バートンとジョニー・デップのいつものコンビで贈る大人になった「不思議の国のアリス」。ちょっと暗めのダークファンタジーな仕上がりはいかにもティム・バートンでした。
あの異形の物への愛情が半端ないティム・バートンにしては、ラストではアリスとジャバウォッキー戦わせて、ある意味王道なストーリー展開だったりと、かなりディズニーよりな作風になっております。多分苦手な合戦シーンはあっさり目で終わっていますが、それにしてもティム・バートン、歳とってちょっと器用になった?
新星ミア・ワシコオウスカがちょっと変わった女の子のアリスを演じています。美形だけどいつも困ったような表情が何だか似合ってます。ジョニー・デップは言わずもがな、キャラクター物演じるの大好きですよね。アン・ハサウェイの白の女王、不思議ちゃんな印象がありつつも何処となく腹黒そうな雰囲気です。それでも一番印象に残るキャラクターはヘレナ・ボナム・カーターの赤の女王でしょう。やたらと「Off with their head(首をはねよ)!!」と叫びまくるのを楽しそうに演じています。
きっと天才はちょっと変わっているんだよっとのメッセージは監督自身にも向けられているのではないでしょうか?最初はアリス違いだと言われて戸惑っていても、不思議な国での冒険を得て、最後に現実世界でも結婚ではなく大海原へ旅立っていくアリス。王道なストーリーですが満足のいくラストでした。
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