「回収されない伏線」幸せの1ページ みっくさんの映画レビュー(感想・評価)
回収されない伏線
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最初は、
ジョディ演じる作家が、勇気を出して恐怖症を克服し、
女の子を助け、
女の子と協力して客船を追っ払い、
遭難した父親を探しだして、
作家と父親がキスをして、
その間の冒険を生かした小説を書き上げて終わる、
というストーリーを想像した。
ありがちな筋書きかもしれないが、アクション&コメディ&ラブの要素があって安心して見れる筋書きだ。
でも違った。
1 女の子は独りで客船を追っ払った。
2 女の子が作家を助けて島に引き上げる。
3 父親は独りで帰ってくる。
回収されない伏線は
1 火山に落ちる小説の主人公(普通なら、父親が火山から生還して、それを小説に書くべき)
2 客船の男の子の存在(男の子が女の子と付き合うとか、作家と男の子が協力して女の子を助ける、といった展開があるべき)
結局、女の子が作家に助けを求めるのがスタートなのに、助けが不要で、女の子も父親も自力で危機を乗り越えちゃう、というストーリーの根幹がダメだと思う。
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