劇場公開日 2008年8月9日

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ダークナイトのレビュー・感想・評価

全334件中、301~320件目を表示

4.0アワテルナ!

2008年8月22日

興奮

うん中々良い映画でしたね
まさかツーフェイスが あんな形で出てくるって意外でしたし
リアル路線な話は グッと魅了させられます。
また いくつか究極な選択があったシーンでも 嫌みなくクサくならず
表現できてるってのは本当に監督と俳優の極みでしたね

オレ的に 長時間なのにカッコ良いシーンが不足だったので
マイナスつけたいと 思います! 贅沢ですねハハw

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ヘイポー

5.0今年のベストワンだ!

2008年8月19日

笑える

怖い

興奮

 バットマンVSジョーカーのガチンコ勝負を猛烈なテンションで高速ドライブさせる疾風怒濤の152分。映画史上最高のアメコミ映画。今年のベストワン!

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佐藤睦雄

5.0楽しかった!!!

2008年8月19日

興奮

難しい

ヒース・レジャーの演技が最高だった!!!
観ていると演技なのに本当に頭のおかしくなった人間を観ているようで、本当にこういう人がいたらと思うとかなり怖いなと思いながらずっと観ていました!!!
ジョーカーが殺人をしているシーンでは、確かに残虐な所はありましたが、それでいいと僕は思います。あの残虐シーンが無いと、せっかくの頭の狂ったジョーカーが、ジョーカーではなくなってしまうと思いました。
最後に、観に行こうか迷っている人は必ず観に行った方がいいと思います!

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ロッキー

4.5why so serious?

2008年8月13日

興奮

知的

評判通り、ジョーカーのいかれっぷりがサイコーでした。内容は思ったよりもハードで、陰鬱な感じです。
ただ、盛り込み過ぎな感が否めず、もうちょっとタイトにしても良かったんじゃないかと。あとアクションシーンももうちょっと見やすくしてくれるとありがたいかな・・・

でもホントこの夏一押しの映画だと思います。

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worldwide

2.5長いし残酷。

2008年8月13日

怖い

興奮

難しい

2時間半は長かった。
バットマンシリーズと言っても、小さな子供とは一緒に見られません。
残酷なシーンが目白押しです。
大人が見ても、模倣犯が増えるかも。
夏の娯楽対策ですけど、娯楽ではないですね。
完全に大人の映画です。
マニアには高評価でしょうが、一般人には今一なのではないでしょうか?
世間の評価が高いから、良作に見える錯覚を感じます。

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たいきっく

4.5今まで見たヒーロー映画の中では最高の悪役だ!!

2008年8月13日

楽しい

興奮

知的

 ジョーカーの知的な作戦にバットマンなど登場人物がとことん追い詰められていくストーリーは、2時間30分の映画なのにあっという間にすぎさせてくれて最後の最後まで見逃せないのはアッパレというようがありません。なぜヒース・レジャーは亡くなられたのか、あんなすばらしい悪役の演技は初代ジョーカーのジャックニコルソンよりも最高だったのに・・・。

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イグ

5.0キレとコク!

2008年8月12日

怖い

興奮

知的

前評判以上の傑作!
長尺を心配していたが、最後までスクリーンにグイグイと惹きつける・・・
ヘタすると憂鬱で重苦しくなってしまうとこを程よいコクの範囲に抑え、キレのいいバイオレンスとアクションでアドレナリンを一気に上げさせる、見事な構成。
ヒースのジョーカーも憎たらしさ・クレージーさ・残虐さMAXで最高の悪役に出来上がっている。
 大人が見るヒーロー物・・・・満足度120%です

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たにやん

5.0マンガのヒーローではない

2008年8月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

完成度の高い映画で、気持ちの真ん中にナイフを向けてくる。バットマンもスーパーヒーローじゃなかった。それに何といっても、ヒース・レジャー。一度もメークとっていなかったし。

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chocolate

5.0助演?主演?

2008年8月12日

悲しい

怖い

興奮

ジョーカー、すごい・・・。
亡くなったヒース・レジャーのアカデミー助演男優賞への
ノミネートが確実視されているそうですが、2007年度の
「ノーカントリー」のハビエル・バルデムに続き、主演を
完全に喰っていると言えるのではないでしょうか?
死後のオスカー受賞となれば、史上2人目と聞きます。
助演ではなく、「名誉主演男優賞」を与えても良いのでは
ないか?とさえ思ってしまいました。

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sayoge

4.5あっという間の2時間半

2008年8月12日
鑑賞方法:映画館、DVD/BD

怖い

興奮

2時間半の作品ということで、長さを覚悟して観始めましたが、
ヒース・レジャーのジョーカーに圧倒され、ぐいぐいと引き込まれ、
気が付いたらエンドクレジットでした。

タイトルに「バットマン」の文字が無いのは、これはジョーカーが
主役のスピンオフ作品だからかと錯覚するほどの、主役である
はずのクリスチャン・ベールもオスカー俳優のモーガン・フリー
マンも、彼の圧倒的な存在感の前にはかすんだ脇役にすら
見えてしまうほどの、鬼気迫る最凶の宿敵を演じたヒース・
レジャーの急逝が、かえすがえすも惜しまれてなりません。

ただし、ジュリア・ロバーツの兄とジェイク・ギレンホールの姉は、
本当にかすんでいましたね。エンドクレジットに見つけた小さな
小~さな「エディソン・チャン」の文字の方が、よっぽどインパクト
ありだったりして・・・(^ ^;

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キキョウ

4.5理屈っぽくって、しつこく長い戦いだった・・・

2008年8月11日

興奮

知的

あまりの前評判の高さに、期待に胸を膨らませて観た。まぁ、バットマンはスーパーマンではないので、オールアメリカンヒーロー的な勧善懲悪で描かれないのはわかる。でも、何だかぐちゃぐちゃ悩みすぎではないだろうか? すっきりしないのだ。評判が高かったのは、この時代に合った正義とは何かを考えさせるストーリー故だと思うが、見終わった後も煮え切らない感じが残ったのが残念だ。確かに鬼気迫るヒース・レジャーのジョーカーは不気味で恐ろしかった。あの悪ガキがそのまま大人になったようなジャック・ニコルソンより、訳がわからない分末恐ろしい。その仕掛けをもっと少なくしてタイトにした方が、よかったのではないかと思う。

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瑞

5.0ダークでありながらも神々しい。

2008年8月11日

泣ける

怖い

興奮

ティム・バートン版の「バットマン」も僕は好きだ。
ゴッサム・シティーの雰囲気は、どちらかというとティム・バートン版のほうがより、雑多な犯罪都市感が出ていた。
また、バットマンの造形もよく、バットモービルは素敵だったし、サントラもプリンスだったし。
しかし、ティム・バートン後の「バットマン」は完全に迷走。
キャラは続々と登場するも、実の無い話に終始、ドタバタコメディ、と化しており、「バットマン」ってこういうものなんだなと悪い意味で認知されてしまった。
それが残念でならない。
しかし、「ビギンズ」からは、全く姿を変える。
人物とストーリーを魅せる作品に大きく変貌。
新たな方向性を打ち出し、僕はこの方向転換を好意的に受け止めている。
これは、クリストファー・ノーラン監督に深く感謝せねばなるまい。

「善と悪」、もうこれはずいぶん前から幾多の映画で語られたテーマである。
「スターウォーズ」だって壮大な親子ゲンカでありながらも、ダークサイドに堕ちる人間を描いた物語だった。
しかし、本作では、この2つを今までに無い形で多角的に見せる、そして問いかける。
悪は悪でも法で裁けぬ悪を強大な力で制するバットマン。
しかし、法でコントロールされた社会における、その行為は、いわば悪でもある。そしてその強大な力は、それに挑むかのようにさらに凶悪な連中の出現を誘発する。今回はジョーカーがまさにそれ。
彼らはコインの表裏一体、呼び合うように生まれ、相対する。
バットマンは、そのジレンマに当然の如く悩み、ジョーカーはそこに「カオス」を注入する(本作のジョーカーは、この「混乱」への煽動が非常に巧みで、映画史に残るであろう熱演)。
この、スパイラルから抜け出すにはどうしたらいい!?
あえてイバラの道を進むバットマンは、まるで十字架を背負ったキリストのようであり、正義のため、理想の社会を作るために敢えて泥をかぶる。
悪を制するはずの力が、結果的により強大な悪を生み出すという善悪の発生原理。
禅問答のように、答えが見えるようで見えない、十字架を背負ったバットマン。

これを152分、延々と見せる。
そして観るものに考えさせる。
監督なりに禅問答の答えは一応提示はしたが、まだまだ続くと思われるラストに今後もメガホンをとってくれ、と願う。

そして、サマームービー、アクション大作を期待したお客さんは大きな肩透かしを食らうだろう。
もちろん、大きなハズレは無いのだが、本作はアクションで楽しむ映画ではなく、ストーリーの浮遊感、ジョーカーにより巻き起こされる「混乱」に身をゆだねる作品だから。

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マロピ

4.0最凶で最高の悪役☆

2008年8月10日

興奮

今までのバットマンとは一線を画してました。
やはり注目はヒースレジャー演じるジョーカーではないでしょうか!

自分的には最も愛する悪役はレクター博士だったのですが、一気に抜き去りました。
完全に主役のバットマンを食ってます!!
コミカルな面をちょこちょこ出しながらも、ゾクッとくるあの恐怖感、たまりません!

もちろんアクションシーンも大迫力☆
トラックってそっち向きに倒れられるんですか!?
病院をバラバラにって、どんだけ爆薬使っとんねん!?
などなど、興奮シーン満載です!

見て損するような映画では絶対にないです!
2時間30分なんてあっという間!
今年最大の話題作になるべくしてなったという感じですね!

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とーま

4.0噂通り

2008年8月10日

興奮

バットマンシリーズは前作の「バットマン・リターンズ」しか見てなくて、「ダークナイト」もあまり期待はしてなかったのですが、今回は凄く面白かった(惹きつけられた)です。
アメコミでのジョーカーがどのように描かれているとか、ジャック・ニコルソンのジョーカーがどのようだったのかとかは全く知りませんが、本作でのジョーカーは冷静でありながら狂気じみてるという感じと無邪気な残忍さという印象を受けました。
小さい子どもが時折見せる残忍さがそのままジョーカーにあるような感じがしたのです。だからこそ怖いという感覚でしょうか。
ストーリーも勧善懲悪でないあたりが見ごたえがあると思います。
演出も派手なところもありますから是非劇場で見るべき作品だと思います。

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らら

4.0正義のヒーローは?

2008年8月10日

悲しい

興奮

映画を見る前に、人のレビューを読むのは止めようかと本気で思った。

何の知識も無く見た作品の方が先入観無いから、やっぱ良いのかも?

この作品は皆ヒースが凄いって言ってるけど…
私は…ジョーカー役を演じる人はこういう風にやるんじゃない?って
別に当たり前のように感じたし、もっと狂気を演じても良い気もしたくらい…

しかし…昔はバットマン然り、スパイダーマンなんかもそうだけど
その手の子たちって無条件に正義の味方であって
よもや、その方々を悪として警察が追うっていうコンセプトなんて有り得なかったと…

今のヒーローって本当に大変なんだなぁ~って(面倒臭い)思うわぁ。

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レナカナママ

4.5ナースでも怖いヒース。

2008年8月9日

悲しい

怖い

興奮

多分この続編を観るときに一番目を引くのは、彼、
つい先頃亡くなったH・レジャー演じるジョーカーだと
思うんだけど、これが見事にハマっていた!!
J・ニコルソンが演じた頃の笑えるキャラクターではなく、
そのメイクと風貌は、不条理な恐ろしさを湛えていた。
ここまでの役作りを完璧にこなした彼は素晴らしいし、
記憶に残る名演技だったけれど、ふと思ってしまったのは
この役作りで精神的なダメージはなかっただろうか、と
余計な心配をしてしまった。それほど見事だったからだ。

迎え撃つ二人の騎士、黒C・ベールと白A・エッカートも
それぞれの役どころを完璧に演じ、かなり観応えがあった。
だけどこの三人が上手ければ上手いほど、捉えようのない
ジレンマと究極の選択が心臓をグイグイと締め付けてきて、
長い長~い(延ばした?)上映時間の間、力が入りっぱなし。
実に観応えがあるうえ、実に疲れる作品でもあった。。。

ほとんどがロケにこだわった撮影、ゴッサムの陰鬱な街並、
さすがにダークな場面が多く、たま~に洋上のシーンなんか
出てくると、ちょっと目が休まったり…(爆)
また、執事M・ケインの的確なサポートやアドバイスに感心、
フォックス役M・フリーマンの夫唱婦随的な動きも素晴らしく
楽しめるシーンもあるにはあるんだけど…やはりダークだ(=_=)

レイチェルの選択には「?」が残るものの、でも彼女は…。
原作もあのままなんだろうか。何かやるせなさが残るなぁ。
M・ギレンホールも好きな女優なんで良かったけれど、
一作目のK・ホームズと比べると、かなり落ち着いた感じ?

嬉しいチョイ役(!)K・マーフィとW・フィクトナーは
すぐに分かったけれど、E・ロバーツぜんぜん分からず…^^;
あ、でもいちばん驚いたのはエディソン・チャンだな(爆)

豪華なキャストと長~い構成をリアルに纏めあげた監督の
今作品に対するカラーはだいたい決まった感じ。
でもやはり、ヒースの演技がいちばん闇夜に映えてます。

(デントで番外編が作れそう。B・モービルがもっと見たい!)

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ハチコ

4.5ヒースの遺作に相応しい作品。

2008年8月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

映画撮影直後にジョーカーを演じたヒース・レジャーが急死した事で、話題性が増したクリスチャン・ベールのバットマン第二段。ゴッサムシティーに、平和は来るんでしょうか?

確かにヒース・レジャーの死によって本作品に対する注目が増した事は否定しませんが、そうでなくても、彼ヒース・レジャーのジョーカーは、鬼気迫る演技です。嘗て、ジャック・ニコルソンもジョーカーを演じた事があり、彼のジョーカーも秀逸と言われましたが、ヒースのジョーカーもキテます。撮影直後の死と言う悲劇性ともあいまって、非常に怖いジョーカーに仕上がっています。凄いです。エンドロールに、ヒース・レンジャーと、こちらは撮影中に無くなった特殊効果技師のコンウェイ・ウィックリフに捧ぐと言うメッセージが流れます。

他方、主役のクリスチャン・ベールも、日本へのプロモーション直前に、家族への暴行事件で警察に逮捕されると言うプライベートの件で話題になりました。日本でのプロモーションツアーは、ピリピリムードだったらしい。もっと、映画の本質的ところで話題になって欲しいですね。

それにしても、とにかく人が死にます。「えっ?!」と思っているうちに、結構、重要なポストを占める登場人物が死んでしまいます。これにはビックリ。アメコミなんで、甘く見ていました。これは、アメコミの領域は超えていますね。きちんと脚本が描きこまれている印象を受けました。ただ、152分という非常に長い物語なので、本質的に何が言いたいのかがちょっと分かりにくかったです。特に前半。残り60分くらいになってから、漸く話が判ってきました。って言うか、動き始めました。そこまでは、単にゴッサムしティーの混乱を描いていたような気がします。もう少し、コンパクトにならなかったんですかね?

何れにしても、中々見応えがあります。アメコミ映画と侮ってはいけません。深いです。そして、(ちょっと)暗いかな。次回も期待ですね。

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勝手に評論家

4.5コレは、凄いわ!

2008年8月8日

悲しい

怖い

興奮

 クリストファー・ノーラン監督による、“バットマン・シリーズ第2弾”。『アメリカでの興行成績が、トンでもないことになっている』とか、『ヒース・レジャーの遺作になっちゃった』とか、日本公開前から随分ニュースが飛び交っておりましたが、果たして映画そのものの出来は?期待と不安を抱え、先行に行ってまいりました。

 何とも凄まじい映画です。『重い、暗い、救いがない!』映像とストーリーが、スクリーンで延々と繰り広げられます。『正義は勝つ!』等という、生易しいモンではございません。上映時間2時間32分!然るに吾輩、全く『長い!』とも『苦痛だ!』とも感じませんでした。それよりも、もお最初から最後までスクリーンに釘付け!話が進めば進むほど、どんどん惹きこまれていってしまいました。まあ何よりヒース・レジャーが素晴らしい!白塗りメークで殆んど『あんた、誰?』状態のとんでもない悪役を、全身全霊込めて怪演しております。ジョーカーと言えば、これまでジャック・ニコルソンでしたが、そのイメージは本作でモノの見事にふっ飛びます。繰り返しになりますが、素晴らしい!『オスカー候補に!』という声が上がるのも、納得です。それだけに、若くしての急逝が、本当に惜しまれます。残念です(合掌)…。
 今回、ジョーカーが凄すぎますので、バットマンも含めた他のキャラは、非常に影が薄~いです。特に前作(「バットマン・ビギンズ」)のケイティ・ホームズからレイチェル役を引き継いだ、マギー・ギレンホールは、非常に損していると思われます。恐らく前作と役者が替わってることに気付く人は少ないんじゃないかと思われますし、事実それだけのインパクトは残りません。しかもヒロインが、あんな形(驚!)で映画から退場してしまうなんて…、吾輩、想像だにしませんでした。ムゴい!何ともムゴい!かつてシリーズ映画で、ここまで残酷なストーリーが存在したでしょうか?あ~あ、ムゴ過ぎる!!

 この映画、単なる“アメコミ・ヒーロー物のシリーズ作品”という気軽な気持ちで観に行くと、ちょっとエラいことになると思います。少し心の準備をしてから観に行かれることを、お薦めします。決してダメな映画だと言ってるわけではございません。むしろその逆で素晴らしい仕上がりの1本です。この夏の洋画大作群の中で、「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」が“陽の大作”とすると、この「ダークナイト」は“陰の大作”だと言えると思います。しかも“陰”の方が、パワーがありそうな気がします。

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mori2

5.0映画の将来に希望の火を点す一作

2008年8月5日

怖い

興奮

知的

 この映画は「選択」をめぐる物語だ。死をめぐる選択、生き様をめぐる選択・・コインの裏表を選ぶ(そう、トゥーフェイスのように)かのように、様々な選択が散りばめられている。それは一方が完全に正しく、一方が完全に誤りというものではない。どちらを選ぶかは、主観に委ねられる。ゆえに、葛藤し、苦しむのだ。

 最近では、映画の予告編が面白くなりすぎて、本編を見たときにがっかりするケースが多い。「ダークナイト」は久しぶりに、予告編以上の緊張感と興奮に満ちた映画だ。ヒース・レジャーの演じたジョーカーは下馬評どおり、"素晴らしい"狂人ぶりだった。ニコルソンの幻影を確実に払拭し、自身のスタイルを築く余裕すら感じさせた。ジョーカーはバットマンを倒そうとしていない。むしろ自分の快楽のために、バットマンを必要としている。そしてバットマンもまた自分を必要としていることを自覚しているのだ。この希有なキャラクターをヒース・レジャーは完璧に演じた。ほんとうに惜しい俳優を亡くしたと改めて思う。監督・クリストファー・ノーランにも前作とも、傑作ティム・バートン版とも異なるスタンダードを作り上げようという気概が感じられる。名優や個性的な俳優に囲まれ、かな苦悩を演じたバットマン:クリスチャン・ベイルも存在感を残す。

 アメリカでは記録的なヒットが続いているという。当然だろう。良い脚本、良い映画がヒットしなければ、映画は廃ってしまう。クリエイターの端くれとしては真剣にそう思う。その内容のダークさとは裏腹に、映画の将来に希望の火を点すエポックメイキングな映画となった。

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alt99

2.5見掛け倒しとはこれのこと

2008年8月5日

クリストファー・ノーランは」リアル、リアルと言ってるが、やってることは病院や車の炎上というのだからあきれる。この人には出来上がった映像が見えないのだろう。アクション映画に必要な外連味もない。

リアルのはずの物語にしても古典的な銀行強盗にヒーローの盗聴といったトホホな内容が入っている。ジャック・バウアーにそんなことやらせたらすぐに脚本家クビです。雰囲気一流、中身は三流。興味を引くのはトゥー・フェイスくらいのもの。役者の演技は悪くない。

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ant
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