ダークナイトのレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
ただのヒーローものではない。
正義とは何か、悪とは何なのか。
アメリカの闇の部分も描かれている、社会派の映画でした。
ジョーカーのとんでもない悪役っぷりに魅了されました。
そして何より、クリスチャン・ベールがかっこよすぎる。
最後の闇に消えて行くバットマンが、かっこよくて、哀しくて、切なくて。大好きなシーンです。
身に迫る恐怖
ジョーカーがとにかく強烈。まさに主役食い。
物語の終わり方も、結局ジョーカーの勝ちになってるのが衝撃。
身に迫る恐怖は簡単に人を壊してしまうものだと実感。ゴッサム市民もハービーも、ジョーカーの思うつぼだった。
日の目を浴びない正義の味方はそりゃカッコいいけど、なんかもっとこう、上手く組織的に力を発揮できないものかな笑 一人で背負いこむことないと思うんだけどな〜
ヒースレジャーの遺作になってしまったのが残念。この悪役をもっと見てみたかった。
全てが素晴らしかった
音楽 演技 アクション ほんとに全てが素晴らしかった。
鑑賞する前から、ジョーカーの演技が素晴らしいというのは、小耳に挟んでいました。 悪役にそんな大差ある?と 少しばか疑いながらも鑑賞しました。
素晴らしかった 印象に残ったのは 彼の笑い声 どーしたらあんなに 怖く 印象に残る声が出せるのか、
皆様が ジョーカーを賞賛する理由が よく分かりました。
いままで たくさんの映画を観てきましたが、この映画は自分の映画史上、本当に記憶に残る作品でした。
この映画は、本当に映画館で見たかったです。
ジョーカーの演じられた ヒースレジャーさんは 亡くなられてしまったそうで、もう彼の演じジョーカーは見れないのか、と思ってしまいました。
ヒースレジャーさんが演じる ジョーカーこと 映画史に残る最高の悪役だと思います。
素晴らしい傑作
ヒースレジャー最初で最後のアカデミー賞受賞
いい感じの続編
ジョーカーが印象的です
バットモービルはティム・バートン版の次に好きです
モーガン・フリーマンのドヤ顔は面白かったです
せっかく作ったのに壊さなくてもねぇ
でも、これがあると結局これよりも強い敵が出てこないと映画として成立しないから仕方ないのかも
ハードル上げすぎたのかな
ヒースレジャーやばすぎ
楽しい
物凄い衝撃で、視聴後動けなかった
悪には悪でしか抗えないのか?
ダークナイト・トリロジー第2部。
DVDで鑑賞(字幕)。
原作コミックは未読。
「正義とは何か」「悪とは何か」と云う問いを容赦無く叩きつけて来る作品だな、と…。これまでのヒーロー映画では深く掘り下げて来なかった内容のように思いました。
悪の申し子・ジョーカーの仕掛ける殺人ゲームがエグい。人間の本質は悪だと語り、それを証明しようとするかのように数々の凶悪犯罪を実行に移していきました。
街に蔓延るギャングやゴッサム市警を手玉に取り、暗躍するジョーカー。その怖さたるや尋常じゃありませんでした。
バットマン自身やその仲間たちも標的となり、稀代の犯罪王子の魔手が彼らを追い詰めました。これほどの強烈な悪意を持つキャラクターを、本作のジョーカー以外に知りません。ヒース・レジャーの演技に終始圧倒されっぱなしで、新しいヴィラン像を確立したんじゃないかと思いました。
ジョーカーは常にバットマンたちの裏の裏をかき、正攻法で立ち向かおうとすると、必ずや出し抜かれてしまうと云う悪どさ。正義を振りかざすとバカを見ると云う現実を、イヤと云うほど見せつけられたかのようでした。
ジョーカーが引き起こす事件の代償はあまりにも大きく、多くの人々が犠牲となってしまいました。その結果、さらなる悪の化身が覚醒する始末。ゴッサム・シティは絶望と恐怖のどん底に叩き込まれることになるのでした。
ジョーカーを倒すためには、純粋な正義だけでは通用しないのか。ジョーカーに近い存在になるか、もしくはそれを上回る悪を身につけなければ勝つことは出来ないのか?
バットマンの苦悩が、豊潤な人間ドラマをつくり上げていました。何度も正義の価値観を踏みにじられ、己のポリシーに反する行為で戦わざるを得なくされたバットマン。ラストに待ち受けていた決断に、強く心を揺さぶられました。
どんなに善悪のボーダーを曖昧にされても、正義の可能性を信じたかった彼は、自分自身を生け贄にすることによって、ギリギリのラインでそれを守ったのだな、と…
そして彼は、闇の騎士となった。
[余談]
もはや狂気すらも凌駕する領域にいて、正義と悪に関する価値観を根底から揺さぶって来た本作のジョーカー。演じたヒース・レジャーの素晴らしさは、もはや伝説です。
本作の撮影直後に急逝されたのが残念でなりません。
もっと彼の演技が観たかったです。合掌。
[以降の鑑賞記録]
2010/? ?/? ?:DVD(吹替)
2011/? ?/? ?:DVD(字幕)
2013/? ?/? ?:DVD(字幕)
2020/07/21:Netflix(字幕)
2020/12/01:Blu-ray(吹替)
2022/11/23:Ultra HD Blu-ray(字幕)
※修正(2024/05/22)
2010年以降のアメコミヒーロー映画の概念を変えた傑作
ゴッサムシティに現れたピエロのような風貌をした謎の人物、ジョーカー。
ジョーカーがバットマンの正体を世間に晒させようと劇場型の犯罪を繰り返し、人々を恐怖のどん底に陥れる様を描いたリブートシリーズの2作目にして、10年代以降のアメコミヒーロー映画の概念を変えたとも言える傑作。
ヒースレジャーのことは全く知らない。正直死ぬ間際にジョーカーを演じたことで過大評価されてる感もある気がする。
ただ確かにこのジョーカーはすごい。
ジャックニコルソンが演じたコミカルながらも狂ったジョーカーとはまた別な狂ったジョーカーを見事に演じ、アメコミ原作映画ながら第81回アカデミー賞助演男優賞を死後受賞したことはとても有名な話の様子。
もはやジョーカーが出てるシーンがだいたい名シーンになってしまう。
好きなシーンは最初の銀行強盗前にワゴンに乗り込むシーンから最後に宙吊りになるシーンまで全て。ホントにそんな勢い笑。
真面目に言うとどデカイ車をワイヤーを用いてひっくり返され、バットモービルで突っ込んでくるバットマンに対し仁王立ちで挑発するシーン。振り向き様も完璧。
彼の素性など様々な部分が謎なのもいい。
ジャックニコルソンのジョーカーは元ギャングで実はブルースの両親を殺した張本人であるのだが、こちらのジョーカーは一切謎。
さらにいうと喋ってることも謎。彼の姿を目に焼き付けたくて必死に見ていても言ってることが抽象的かつわけがわからないため全然集中できない。
そういった意味でも狂っている。口が裂けている理由も何通りもあるのだろう。てかあれホントに裂けてるんだねメイクじゃなくて。
ジョーカーの唯一の目的としてあるのがバットマンの正義の考えを捻じ曲げてやりたいという純粋な悪意。人間誰しもが心の奥底では必ず悪意があり、それはバットマンにも存在することを証明することが彼にとっての愉しみなのである。
だから彼は何度もバットマンに自分を殺させようとする。しかし逆に自分からバットマンを殺そうとすることはしないせっかくのオモチャであるわけだから。彼にとっては全てゲームで、自分がバットマンに殺されたとしても、それは自分の勝利であるわけだから構わないのだ。
多分この部分が根本的にイかれてる楽しければなんでもいいの極致を体現した存在が彼なのだ。
ここまで散々ジョーカーを褒め殺した上に冒頭でこの映画はジョーカーの映画といってしまったがもちろんこれはバットマンの映画である。
バットマンとして悪を裁いてきた自身よりも正義の名にふさわしい存在、地方検事のハービーデントにゴッサムシティの未来を預け、バットマンの引退を考え始めるブルース。
しかしジョーカーの巧妙な罠により、怒りに身を任せてしまったハービーはあらゆる人間の罪をコイントスで決めてしまう怪人トゥーフェイスと化してしまう。
犯罪件数の減らないゴッサムシティにとって
正義の象徴であり、光の騎士と称されていたハービーデントでさえも悪の心を持ってしまったことが証明されたことによってゴッサムの人々の希望に影が指すことを回避しようと、ハービーの罪を被り逃走したバットマンの崇高なる自己犠牲の精神は従来のヒーローの在り方を遥かに超えた高みにあったと思う。
自分の存在を消すことでハービーデントの罪を被り、ゴッサムシティを守ったバットマンこそがDark Knight=闇の騎士なのであるというゴードンのセリフをバックに光に向かって逃走するバットマンをラストシーンに堂々の幕切れ。
今作のラストシーンは多くの映画シリーズの中でも史上最高クラスに素晴らしいと思う。
全体の構成として7:3くらいでジョーカーな映画ではあるかもしれないが、間違いなくバットマンの映画であるし、最もバットマンの存在定義に関して突っ込んだ解釈を提示している作品とも言っていいと思う。
ジョーカー観たさに単作で鑑賞するのも決して間違いではないが、シリーズ各作のバットマンの存在定義を知ってから観るとより楽しめると思う。
新三部作におけるバットマンの「挫折」を描いた作品。紛れもない名作ですね。
2015年07月25日(土)1回目
2016年01月30日(土)2回目@新文芸座ダークナイトトリロジー
2018年02月03日(土)3回目@ユナイテッドシネマ浦和IMAX
2020年09月05日(土)4回目@Netflix
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