「善と悪は表裏一体」ダークナイト @花さんの映画レビュー(感想・評価)
善と悪は表裏一体
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果たして悪とはなんだ?
言うまでもなく名作。
脚本、演出、俳優どれをとっても満点。
ジョーカーが序盤から怖すぎる。
久しぶりに震え上がるほど怖いヴィラン。
笑いながら昆虫の羽をむしる子どもみたいに狂気を楽しんでる。
ヒースレジャーの怪演が素晴らしい。
本当にギレンホールと雪山でイチャイチャしてた人ですか?(※ブロークバックマウンテン)って疑うくらい人相が違う。
物語の中盤になるとトゥーフェイスも登場。
序盤で丁寧にキャラクターを描いているからこそ、正義が闇落ちする瞬間が光る。
アーロンエッカートのコイントスは自分の命すら天運に委ねる絶望が描かれていて良かった。
魅力的なヴィランに挟まれてバットマンがくすんでしまうのでは?と危惧していたけど、絶望しても人を信じようとする心がウェインには残っている。
それが、バットマンになるかヴィランになるかの違いだ!と感涙してしまう。
レイチェルも本当、早い者勝ちだったよ。
手紙を渡さないアルフレッド。
アルフレッドはバットマンシリーズの良心担当だよね。一番ブレない。
自分の世界を取り巻く人間が善良なら、人を信じていられる。
一番信じて欲しい相手が自分の正体を知っていてくれる。
些細なことかも知れないけど、一番難しい人間関係を続けていく力。
人を信じようとする力が世界を変えうるかも知れないと希望を持てるラストだった。
円盤は持っていないけど、定期的に見返したくなる良作。
もちろん、胸を張って人にオススメできる。
劇場で観てから、何度も見返すくらい素敵な作品です。
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