「人間の本質を問う」ダークナイト ちゆうさんの映画レビュー(感想・評価)
人間の本質を問う
人間の持つ、身勝手な部分、適当な理屈をつけては正当化しようとする醜い部分をジョーカーというMCを通して、余すところなく展開されます。
所詮、人間は 醜い部分を隠すために着飾っているにすぎないのだ。うわべだけの存在なのだ。
ジョーカーの欺瞞的でない笑い声だけが本物に感じる。
ジョーカーのメイクこそが人間のあるべき顔であって、我々の顔こそが実は虚飾にまみれた愚かな姿とは言えまいか?
悲しいくらい人間の恥部をさらけ出してくるノーランに脱帽
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