「痺れる。とことん。」ダークナイト bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
痺れる。とことん。
もう、いきなりだもんなぁ。知らんかったもんなぁ。ダークナイトやります、IMAXです、4DXです、だとお? この誘惑に勝てると思う?と言う事で、無抵抗でIMAX選択。コロナ明けリバイバルで一番混んでたのはローマの休日だったけど、それに次ぐ人の入りでした。
緊迫感の持続。鬼畜ジョーカーのトラップで、一時もココロ休まらないし、低音響かせる音楽の迫力。つきまとう恐怖感。ノーランの世界観がIMAX効果で全部2倍になった気がする。
と。やっぱりジョーカーは、こうでなくっちゃ!
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これが公開された2008年は訳アリで、映画館から遠ざかっていましたゆえ、劇場では見てないんです。ぶっちゃけて言うと、タイに居たんです。タイ語字幕で英語の映画見ても、訳わからんやないですかw
しかし(多分)翌年には海賊版のDVDが出回りました。即買いました、安いし。家で見ようとしましたが、バッタもんのコピーなので「字幕」の言語が選べません。ハングル字幕で見ました。笑えまっせ、ハングル字幕!よって、まともに見たのは帰国後の2012年か2013年、レンタルのDVD、自宅の42型の画面。だからだからだから。今回、IMAXで見れて本当に幸せです!
市民に受け容れられているとは言い難く、苦悩を抱えるヒーロー。容赦なく攻撃を実行し、忖度無く冷徹なヴィラン。一番失いたくなかった人を守れなかったヒーロー。誰も信用できない世界への絶望感と、それを否定するのが「人々の人間性」であったという「お花畑」にしてクールな決着の付け方。
起爆SWを押すと、自分の乗っているフェリーが爆発するのかと思ってたら。「10分前にすべきことを俺がやる」でポイ。「誰もやらないから俺がやる」も静かに起爆SWを戻す。それを見守る人々。
特別な道具も力も無い、無力な人々の覚悟と勇気こそが最強
ヒーローものの子供っぽさを上手く隠ぺいする寒色の世界。容赦なく命を奪う犯罪者。あまりにも残酷なフェイク。人間性を問うオチも含め、もう、何から何まで最高!次は4DX行こうか、もう一回IMAXか考え中w
今晩は
「恐怖と絶望を食べて生きてる」
・・・うーん、ジョーカーの”人を殺すのにはナイフが・・”というとても印象的なセリフがありますし、”人間の尊厳を奪う悦び”のために生きているという事だと思うのですが、サイコパスの気持ちを言葉には出来ないなあ。
精神科医の友人も、サイコパス(身近にも色んなタイプが沢山いるそうです・・。私の同僚にもいます。)の心理状態を言葉にするのは、難しいと言っていましたね。
”どす黒い孤独を、快楽で埋める事で壊れかけた精神状態を保っている・・”と、友人は言っていましたね、昔。
では、又。
> 低音響かせる音楽の迫力。つきまとう恐怖感。ノーランの世界観がIMAX効果で全部2倍になった気がする
イエス、イエス!IMAX 最高でした。恐るべき重低音に、押しつぶされました。
中国語版MVをYouTubeで見ましたが、耳心地良かったですよ。何いってるかわかりませんが、すごく繊細な歌に聴こえます。
私も「最愛」はカラオケレパートリーです(笑)
IMAXおめでとうございます!
北陸にはIMAXありません。一度経験してみたいです♪
で、今金沢でやってるのは4DXなんですが、4DXを2時間超体感すると多分くたくたに疲れてしまいそうなので、今回はパス!