「アメコミ映画の範疇を超えて」ダークナイト h.h.atsuさんの映画レビュー(感想・評価)
アメコミ映画の範疇を超えて
映画史に残る名作のひとつであることは疑いようがない。今回はリバイバルIMAX版で鑑賞。
「自分は善悪の判断がきちんとできる」と考えるのはヒトの浅はかな考えに過ぎない。
プレハブのようなヒトの価値観は、外部環境やメディア、周囲との関係性であっけなく壊され簡単に変わっていく。
TwoFacesのコインの表裏のように簡単に善にも悪にも「変身」できてしまう。
Jokerはディストピアな「人間社会」でありTwoFacesは「わたし」なのだ。
今の日本社会において、フェリーの「奇跡」がおきるようには哀しいかな、まったく感じられない。
コメントする