「三つ巴」ダークナイト ユージーンさんの映画レビュー(感想・評価)
三つ巴
2019年の「ジョーカー」を観て、いてもたってもいられず、再三の視聴。
豪華俳優陣による人気コミックの映像化は、圧巻の一言です。
今作の主人公は、バットマンであるブルースはもちろん、彼と敵対するカリスマ的悪役であるジョーカー、街を平和にするために奮闘する新米検事のハービーの三人であり、彼らのそれぞれの行動を追うようなストーリー構成には、すこし見逃すと混乱してしまいそうになりますが、俳優陣の熱演がそれをさせないほど見入ってしまう、紛れもない傑作でしょう。
とくに、ジョーカーを演じた、今は亡きヒース・レジャーの演技は最高です。大胆不敵、という言葉を体現したような存在であるジョーカーの狂気や軽妙さを、ものの見事に表現しています。彼の撮影における裏話(アドリブやメイクへのこだわり)を知るにつれて、この作品の魅力が増していき、いつ観ても、何度観ても飽きることがありません。
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