劇場公開日 2008年8月9日

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「最高のヒーロー映画」ダークナイト スパイダーマンさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0最高のヒーロー映画

2016年3月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

やっぱりノーランは人間の感情を描くのが上手い。いい。この映画でやはり賞賛されるのはジョーカーに扮するヒースレジャーの演技でしょうか。

ジョーカーはただ狂って破壊と殺人を楽しんでいるだけのように描かれています。確かに彼は狂人的ですが、彼の台詞ひとつひとつを取ってみると、人間の本質を突きつけられるような、半ば的を射ているような発言をするのです。

でも街の人々がジョーカーに屈しなかったシーンがあります。そこで安心するわけですね。人の心はこんなに弱いものではないと。

善と悪とは何なのか。正義とは何なのか。
バットマンは街が最悪の状況に陥り、秩序など全く崩壊してしまっていても決して諦めませんでした。
どこにでも犯罪が存在するこの世の中、バットマンというヒーローは現実にいないとしても、他人事ではないなと思います。

それにしても全員の演技がいいですね。個人的にはアルフレッドを演じるマイケルケインの演技が好きです。

スパイダーマン