地球が静止する日のレビュー・感想・評価
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あれだけ引っ張ったくせに、最後があっけなさすぎ~!
残念ながら、ロバート・ワイズ監督作は観ていない。前作を知らないので、新鮮に観ることはできたが、スピルバーグ監督の『宇宙戦争』を観た時のような失望感が漂った。素直な性格でないせいか、「あ~よかった」と思えないのだ。「どうしてこうなるの?」としか感じられない。異星人姿も違和感がないキアヌーだが、あの『攻殻機動』のパクリの『マトリックス』の人間発電機をほうふつとさせるシーンが出てきて、キアヌーの裸はかくも美しいと思った。ウィル・スミスの息子は初めて観たが、媚を売らない演技で好感が持てた。でも、元版がそうなのかもしれないが、お話が突っ込み不足・・・ 簡単すぎる。納得できない。お金はかかっていると思うし、俳優の演技も悪くないと思うが、脚本が悪い。
いかにもハリウッド作品
単純に楽しめるという部分と、ちょっとありえないだろと距離を置いて見てしまうような部分とがあって、評価に悩む映画です。
「地球が静止する日」というタイトルの意味が最後の分かるのですが、その点は良かったと思います。
ほとんど宇宙人キアヌとドライブしてるだむじゃん!!
予告編でトラックやスタジアムが灰になっていったりしてパニック状態になるのかと思ったら、あれはラスト近くにしか現れず、ほとんど宇宙人キアヌをジェニファー・コネリーとウィル・スミスの息子がドライブするというか送り迎えするだけの話で宇宙人の目的も「ドラえもん」の映画でよくある人間たちが地球をダメにしていってるから地球を守るために人間を絶滅させるというものでちょっと一昔前のテーマすぎる感じがする(>_<)
リメイクだから仕方ない気はするんだけど、それだったらこんなものリメイクしなきゃいいのに(>_<)地球よりもこの企画を静止するべきだったね(@_@)
エコバックが普及しレジ袋が減少してきたなど少しずつエコを気にかけてきている人類をさらに焦らせようとしているのかもしれないけどこの映画からメッセージ性を感じさたいとしたらもっと印象的な作品を作ってもらわないと意味がないよ(._.)
何が悪いかって何もかもだけどあえて言うなら全体的に静かすぎてイマイチ世界の終わりという感じが伝わってこないということ(>_<)まだ気分爽快なパニックムービーにした方がメッセージ性も伝わると思うよ(O_o)
人間は変われると言いながら宇宙人が地球にやって来た意図はほとんどの人類がわかっていないまま帰ってしまったから結局同じなんじゃないの??
2,3人が「これは地球を大切にしなから起きたことだよ~」って言ったところで無駄だからまた何年かしたら別の宇宙人がやってくるんじゃないの??
もう疑問は尽きないし駄作としか言いようがないね(._.)
思いっきり≪ネタバレ≫で、行きます!
1951年製作の「地球の静止する日」(観てないよ!!)のリメイクである(ベースとしている)本作。ホントに久しぶりのキアヌ・リーブス主演作(彼の場合、なぜか“久しぶり”って気があんまりしないんですけど…)。予告編が大変面白かったので、期待して観に行ってきました。
非常に面白い設定と、面白いストーリーだと思うのですが…、何なのだ?この映画全体から漂ってくる“グダグダ感”は?!今回は思いっきり≪ネタバレ!≫で書かせていただきますが、クラトゥの仲間達は、70年前から地球に潜入して『人類を滅ぼすか否か?』ということを調査しておったのです。で、その仲間というのは、70年間人間の姿で、人間として生活し、表面上年老いて更には孫までいる(もちろん人間の)という設定で、クラトゥの前に姿を現すのです。そしてクラトゥに『人類を滅ぼすべき。彼等は変化しない』と告げるのです。『地球を救う』=『地球を破壊し続ける、人類を滅ぼす』ってことだったのですね。なるほどそれは仕方のない(?!)話かも知れません。しかし、次の瞬間その年老いた“潜入工作員”は、次のような驚くべき台詞を吐きます。『私は、この星に留まり彼等と共に滅びる』要は一緒に生活してきて、“情”が移ったってことらしいのですが、それならそれで人類を滅ぼさないでもやっていける方法を考えたらどうやねんな?いや、この工作員の意思が最後まで反映されるのなら、『任務に忠実な、素晴らしい考え方だなあ』と納得も出来るのですが、最終的にこの“70年掛かって導き出された答え”は、僅か1日(ですよね?映画の設定として)だけ、人類(それも限られた、ごく少数の人間)と接したクラトゥによって覆され、人類滅亡への攻撃は中止されるのです。曰く『人類は変われる』と…。
そう、この映画では“70年<1日”なのです。んな、アホな…。だったらこの年老いた工作員の70年間は、一体何だったのさ?潜入して、必死になって地球で生活してやってきた彼が、あまりにもカワイそうじゃあないか?そんなことなら事前調査なんぞせず、いきなりクラトゥがやって来て『攻撃開始!』ってやったらいいんじゃないのか?この工作員の、血と汗と涙の70年間を返してやれや~!!
あ、少し取り乱してしまいました(^^;。でも導入部が非常に面白かっただけに、クラトゥが地球に上陸してからが、あまりにもグダグダになってしまったのが、とても残念に思えてなりません。吾輩、特にこの“潜入工作員”のことがとても哀れに思えてしまって、途中からストーリーに没頭出来ませんでした。コレって、今の不景気な時代のサラリーマンや、派遣社員にも通じる話ですよね。一生懸命やってきたのに、その積み重ねなど無視されてしまう…。何かSF映画には思えないんですよね、この展開…。
その“SF超大作”という意味で言うと、予告編で観て期待していた映像関係は、本編中に予告を超えるような映像は、ハッキリ言って存在しませんでした(アカンがな)!予告編で殆んどすべて見せちゃってます。これも辛かったな~。
でもまあ、正月公開映画特有の『超大作です!』っていう雰囲気は、何故かこの映画プンプン持ってますので、その特有の雰囲気を味わうには、ピッタリの映画なんじゃないかと思います(フォローになってねえ~(>_<)。
それでいいのか…
結局なんで地球を破壊するのをやめたかというところがあまり説得力がなくてあっけない結末。あの程度で人間が変わると思ってしまうのは単純すぎのような。ジェニファー・コネリーの知的な美しさだけは楽しめました。
宣伝負けかな?
正月映画では、ウォーリーと並んで大きく紹介されていますが、見る人によっては賛否が分かれると思います。
僕の感想としては、ガッカリでした。
最近のハリウッド映画では、環境問題?(ハリウッド映画で環境的?問題を扱った映画のほとんどがエンターテイメントに走っていますが)が頻繁に取り扱われています。ウォーリーでもそうです。
ただし、お国柄本気で環境問題を考えていません。
しかし、この映画では、ディズニーのような安心できる面白さや、スピルバーグのようなアイディア、タランティーノのうな格好良さ、ソダーバーグのような真面目さもありません。
CGもありきたり、ドラマ的な深みも感じることができませんでした。
レンタルで十分だと思います。
今期最悪
最近SFXのお披露目の意味あいしかないハリウッド映画が多すぎるがこの映画もまさにそんな作品のひとつとしか言いようがない。
そんな訳で画像的にはまあまあ・・・ただし目新しいものはない。
ロボットのデザインが昔臭くて間抜け(w
リメイク版なんだからもう少しどうにかならなかったのかなぁ?
見ていて気恥ずかしくなるレベル。
ストーリーはつっこみどころ満載。
70年地球に潜伏して調査した調査員一人の意見を鵜呑みにして攻撃を仕掛けたと思ったら、たった一組の義親子の関係修復に「君達は変われる」といきなりの攻撃中止。これじゃあ、攻撃で死んでいった人や自然は浮かばれないし、70年間調査した調査員の立場は・・・でもその前に地球を成敗しに来た宇宙人ってどんな正義なんだよと疑問だらけ。
いちいちあげていたらきりがないけれど、エコロジーを問題提起している風で実はこの映画を製作しているアメリカという国が、いかに邪魔な存在と判断するやいなや攻撃を仕掛けるメンタリティーを持ち合わせているかということの方が大問題!と思わせてくれる。
たぶん政策サイドはそんなこと考えてもいないんだろうけどね。
とにかくまともに見たら腹が立つこと間違いなし。
いろいろな意味でありきたり、古臭い印象。
自分はロイヤルプレミアで生キアヌを見に行ったんだからそう思えば正規の料金も諦めがつくけれど、おまけなしで見る価値はないと思います。
地球が静止する日
予告であった、東京タワーが崩壊するシーンが、本編ではなかったのが残念です。
最後もなんとなく、終わった感じで、もうここで終わりなの?
尻切れトンボです。
SFXを見るにはいいかも。
未完成?
周りが言うより良かった
う〜ん!浅い話
映画のメッセージ性がと言われますが他の映画や教養番組でも最近よく言われている「地球から人類が居なくなれば数百年で緑豊かで生命に満ちたなすばらしい星に成る」だけで特に目新しくはない。純粋に特撮SF映画として見れば立派なB級映画だと思う。内容もアメリカ人は何でも自分たちが世界で一番だと思い込んでいて、直ぐに破壊行動を取るという現状を正確に描いている。キアヌの無表情な宇宙人が適度に不気味で良かったし、ウイル・スミスの息子もあのひどい役を必死に演じて、アメ人の大好きな家族愛的な要素を出そうとしていた。ロボットがマイクロマシンと化して破壊するシーンは予告編で殆ど見せてしまったので新たな驚きはない。最後は放置状態でこれからどうなるのと考えさせるつもりなのでしょうが、ラス前の大統領の行動から、アメリカ人は全く変わらないで破壊を続けるでしょうと予想できる浅い映画。半額ならともかく正規料金ではちょっと・・・。正月休み暇ならどうぞ、DVDでも十分満足出来そうな映画です。
思考回路が静止した日。
あの『ウエスト・サイド物語』のR・ワイズ監督が
1951年に発表した『地球の静止する日』をリメイクした本作。
原版はもちろん観ていないのだが(こうなるとすごく観たい!)
なんで邦タイトルが違うんだ^^;「の」と「が」の違いって何よ?
ま、いいんですけど。。。
原版は冷戦時代の話ということで「核」がメインになっている
ようだけど、今回のは「コレ」という理由もたいして語られず、
とにかく全人類が滅亡すれば、地球が助かる。という…^^;
どう納得すれば?そんなことを考える隙を与える気配もない。
…唐突!いきなりクラトゥは逃げちゃうし。黒スーツで…。
逃げたと思えば、マックでお仲間と待ち合わせ&打ち合わせ。
…なんでマックなんだ?(爆)
でもって、あの爺さんと話して「よし。実行していいんだな?」
ってアナタ…。そんな簡単にぃ…?
バーガーを食べてる子供を背に、アッサリと片付く話し合いに
私の思考回路の方がすっかり静止してしまったxx
そっか。まぁ人間は…悪いことしてきたんだよな。地球に。
(言いたいことは分かる。しかし異星人の生活も知らないぞ。)
頭の良さそうなJ・コネリー博士が味方となって彼を説得する。
亡夫の連れ子、小生意気なJ・スミスに手を焼いている継母。
ありがちなパターンとして宇宙人が地球人に恋でもするのかと
思ったが、それはなかったので一安心^^;
しかし子供との触れ合いも大して描かれないため、感動がない。
さらにその後も何もないもので、さらに唐突度が深まるばかり。
物語に起伏がないのは原版も変わらないようだが、
昔の映画とあって、その人間的(宇宙人ですら)な描き方に
まだ深みがあるようだ。今回の描き方では、どっちづかずで
それぞれのキャラの必要性が感じられないのが残念。
キアヌ鑑賞には(カッコいいので)もってこいの作品なんだけど。
(そっか!?トミー・リー・Jも、クラトゥ一派だったんだねぇ)
全然環境問題らしき前振りが皆無なのが問題。それでも本作は本当に宇宙人から地球に向けた警告メッセージなのかもしれませんね。
VFXには巨額な予算をかけていて、巨大な競技場が一瞬にして消えるなどさすがハリウッド映画ならではとは、ため息ついたしだいですぅ。う~む(^^ゞ
それにしても、話が陳腐すぎます。
異星人に対峙するアメリカ軍と大統領は、抵抗しても無駄だと解っているのに、恐怖心から攻撃してかえって被害を増やしてしまうことを繰り返してしまうところなんぞ、アホとしか思えない所行。
これでは、クラトゥに地球人は野蛮な危険分子と思われても仕方ありません。もう少し、国家の意思決定においてどんな葛藤があったのか描くべきでした。
クラトゥも一つの人類の生殺与奪をジャッジする権限を持ちながら、たった一人の親子の愛情に感激して、地球をあっさり許してしまうところは単純すぎるお人好しです。
もちろん伏線はありました。
何年も前に地球に潜り込んで地球人を観察してきた先輩異星人と再会したとき、クラトゥが気になる一言を先輩は言い残したのです。
たとえ地球人と共に死ぬことになったとしても、私はここに残ると。言葉に言い出しがたいが、地球人に惹かれてしまうところがあって、離れるわけにはいかないというのです。愛の力は、異星人の心も動かすのでしょうか。その一言が、ずっとクラトゥの疑問となって、判断を変えていくきっかけとなったのです。
先輩異星人が、たとえ死ぬことが必至でも地球に残ると言わしめた愛情物語はぜひスピンオフしてみてみたいものです。
一つの星の運命を決めるなら、クラトゥはワールドワイドに世界各地で暮らす人類の慎ましく生きている人たちにもとも対話すべきです。HEROSだってヒロ中村を登場させて、日本に敬意を払っているのですから、クラトゥの地球第2位の経済大国を完全に無視しているところは、日本人として許しがたしですなぁ。
そして異星人が人類を地球の生存のために抹殺する動機がよく分かりません。リメークされる50年前の前作では、冷戦時代のさなか核兵器を禁止させる目的がありました。
これは実際にアメリカの核基地ロズウェル上空に1947年7月大量のUFOが渡来したように、宇宙人が地球を監視続ける動機になっています。
もしアメリカとイスラム原理諸国との間で、核大戦の危機が現実となったら、『地球の静止する日』同様の事態が起こる可能性は高いでしょう。
けれども監督は設定を変更し、環境問題をやり玉に挙げています。だけれど全然環境問題らしき前振りが皆無なのです。
むしろクラトゥが問題にしていたのは、地球人同士のいがみ合う心、その悪想念の集積を断罪していたのではないかと考えた方が、ずっと辻褄が合います。それだったら、一人の親子の愛情を見ただけでも、地球人の霊性が向上していく可能性を信じて、とりあえず撤退しようとしても不思議ではなかったでしょう。
ところで、クラトゥはなかなか悟りの深い異星人でありました。ヒロインのクララの血の繋がらない息子ジェイコブがクラトゥを父の眠る墓所に招き、父親を不思議な力で蘇らせてとせがむときの一言。
「悲しみことはない。いのちに終わりがないから。」と。いのちが輪廻転生することはは、仏教だけでなく宇宙の法でも常識であったようです。
陳腐なストーリーながら、クラトゥが語る人類への警鐘は、無視できないほど妙に説得力があります。
小惑星接近など、2012年周辺に地球規模の危機が騒がれている現代に、単なるSFとして笑い飛ばしていられないシリアスな問題は多々あります。
ひょっしたら、本作は本当に宇宙人から地球に向けた警告メッセージなのかもしれませんね。
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