「畑中少佐と重ねて」ワルキューレ カメさんの映画レビュー(感想・評価)
畑中少佐と重ねて
個人評価:4.5
宮城事件と重ねてワルキューレを見ずにはいられない。
国家とはなんかのか。お国のためとは。守るべきものは国民なのか祖国なのか。
思想や立場は違えど、強硬手段へと突き進むシュタウフェンベルク大佐と畑中少佐とを重ねて見てしまう。
トム・クルーズの演技は言うまでもなく素晴らしく、また実話とはいえクリストファー・マッカリーの脚本にも脱帽だ。
ナチス政権下の軍隊が一枚岩ではなかった事にも驚きを覚え、反体制側が目指すもの、国民主義とは何かなども考えさせられる。
第二次大戦下を描いた数多の映画の中でも、後世に残す名作だと感じる。
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