「アメリカ人による」ワルキューレ りかさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカ人による
英語での台詞云々は置いておいて。トムクルーズが何故この作品を作ったのか考えたらやはり、(こんなドイツ人もいたんだ。)を世に知らしめたかったことだと思う。実際、私は知らなかった。以前あの爆発のシーンを違う作品で観た記憶があるが、他の記憶が曖昧でこの事実が残っていなかった。
大概の作品では、
ドイツ=ナチス=残虐に描かれているが、当時の軍人や一般市民の中には憤りを持っていた人は少なくなかった筈。『シンドラーのリスト』のシンドラーとは少し違うが狂っていないまともなドイツ人がたくさんいて自国の正常化の為には命も顧みず行動にうつす人達を記憶に留めて欲しいという願いが込められていると思う。
ドイツ以外の国が作ることで必要以上の美化もなく冷静な思いで作られた作品となっているかと思う。
追記
本サイトではアメリカ🇺🇸制作となっており調べましたらやはりドイツ🇩🇪との合作でした。ただ、記載されている監督脚本家撮影監督プロデューサー皆アメリカ🇺🇸でした。
wikiでこの大佐は、反ナチとしてドイツ🇩🇪国民に人気があったこと。熱心なカトリック教徒だったことが記されていました。
しかし、トム•クルーズは、サイエントロジーというドイツ🇩🇪国民の印象としては悪質なカルト入信者である為、大佐本人の息子も含めドイツ🇩🇪国民から拒否反応があったようです。
本監督はできるだけ実際の建物等を使って撮影してましたが、ドイツ🇩🇪は、国防軍関連施設での撮影許可せず2ヶ月後に撮影内容に今ある民主主義国家としてのドイツ🇩🇪を描く条件で許可されたようです。
コメントありがとうございます。
トム・クルーズが暗殺実行犯を演じるなんて、それ自体に驚きがありますよね。
なんかどんでん返しが用意されてるのかな?なんて淡い期待を持ってましたが、史実通りのエンディングで、ちょっとだけ(笑)、がっかりしました。