「サスペンスが盛り上がらなかった・・・」ワルキューレ 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)
サスペンスが盛り上がらなかった・・・
要人暗殺物と言えば、やはり「ジャッカルの日」を思い出してしまう。なぜ、この映画がいまひとつ緊迫感に欠けたかというと、暗殺を実行する側からしか描いていないからではないかと思った。ジャッカルは違う。フランスの警察側も描いていて、あと一歩のところで取逃がしたり、そういうエピソードがあったからこそこちらはわくわくドキドキしながら観ることができたのだ。その点でつまらなかった。もちろん、いろいろな評で指摘されている配役が適切でなかった点もある。トム・クルーズにドイツ人は嘘っぽい。もろ、アメリカ人だもの。まだ、イギリス人の方が許せた。でも、ドイツ人よ、怒るなかれ。日本人だって「さゆり」で中国人に演じられたんだから。トムが演じたおかげで話題になって、今まで世界であまり知られていなかったこの事件に脚光が浴びたのだから!
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