「トムの騎行。」ワルキューレ ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
トムの騎行。
えぇ!?あのトムちんがドイツ人将校役ですか~?と
誰もが思うほどドイツ人には見えない男前スターのトム。
(でもドイツ系の血も入ってるんだそうで^^;)
しかしながら物語が始まると、軍服姿が超!似合う。
本当にこの人は「制服俳優」なのだなぁ~と改めて実感。
なぜT・クレッチマンをはねのけて(爆)トムちんがこの役を
得たのかと思ったけど(私はクレッチマン氏でも良いぞ♪)
実在した大佐ご本人もかなりの男前!…というわけで、
「オトコ」を描くなら僕にお任せください。と言わんばかりの
B・シンガーが、オトコだらけの世界観を見事に纏めあげ…。
でもこの人の演出って、どうも前半がイマイチというか^^;
私的に盛り上がりに欠けるので、いつも眠くなる…のだが、
今回は目を見開いて、頑張って!観た。中盤からグイグイと
引き込まれ、後はラストまでドキドキハラハラで物語は進む。
ヒトラー暗殺計画。というのはそれまでに沢山あったようだ。
私は殆ど知らなかった。この作戦は最後の作戦となったのね。
結局ヒトラーがその後どうなったかを私たちは知っているので、
この計画のどこがまずかったのか。なぜ失敗に終わったのか。
をお浚いのように観ていくことができるのだが…。
私にはやはりあの3時間が気になる。
もしあそこで…もっと早くこの作戦が遂行されていたなら。。
クーデターなんて(言い方悪いけど)早いもん勝ち!だと思う。
実態が見えないうちに逸早く先手を打ってしまえばいいのだ。
だからスピードと決断力が必要になるのだが、この大佐の
実行力を持ってしても、上の将軍たちがねぇ…(保身に喘ぐ)
厳しい決断だったのだろうが…あ~もう!!って感じだった。
トムちん以外にもキャストが豪華すぎて^^;恐ろしいくらい。
彼らを使う計画の方が遥かに難しかったろうに…なんて思う。
B・ナイ、T・ウィルキンソン、T・スタンプ、K・ブラナー…
(目玉が吹っ飛ぶくらいのギャラなんだろうな…すいません^^;)