「難しさとつまらなさと睡魔と根比べ」天使と悪魔 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
難しさとつまらなさと睡魔と根比べ
『ダ・ヴィンチ・コード』に続く、ロバート・ラングドン教授が活躍するダン・ブラウン著の世界的大ベストセラーを映画化したミステリー第2弾。
尚、原作ではこちらがシリーズ第1作目。…ややこしい。
見るのはおそらく劇場で観て以来。
クライマックスのスペクタクルなシーン以外、ほとんど内容を忘れていた。
ローマ教皇が亡くなり、4人の時期教皇候補が誘拐。
ある研究所から核にも勝る破壊力を秘めた反物質が盗まれる。
秘密結社イルミナティの陰謀を阻止すべく、ラングドン教授が奔走する…。
今回は宗教×科学といった趣向。
相反する二つの思想。
それぞれの尊い点、悪しき点を突き、それぞれの在り方なんかも映画的娯楽に絡めて描いているのだろうが…、
相変わらず観客置いてきぼり、登場人物たちだけで勝手に謎を解いていく高難易度ミステリー。
話の中身はさっぱりで、面白味も全く伝わってこない。
一応ジャンル問わず多くの作品を見ているが、どうもこのシリーズだけは…。
日本の一般観客で、本当に話やテーマ性を理解して見ている人、居るんだろうか…?
シリーズ、良いのはハンス・ジマーの音楽のみ。
難しさとつまらなさと睡魔と根比べ。
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